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社会

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2022年1月の記事一覧

「元気」がきもちわるい・・

「元気」がきもちわるい・・

かつて「Web 2.0」ということばが流行ったが、みんなが使っているわりにはなんのことやらわからないことばだった。

震災の直後には「寄り添う」ということばもはやった。ただし、響きはいいけど、具体的になにを意味しているのかがわからなかった。

「遺憾」というのも空疎なことばだ。日本政府はなにかがあるたびに遺憾の意を表明するので「遺憾砲」とよばれる。北朝鮮がミサイルを発射すると、すぐさま遺憾砲を発射

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日本人の勝ち方とは

日本人の勝ち方とは

アメリカのコンテンツ産業はいまでこそ世界の王者みたいに見えるが、けっこう迷走していた時期もあった。すくなくともホラー映画のジャンルでは、1990年代の終わりから2000年代半ばまで長く低迷していた。

『リング』に代表されるジャパニーズ・ホラーに席巻されたのが原因だ。

1980年代のアメリカン・ホラーは『13日の金曜日』のようないわゆる"スラッシャー映画"というやつだった。ジェイソンみたいな馬力

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知らない人に会うと幸福感が上がる

知らない人に会うと幸福感が上がる

以前、「知らない人と会うと幸福感が増す」という研究についてツイートしたことがある。コレです。

これを実感するできごとが今日あった。ひさしぶりに歯科医に定期健診に行ったら、衛生士さんがかわっており「はじめまして~」から1時間だ。それでウチに帰ってくると、やけに気分が良くて気づいたら歌をうたっているんですよ(笑)。

鼻歌じゃなくおもいっきり歌いながら洗い物などをした(笑)。「なんでこんなに気分がい

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そももそジジイなのだろうか。

そももそジジイなのだろうか。

90年代に大学生協より安くパソコンを売っているところはマハーポーシャ(オウム真理教のパソコンショップ)以外になかった。

そして、生協でパソコンを買ったらついでに生協インターネットに加入するのが当たり前だったのである。だって安いんだから。

そういうわけで月額1000円で今日までやってきた。加入暦23年。雨の日も風の日もずーっと生協インターネットである。

しかしその生協インターネットがなんと今年

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外れてくれることを祈ります

外れてくれることを祈ります

昨年12月25日の日経新聞ウェブ版にこういう記事が出た。

オミクロン株とは別の変異種がナイジェリアで発見されたというニュースだ。

アフリカ疾病管理予防センター(CDC)は24日、英国と南アフリカでこれまで確認された新型コロナウイルスの変異種とは異なる、新たな変異種がナイジェリアで見つかったと発表した。

これについては書こうか書くまいか2週間くらい迷ったんだけど、思い切って書いておくことにする

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もうちょっと適当にやりましょう

もうちょっと適当にやりましょう

いまは男性女性とすっぱりと分けられない時代ではあるが、男性性と女性性というふうに考えた場合になんにもちがいがないとはいえない。

ズバリ男性とは、どれだけまじめに見えてもどこかしら不真面目で不謹慎な部分を残している生き物である。

逆に女性はどれだけいいかげんにみえてもどこかまっすぐすぎる部分を残している人たちだ。

クルマの運転を見ているとわかる。前進しているときに意識がまえに100%向かってい

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貧しさについて

貧しさについて

ぼくは半年に一回実家に帰省するのだけど、その理由はトイレを掃除するためである。これはユーモアでも皮肉でもなんでもない。文字通りの意味で、「父親のよごした便所をクリーンにする」ために感染におびえながら羽田を飛び立っている。

父からは

なぜそんなに頻繁に帰ってくるのか

といつも聞かれるが、そのたびに

トイレを掃除するためだ

と正直に答えている。しかしかれは笑っている。冗談だと思っているのだろ

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大胆なキャリアチェンジが増えてきてうれしい

大胆なキャリアチェンジが増えてきてうれしい

2008年に石井慧さん(北京五輪柔道金メダル)がとつぜん格闘家に転向した時はうれしかったなあ。こういう大胆なキャリアチェンジがようやく日本でもはじまったかとおもうとうれしくてうれしくて。

それまで柔道家やお相撲さんがプロレスラーに転向するパターンはあったけど、うまくいかなくなった人が都落ちするような目で見られていた。

しかし石井さんはバリバリのメダリストでまだ22歳。次大会でもメダルが有力視さ

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