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主役はクラブか体か?

みなさまこんにちは。

今回は

ゴルフレッスンの動画等で

よく議題になる『スイングの主役はクラブか体か』

について考えていきたいと思います。

体の中でも足か腰か手かというテーマについては

以前に述べさせて頂きました。

多くのレッスン動画は、

簡潔でインパクトがあり一貫性がある方が

都合がいいという背景が存在します。

だからこそ

手打ちでいい、体を使え、クラブが主役で体が脇役

などの両極端な

理論が乱立するのではないかと考えています。





結論


から先に申し上げると。。。


どちらかというと

体も意識すべきだと考えています。

このような発言をすると

クラブはどうでもいいと考えていると

思われるかもしれませんが

ゴルフは、ボールをクラブで打ちますので

クラブが良い動きをする必要があります。

これは当然で賛成です。

大切なのはその先の話です。

クラブの動きだけを考えればいいというスタンスではなく

体も意識すべきだと考える理由は

以下の2つです。

理由❶

クラブの動きが何に依存しているかということです。

それは間違いなく各選手の身体です。

体が動き過ぎてクラブの動きが悪い

これを防ぐのも身体の制御の問題だからです。

理由❷

クラブを取り替えない限りは

クラブは明日も明後日も変化がないからです。

つまり、クラブのことを考える人も

細かな調子の波はあるはずで、その原因は身体の変化です。


上記の2つを受け入れらると

クラブを握っている時間以外も練習だと捉える

ことが出来ます。


世界一の選手はクラブ無しのシャドースイングも世界一

一人の選手のなかでも調子が良い時はシャドースイングも良いものだと考えています。

それはなぜか。

理由は簡単で

クラブを握ることでいきなり

180度、劇的に身体の状態が変化することはないからです。

クラブの動きはあくまで結果です。

そしてその結果を

結果が出るまでわれわれが知り得ないだけなのです。

その結果が出る前から、われわれが気が付かない所で

身体の状態は少しずつ変化しているのです。

日によってゴルフが変わるのはなぜか


練習している時は、調子が良かったのに

ラウンドでは駄目だったりその逆もありますが

これは、ラウンド中の短時間ですら

身体は微妙な変化を起こします。


さらに

どんなに練習しても練習時間に占める時間よりも

それ以外の時間の方が多いためです。



とはいえ、

週に数時間または一日数時間練習を

する上でクラブを持った時に

身体の状態が良くなったが良いですよね?

先ほど劇的に変わることはないと

申し上げましたが

実は

理想はクラブの助けを借りて

体を良くしたいのです。当然それがスイングの改善にも繋がります。

理想はクラブを使った練習がマッサージより効果があること


そういった観点で

トッププロを見ていると彼らのスイング以外の

クラブの扱い方や所作に注目することを

オススメします。




手に対して

クラブの重みが

楽なポジションにあるからこそ

フィニッシュで止まれてさらに


ゆるゆるに握った手の中を

クラブの重さを使って

落下させることで

一切の無駄な動きがありません。

また垂直に落下させることは

身体も脱力が進み

軸の形成に良い効果があります。

このような所作を繰り返せば

まるでマッサージを受けたかのような

体の気持ちよさになるのです。

まさに整っていくのです。



身体のことは難しいから、クラブ動きのことだけを考える。は長期的に見て得策ではない


考えるのをやめようになっていませんか?

プロは簡単に上げて下すだけ

ものを叩くようにスイングするだけ

といかにも  馴染みやすいような フレーズが注目されやすいのも

ゴルフを難しいと感じている人にとっては

印象に残りやすいかもしれません。

もちろんセンスが良い人や調子が良い人は考える必要

はありません。

しかし、何かを変えたい

プロと同じように

ゴルフを簡単に感じられるようなりたい人

その人と同じ身体の状態にならなければなりません。


別の身体の状態の人が同じ感覚を共有することは

無理があるのです。

幼い頃はみんな天才だった


大切なことは、今感覚がわからない人も

今と比べると

天才的な体の使い方を

幼い頃はしていたはずです。

だからこそ

身体の使い方の癖を決めている身体意識や脱力の仕方を

体系的に理解して練習に取り組めると

必ず良い体の動きと良いクラブの動きを身に付けていけます。





最後までご愛読有難うございます。


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