海外移住したら「いくつものhome」ができた話~壊れないアイデンティティ~🏠
わたしは大阪生まれで関東エリアで育ち、今はロンドンに暮らしています。「生まれた頃から同じ(または近隣の)地域でずっと暮らしている」という友人・知人ももちろんいますが、親しい友人にはわたしと同じようにあちこち移動しながら生きている人が多いです。類は友を呼ぶというやつかしら?
移住…しかも海外移住をした場合のアイデンティティってどうなるんだろう?というのは、実際に自分が経験する前に興味があった部分。ロンドン暮らしももうすぐ7年になり、それなりに落ち着いて自分の状況を見られるようになってきたので、ここでまとめてみたいと思います💓
イギリス人にとって私はすでに「こっち側の人」
この記事を書こうと思ったきっかけは、イングランド人のお友達に言われた一言でした。わたしが何気なく「キューガーデンの日本フェスティバルに行ってきたんだけど~。ああいうよくできたイベントがあるとホームシックと無縁でいられるのよね」と言ったところ、彼女の反応は…。
「ユリにはもう1つのホームがあるんだもんね!」
というものでした🤣彼女にとっては「ユリはロンドン(イギリス)の人」「そして日本の人でもある」というわけ。イギリス人のこういう感覚は麗しいとわたしは感じます。
「イギリスになじめている」と自覚できたいくつかの出来事
外国に何年住んだら「あなたはこの社会の一員」と感じてもらえるのかは、その人が地域の社会や人々とどのように関わるのかによるのでしょう。わたしの場合、「おっ、これは」と思ったことは渡英後1年後くらいから散発的にあって。ざっと思い出せるだけでも以下のような出来事がありました。
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