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投資的な研究思考

ゆーです。

今日は研究テーマを立ち上げるときの考え方について、ボクなりのものをお話しします。
方針というか方向性というか、そういうものです。
ビジネスにも近いものを感じているので、少しでも参考になれば嬉しいです。

早速、本題に入っていきます。
大きく分けて2つ。

一つ目は単純明快で「すぐに結果が出るかどうか」
これはですね、学生の時もそうですし、企業に入った今でもそうですが、成果がいつまでも生まれないのが怖いと感じるからですね…。

基本的にボクは複数の研究テーマを抱えるようにしてる(詳細は以前の記事で)んですが、結果が出やすいものはボクにとって“保険”です。
仮に、本命が外れたとしても、“いつでも結果を出せることのアピール”と、“小さな成果を積み重ねて大きなものにすること”の2つの狙いがココにはあります。

なので、少々本質からズレたり、「こんなの次につながるの?」と感じても、とりあえず結果を残せる状態にしておく
偉そうに大きなことを言い続けても、成果ゼロだと説得力に欠けてしまうので…。
多少無理やりでも、論理を組み立てることで次に繋げていけるように、保険を張っておくんです。
いざ困った時に、拠り所になるので便利な存在なんです。

成果を出す即効性に対して、もう一つの考え方は「応用が効くかどうか」
まぁ応用が効くものが、“すぐに結果の出ないもの”とは限らないので、結果の出やすいパターンもあります。

でもですね、なかなかそういうのはない。
なぜか?
今後の広がりのあるような研究というのはいしずえになるものです。
そういうものは、新規性の高いものであることがほとんど

ということは?
そもそも新しい発見を探すこと自体に時間がかかります。
成果がすぐ出るということは、何かしらの方法を利用しています。
その時点で礎になっていません。
応用的な研究になってしまっていることが多い。
なので、当然「応用の効く研究」になれないんです
(言葉遊びみたいで、すみません苦笑)

「そんな探すのも大変な研究をどうしてするの?」
それはですね、応用が効くからです。(←当たり前ですね笑)
応用が効くということは、軸となる研究を中心にいろんな方向に研究テーマを広げていくことができる
つまり、軸を見つけてしまえば、そこからたくさんの研究テーマが生まれる。
多様性もあるということです。

何か課題を見つけてしまえば、それに向けて方針を調整し、研究を進めていけばいい。
いろんなことができるようになるんです。
世の中の課題がどんなものかは、見つかるまでわからない
見つかるまで研究しないなんてこともいかないので、いつでも対応できるように種を育てておくんです。
芽さえ出ていれば、なんとかできる可能性が大きい。

で、思う。
こういうの投資みたいですよね。
大きなテーマに期待して、お金や労力を注ぎ、いつか大きな花を咲かせる。
芽吹く時を楽しみにして、コツコツ積み重ねていく。
花開いたときに、爆発的に広がっていき、成果が次々と生まれる
こんな状態を作りたいんです、ボクは。
無双し始めたとき、めちゃくちゃ楽しいですから!

この考え方だと、どうしても時間もかかるので戦略的にならないといけません。
外してしまうと水の泡です。
もちろん途中で進む方向の修正はかけていきますけどね。

あと、この考え方だと最初の方、しんどいのは間違いない。
でも、目先の利益だけを追っていると、この爆発力を絶対に生み出せない。
先行投資で将来的な利益を生み出すって、ワクワクしませんか?(あれ?違う?)

決して、“耐えて時間をかけて見つける”のがいいわけではありません
何が良い種になるのか、そこを外さないように吟味し、気長に育てていかないといけない。

いつか大きなものになることを夢見て…。
ボクは今日もコツコツと育てていきます。

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