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人間関係という難題

ゆーです。

今日は、「ヒアリングと行間の合わせ技」的なお話。

上司と部下の関係、難しいですよね。
互いに好きなだけ話せてますか?

ボクは、マネジメントに力を入れているとき、コミュニケーションを大事にしてます
最初の頃のスタンスは「聞いて、答えてもらう」
これを何度も何度もやってみる。

でも、これって“会話”じゃないんよなー。

聞いてるだけ。
部下や後輩からすると不満とか不安とかって、直接言いにくいから言えないことも多い(ちなみにボクも言えなかったです)。

…え?これを聞きださないと意味がない?

そうですねー。
上に立つものとしては、このあたりなんとか聞きたい!

ただ、なかなか聞くことができません。
なぜなんでしょう?

ここで、自分が後輩だった時の気持ちに戻ってみます。

ボクも当時、色々悩みました。
ただですね、“自分の力でできないこと”で悩んだ場合、現代では解決できないというのは余程のことです。
“能力やスキル”で悩む場合、ググればできちゃったりもしますし、勉強したり、人に相談したりすることで解決することも多い(能力が身についたり、誰か助けてくれる人を紹介してもらったり、ですね)。

一方で、悩みの種になりやすく、解決が難しいものって、「人間関係」じゃないですか?
え、違います?
ボク、だいたいは人間関係に悩む。
なんなら、今でも。
というか、みんなそんなもんじゃないんですか?
え、違う?(2回目)

あまり、こういう話をオープンに話すことがないので、わからないんですけど、“あながちズレてないはず”と思ってます!(違ったらすみません!)

そうなんです、多くの人は、人間関係に悩むんです。
人間関係に問題があると、そもそも上で言った「人に相談したり」ということも、もちろんできません。
でも、人間関係って複雑だったりして、個々のケースが異なることも多く、単純に「こうすればいいよ!」みたいなのもありません。

困ってる人も、最初は事実とか事態に対して「つらいなー」って思ってるだけかもしれません。
でも、それを明かす事のできないチームや組織にいると、だんだんと対象が人へ
本来はシステムとかが少し狂ってるだけなのに…。

マネージャーが、この現実から逃げてると、知らない間に周りの人たちがどんどん逃げます。
「(自分が)逃げてると、(周りに)逃げられる。

こうやって書くと、先にシステムをどうにかすればなんとかなるようにも見えますが、問題なんていくらでも生まれてくるのが世の常です。
なので、問題が起こったら、すぐに話せる関係にないと追いつかない。

それに、モノゴトではなく、自分に対するみんなの“不安・不満”なんてのは、話してもらわないことには、どうにもできないことがあります。

さぁどうしたものか…。

信頼関係を築くって難しいですよね。
相変わらず、ボクの使う方法といえば「ヒアリング」一択

繰り返しになりますが、ある人の不満を、その人自身にぶつけるのは、それなりの関係性でないとそもそも無理です
でも、「どこで困ってる」「何が嫌だ」ってのは、よくよく聞けばわかることもありませんか?

監視が厳しい上司がいたとします。
本人は良かれと思ってるし、部下が「必要ないので大丈夫です」と言っても、「経験のある自分の方がわかってるから必要だ!」と結論づける

部下はですね、“必要ない”と思ってるんじゃないんです。
嫌なんです。
この行間を見抜くこと、大事です。
話こそ聞けど、一方的に決めつけてしまい、相手の嫌がることを継続してしまうと、関係はどんどん悪化します。

「そんな部下のわがままばかり聞けない!」
これもおっしゃる通りです。
でも、それは互いに同じ。
上司だからといって、わがままを押し付けてはいけません。
折衷案が必要。

ちなみに部下からすると、これでも遠回しに伝えてるつもりです。
直接「嫌だっ!」とは言えないから。
別の表現をすることもあるかもしれません。
でも伝わらない。

これの積み重ねの行き着く先は、「何も相談しない」「この人に何を言っても無駄だ」、最終的には、案外話してみると解決することですらも「どうせ言っても、あの人の考え方は、変わらない。もう何も言わない。言い返されるのがしんどいし、疲れるだけ。」となってしまうことも…。

もうコレは末期です。
上司の人が、たまたま本を読んだり何かの経験を経ることで少し考え方を変えても、もう戻れないんです。
部下の中で諦めが生まれてしまっているから…。

こうなってしまうと、かなり苦しい。
どうにもできないかもしれません。

でも、こうなるには時間もかかります。
いきなり、こんな関係になったりしません。

なので最初に「相手は直接的な表現を使えない」という前提に立つのが、大切です。

行間を捉えながら、聞く。
そして、会話へと昇華させ、これまた繰り返す

言葉のまま捉えて、表面上の解決策だけ提示していると、軋轢がどんどん生まれてしまいます…。

部下に限らず、周りの人の気持ちは大切にしたいですね。
そうすれば、いつか不安・不満も直接伝えてくれるようになるかもしれません。
そうなれば、どんどん関係も良くなっていきますよね、きっと!

たくさん聞いて、”相手の思うところ”を見抜きたいところです。

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