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帰遅スープにまつわる往復書簡

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#帰遅スープ

東洋経済オンラインに『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』ヒットの秘密を取材いただきました。よかったらお読みください。
20〜30代女性に「異色スープ本」がウケる必然 包丁や出しを使わないものも | 食品 - 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/215662

「料理好きです」といえない理由

「料理好きです」といえない理由

先日、こちらの有賀さん主催のイベント(座談会?)に参加してきました。

子育て中の主婦の方、学生の方、料理がすごく好きな人、作るのは別に好きじゃない人、一人暮らし、家族がいる人など様々。有賀さん含め8名の参加者。

他の参加者の方から、「どうして一人暮らしで忙しいのに料理をするの(したいの)?どうして買わないの?」という質問でふと気づいた。

私は本当は、料理をするのが好きだ。

私が料理で好きな

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コンビニ食が罪悪感なのはどうしてなんだろう、とスープを作りながら考えた

コンビニ食が罪悪感なのはどうしてなんだろう、とスープを作りながら考えた

ほんとうにおかげさまで『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』が4刷となりました!近所の本屋でみつからないという声も多かったので、今回の増刷でお手元に届くといいなと思っています。

さて、先日スープについてある媒体に取材を受けたとき「有賀さんのレシピはコンビニ食材を使ったりして身近だけど、手を抜いているというのではなくきちんと料理した感があるのがいい」というようなことをライターさんに言われて、

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「作る楽しさ」と「簡単さ」の奇跡的なバランス

「作る楽しさ」と「簡単さ」の奇跡的なバランス

有賀さんとの往復書簡的なnoteをきっかけに、色々な人からレシピ本の感想をいただいた。そこで気づいたのは、私が有賀さんのレシピを好きな理由が「自己肯定感が高まる」からだ、ということだ。

さらに私はこの方のツイートに深く共感してしまい、どうしてコンソメ使わないとすごい事をした気分になって、妙にテンションが上がるのか考えてみた。
そこで初めて、コンソメを使わない料理のほうが「料理している感じ」が味わ

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自分で作った料理(たいしたものでなくていい)への愛しさを知ってほしい

自分で作った料理(たいしたものでなくていい)への愛しさを知ってほしい

有賀さんが私が書いたこちらのnoteに対するお返事を書いてくださった中で、ちょっと驚きながらもうれしかったことがある。

私も帰りが遅くなってちょっと手抜きをしようとして、スーパーの惣菜売場で買うものがみつからず立ち尽くす日がある。

私が前のnoteに「コンビニの棚の前であんまり美味しそうでもなければ安くもないものから食べるものを選ぶのがすごく苦手」と書いたことに共感してくださったこの言葉、有賀

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それぞれ基準は違うけど、みんな自分のちょうどいいを見つけてほしい

それぞれ基準は違うけど、みんな自分のちょうどいいを見つけてほしい

疲れて帰ってきた日は、本当に何もしたくない。有賀さんのこのツイートを見て、私は本当にそのとおりだなと思った。

外食も疲れるし、コンビニで選ぶのも面倒くさくて(コンビニの棚の前であんまり美味しそうでもなければ安くもないものから食べるものを選ぶのがすごく苦手)、早く家に帰りたくてとりあえず家に帰ってしまうことがたまにある。家の冷蔵庫にたいしたものが入っていないのもしっているけれど。

ちょうどおとと

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