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#女性同性愛者
自分に嘘は付きたくない/短編小説
夕焼けに背を向けながら堤防を歩く。ダムが目の前にあるこの田舎で、あずさちゃんと登下校を6年間繰り返した。今日はその最後の日。そして、私はあずさちゃんへの想いも今日で最後にすると決めていた。
私は中学校へは市立ではなく、私立へ行く。この事は学校の先生しか言っておらず、友達はみんな「また、中学校の入学式で」と口を揃えた。
言っておいた方が良かったかもな、けど寂しいからな。
その感情がぐるぐると脳内を
夕焼けに背を向けながら堤防を歩く。ダムが目の前にあるこの田舎で、あずさちゃんと登下校を6年間繰り返した。今日はその最後の日。そして、私はあずさちゃんへの想いも今日で最後にすると決めていた。
私は中学校へは市立ではなく、私立へ行く。この事は学校の先生しか言っておらず、友達はみんな「また、中学校の入学式で」と口を揃えた。
言っておいた方が良かったかもな、けど寂しいからな。
その感情がぐるぐると脳内を