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読書日記|Audible|7月作品紹介②

前回までの記事はこちらから。

7月にオーディオブック(Audible)で聴いた作品を紹介いたします。後編。

⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

⑥言の葉の庭(新海誠)

個人的評価:★★★★★

池井戸潤作品からの、
今度は新海誠シリーズのはじまりはじまり。

元々映画が大好きで、
3回観たことがありましたが、原作は初。

そこで読んだところ…

「原作の方が絶対に面白い!」

と思いました。

映画では語られない、そして伝えきれない、それぞれの登場人物の心情が細かく描かれており、満足度100%超えます。

・雪野先生はこんなに苦しんでいたのか…
・タカオの母もしっかり語られてる
・いじめ主犯の相沢さんの過去も語られてる
・万葉集の歌が素敵
・新宿御苑に行きたくなる

映画だけ観たことがある方も、
是非本作品を見ていただきたいです〜。

それと今まで池井戸潤作品を読んでいた時は、
声優さん一人が、若い女の子〜おじさんまで役を演じるのに対し、本作品は声優さんがたくさん!新鮮味がありとても聴きやすかったです。

⑥君の名は。(新海誠)

個人的評価:★★★★☆

この作品はもう、言わずもがな。

セリフもほとんど一緒だったので、映画のシーンを思い浮かべながら、小説を聴いていました。

やはり、めちゃくちゃ面白かったです。

映画⇨小説の順番だと、
情景が自然と映し出されるのでおすすめ。

言の葉の庭の雪野先生と思われる人がちょっぴり出ていましたね。

⑦秒速5センチメートル(新海誠)

個人的評価:★★★☆☆

映画とセットで是非読んでいただきたい作品。

小説版では、主人公の心情が描かれておりますので、多少絶望感から救われます。

ラストも映画のような絶望的な終わり方ではなく、
貴樹の前向きな気持ちが描かれておりました。

それにしても、
やっぱり澄田と貴樹が結ばれて欲しかった〜。

⑨犯罪者 上・下(太田愛)

個人的評価:★★★★★
(あと10個くらい★を追加したいくらい)

これは、今まで出会った中で、
過去最高のミステリー小説でした。

伏線回収が神がかりすぎて、
ラストは一気読みしちゃうと思います。

ちなみに下は、1日で読み終えました。

こちらで詳しく紹介しておりますので、
良ければご覧ください。

⑩幻夏(太田愛)

個人的評価:★★★★★

先ほどの犯罪者の次シリーズです。

これも、見事すぎる作品でした。

鑓水、相馬、修治の3人は最高。

全て読み終えてから、もう一度尚、拓、亮介3人のプロローグを読んでみると、全く違った見方になります。

・あの夏、なぜ尚は消えたのか
・あの夏、なぜ尚は土曜日の時間割を用意していたのか
・あの夏、尚はどういう思いだったのか
・あの夏、裏では何が起ころうとしていたのか
・あの夏、裏では何が起こっていたのか
・あの夏、亮介はどうすべきだったのか
・尚が消えたあの場所にあった印は何なのか
・現在、尚はどうしているのか

幻夏というタイトルがドンピシャリ。

そして、3人で過ごした夏の出来事を全て知ると…。(感想はお控えします。)

マジで伏線回収が鳥肌もの。
こんなストーリーどうやったら書けるんだ…。

是非、「犯罪者」を読んでハマっていただけたら、「幻夏」にも手を出してみてください。

⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

以上となります。

7月もたくさんの素敵な作品と出会うことができました。また読んだら、感想・レビュー記事を書きたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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