アンパンマンが好きな小学生と、Mちゃん。

「こないだ歯医者さんでね、
　Ｏくん、アンパンマン見てたんだよ～！」

小学３年生の女の子がふたり、

「えぇー！！！」

と時々声をあげながら、話していました。



Ｏくんは、小学２年生の男の子。
治療中に好きなＤＶＤを見せてくれる
人気の歯医者さんで、
アンパンマンを選んで見ていたらしい。


『もうすぐ３年生になるのに、おかしいよ』


そのようなことを、
女の子達は言いたいようでした。




もともとは、ーーーーーー
青年向けの読み物だった
背の高い、普通のおじさんアンパンマン。

自分の顔をちぎって、顔なしで空を飛び、
貧困と戦う……  えほん時代は、教員や
様々な専門家から、酷評されたそうです。




私が昔、はじめて出会った
アンパンマンは、８頭身でした。




今は、乳幼児に大人気で支持され、
どんどん丸く、かわいくなった、
ーーー ３頭身のアンパンマン。
少し大きくなった子ども達が、『卒業』
を意識するのも、自然なことかもしれません。




でも、
アンパンマンが好きな小学生って、
たくさんいるんです。


アンパンマンが大好きな大人も、
たくさんいるんです。




たとえば私の友達Mちゃんは、
ふたりの子どもを持つ母ですが、

ずっと、ずっと、
アンパンマンが大好きで・・・
監督さん達の名前はすらすら出てくるし、

DVDを観るときは、コマ送り再生してます。
「このアングル、素晴らしーーー！」
って、泣いています。

『しょくぱんまん様と結婚したい』

という熱い想いから、見事に、
とても穏やかな、色白男子と結婚しました。




生まれた子どもは、ドキンちゃんファンです。




と、こんな話をしなくても、
この女の子達の通う小学校には、
ステキな先生がいらっしゃるんですよ。

私は、言いました。


「ねぇねぇ、
　２年２組の先生わかる？」

「うん！」

「先生いつも、なんのＴシャツ着てる？」

「・・・アンパンマン？」

「うん。毎日着てるよね。
　アンパンマンは、大人のファンも多いのよ～」


「えぇー！！！」


「何のために生まれて、
　何をして生きるのかーーー言える？
　アンパンマンって、深いぞ～」


「おぉ～！！！」


女の子たちは、
今を生きること、生きる喜びとは、
歌いながら、語りはじめていました。ーーー





アンパンマンでも、
ワンワンや、うーたんでも、

好きになった気持ちや、
夢中になれた気持ちが、とても大切で、

興味の対象は変わっていくことが多いけれど、

変わらなくてもいいと思う。





ちなみに、うちの長男は、
今の状況が落ち着いたら、
マサラタウンに行きたいそうです。

なので私は、

近々サトシと、連絡をとりたいです。
｟ポケモン、GETだぜィエィ
　エィエィエィエィ  Yeah!! ｠





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