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【経営を学び直し】「あるべき姿」に関する理論を、会社や自身のライフキャリアに応用する♯107

子連れMBAというラーニングコミュニティで活動をしていますが、この夏から、会員向けのビジネススクール動画(やさしいビジネススクール)のキュレーションを仲間とやっています。

YouTube登録者数5万人超の経営学者、中川功一先生が開講されているやさしいビジネススクールと連携した動画学習と、隔月の中川先生のライブ講座の運営になりますが、コミュニティ内で夏に開催された「ビジョン」に関する講義回がとてもわかりやすかったので、今日は、それについて書いてみます。
ちなみに、講義を受けて、自分自身の生き方、ライフキャリアに関してもヒントになると感じました。2024年も残り3カ月。来年、どんな1年にしよう~と思っている方、また自分自身のライフキャリアを見直したいと思う方にとってもヒントになるかもしれません。


まず、先生のライブ講義の内容ですが、こちらの先生のYouTube動画をご覧いただくと、ビジョンとは何か、ビジョンづくりについて理解が深まります。

タイトルに、「あるべき姿」を書かれていますが、
「あるべき姿」と言うと、ミッション、ビジョン、パーパスなんて言葉がよく出てきます。私はそれらをうまく説明できませんでしたが
違いを時間軸で解説されていて、よく理解ができました。

パーパス(目的):会社の存在意義(過去・原点)
バリュー(価値):社会にどういう価値を提供すべきか(現在)
ビジョン(理想):具体化された未来の方向性(近い未来)
ミッション(使命):社会に何をなそうとするのか(遠い未来)

中川先生の新スクール「やさしいビジネススクール」講義サンプル!【経営戦略論2】あるべき姿"Vision"を定める - YouTube

また、過去、現在、未来の棚卸しをするヤヌスコーン分析をやることで、パーパス、ビジョン、ミッションの輪郭が見えてくることもわかりました。

また、子連れMBAでのライブ講座では、中川先生からこちらの本についても述べられていました。

これを読んでいると、キャリア理論家のマークサビカスの「ライフテーマ」「キャリアストーリー」の概念に似た要素も感じます。(それが、企業のビジョンに関する理論が、個人のライフキャリアにも活用できそうと感じた所以)

キャリアストーリーは、昨日の自分がどのように今の自分になったのか、どのように明日の自分になっていくのかを説明するものでもある。
(省略)
キャリアストーリーを語ることは、個人にとっての意味を作り出し、将来を形作るための能動的な試みである。クライアントは、語り得るすべての物語のなかから、現在の目標に役立ちかつ行動につながるような、今の自分自身が聞く必要のあるストーリーを語るのである。

渡辺三枝子『キャリアの心理学』ナカニシヤ出版

サビカスはキャリアを形成する過程で「Why」を重要視した理論家でもあります。

私は親の会社の事業承継といった一つの節目も迎えようとしています。
平成の時代にやっていた親の事業についてはリスペクトするし、そのおかげで、不自由なく過ごせたことを思い出すと感謝の気持ちもあるし、両親の商売、経営のノウハウも役に立つと思ってはいますが、ベースにあるのは「競争」。これからの時代「共創」の視点も必要になる中で、もう少し会社のあるべき姿を見直したいと思う部分があります。

今は、家族経営のごくごく小さい会社だからこそ、自分のライフキャリアの「ありたい姿」が、会社の考え方に活きてくるかと思います。(ちなみに個人に置き換えると、「あるべき」と言うより「ありたい」の方がしっくりくる)

また次回、これらの理論を踏まえた、自分の「ありたい姿」を書き出してみようと思います。


一緒に、このような勉強をしてみたいという方は、是非こちらのコミュニティをのぞいてくださいね!


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