元コンサル&会計士による総合商社のキャリア

2019年より総合商社に勤めています。監査法人で会計監査と、コンサルでは事業再生を主に…

元コンサル&会計士による総合商社のキャリア

2019年より総合商社に勤めています。監査法人で会計監査と、コンサルでは事業再生を主にやっていました。総合商社では、事業投資がメインです。 このブログでは、日々起きたこと、感じたこと、有り難かったこと、学んだことと、これからやって行きたいこと、学習したい事をツラツラと述べます。

最近の記事

海外研修の感想

海外研修が終わった。 エグゼクティブ育成用のコンテンツ作る外部企業が主催で、うちの会社とも長らく付き合いがある。大学のエグゼクティブプログラムもあるが、そちらとはやや毛色が違う内容となっている。 内容として、リーダー育成の為に異文化の歴史を学ぶことが一つ、あとは各ハードスキル、例えば、ファイナンス、マーケティング、ネゴシエーション、プレゼンテーションといった技術を学ぶといった内容だ。 日本でもトレーニングセッションがしばらくあり、最後の仕上げが海外研修というわけだ。

    • キャリアの振り返りをしてみて

      思い付きで書き始めたら、どんどん思い出してきて、相当な長文になってしまった。 自分自身なぜ今のタイミングで、こうした過去の振り返りをしたくなったかといえば、やはり今の環境に慣れ親しんで、少し緊張感がなくなってきたことがあるだろうと思う。 総合商社の場合、一度正社員になってしまえば、基本的にクビになることはない。降格されるケースがないとは言わないが、ほとんどない。一定のシニア層は、日本水準で言えば、誰もがうらやむ報酬を手にすることになる。パフォーマンスも影響するが、土俵が高

      • キャリアの振り返り④

        前回からの続き。 今は総合商社で事業投資を行なっている。実際に入ってみた感想としては、一ミリとして後悔はしていない。素晴らしい環境の職場であると思う。 前評判通りグローバルカンパニーで、海外とのやり取りが毎日のように発生するし、組織の看板あるいは実績が豊富にあり、興味関心を示してもらえる。もちろん海外では、当社を知らない会社もあるが、事業内容を丁寧に説明すれば、きちんと興味を抱いてもらえるケースのほうが多いと思う。また。総合商社は、日本を代表する企業たる自負があり、コーポ

        • キャリアの振り返り③

          前回からの続き。 PEの投資先といった選択肢以外にもう一つ考えたことは、大学に入りなおすことだった。インプット期間を設けたといったが、改めて働きながら、アカデミックな領域で挑戦するのも面白いのではないかと考えた。学部の編入試験で入るか、院から入るか、いずれも選択肢としてあり、対策用のスクールにも一度は通ってみた。英語や経済学は勉強しており、院に入る要件をクリアする程度にはなってきた。 並行して、個人事業主としてのプロジェクトをこなしながら、いくつかのエージェントに相談もし

          キャリアの振り返り②

          前回の続き。 報酬面、経験面、或いは、学習面でも、個人事業主の期間はそれなりに充実しており、キャリアの競争力はともかくとして、自分自身がやるべきことをきちんとやっている、という感覚はあった。 特に仕事では百点満点ではないにせよ、手を抜かずに、一生懸命に向き合ってきたと思う。 が、27歳で始めた個人事業主としてのキャリアも、30代も前半になり、心境にも少しずつ変化が生じ始めていた。 まず一つに、僕が選択した個人事業主としてのキャリアは、どうしても「蓄積」が少ないと思った

          キャリアの振り返り①

          僕は新卒で監査法人に入り(正確には3年生からパートタイムで働いていた)、そこから再生に強いコンサルティング会社に入り、そこから退職し、しばらく個人事業主としてコンサルティング業務をしていた。そこから総合商社に契約社員で入ったのち、中途採用試験を受けて、今に至っている。特に個人事業主を挟んでいる点はユニークと言えるかも知れない。 二つ目のコンサルティング会社までは、ある意味でやりたい事をイメージしたキャリアである一方、そこから個人事業主になることも、さらには総合商社に入ること

          総合商社とコンサルティングファームの研修に対する姿勢の違い

          三井物産は、一人当たりの教育研修費でナンバーワンなのだそうだ。全体的に総合商社は上位にランクインしている。 確かにかなりお金をかけているようには見える。財務モデリングやバリュエーション、M&A契約の実務、EPCの実務他、外部講師を招いた研修は山ほどあるし、また、海外研修プログラムも多い。僕自身今月にアメリカに行く予定でもある。 ただ、コンサルティング会社にいた身としては、どうも研修は、「本気のビジネスではない」という見え方になってしまいがちだ。 というのも、投資業務で求

          総合商社とコンサルティングファームの研修に対する姿勢の違い

          行動のブレークダウンと習慣化

          やらなければならない事は分かっていても、なかなか気分が乗らず、着手できない事は少なくない。 当然ながら、気分で実行の有無が変わるようだと、コントロールが出来ない要素が増えることになり、それも望ましくない。 この点、ロングゲームという書籍に良いソリューションが書いてあった。活動をストレスが全く感じないレベルまで要素分解せよ、ということ。 僕の例で言えば、シャドテンというシャドウィングの提出サービスがあるが、これもやる気が出ない事は少なくない。 それは一つに、きちんと練習

          育児と体重

          育児休暇でちょうど1週間ほど経過する。子供は1日として同じではないから、パターンを見出したと思っても次の日には通用しなかったりする。ミルクであったり、ゲップであったり、寝かしつけであったり。 産まれた直後のこの時期に、こうしたずっと一緒にいられるようにしたのは正解だったと思う。育児がどれほど大変なことか、やはり身をもって経験しないと分からないから。子供と交流しているとあっという間に時間が経過する。生産的な活動をするのは容易ではない。 そんな中でも、隙間時間を見つけて、ジム

          英語学習

          いま取り組んでいる英語の教材を紹介したい。 ・よくばり英作文 ・文脈で覚えるIELTS英単語 ・ポレポレ英文読解 ・英文法・語法 良問500 誤文訂正編 ・上級英単語ロゴフィリア ・シャドテン シャドーイングの添削サービス。リスニングには何だかんだこれが最も効果あると感じている。

          育児休暇

          妻と子供が退院して自宅に帰ってきた。妻がいないと、生活が荒れて、風呂に入らずに眠ってしまうことが多かった。つくづく、僕はコミュニティに所属することで、人間としてのマトモさを保っていると思う。 子供はとても可愛い。客観的に見たら、どうか分からないが、小さな生き物が動いているだけで可愛らしい。オムツを変えたり、ミルクを上げたり、沐浴をしたり、着替えをしたり、それぐらいしか今はできることはないが、妻と楽しくやっている。 子供のいる生活は全く別のものになるんだろう。少しずつ分かっ

          最近のこと

          久しぶりに記事を更新する。数年前から会社での立ち位置が大きく変化した。やはり組織の異動が一つの重大な転機もなった。 かつては上司とソリが合わず、努力しても報われる環境に無かったが、今は主導権を握れる場面が増えてきた。今の上司は、これまでてもっともやり易い。人間として信頼できる。実行力と推進力がある。あと運も良い人だと感じる。 相手の立場によらず、相手の為になる事を継続することだ。中長期的には報われることが多い。信頼のクレジットを蓄積することだ。 総合商社は本当に良い会社