行動のブレークダウンと習慣化
やらなければならない事は分かっていても、なかなか気分が乗らず、着手できない事は少なくない。
当然ながら、気分で実行の有無が変わるようだと、コントロールが出来ない要素が増えることになり、それも望ましくない。
この点、ロングゲームという書籍に良いソリューションが書いてあった。活動をストレスが全く感じないレベルまで要素分解せよ、ということ。
僕の例で言えば、シャドテンというシャドウィングの提出サービスがあるが、これもやる気が出ない事は少なくない。
それは一つに、きちんと練習し、提出まで至るプロセスが長いことが一因となる。
全体のプロセスを分解すると、まずアプリを開き、リスニングし、読解し、シャドウイングし、オーバーラッピングし、録音して、録音をレビューし、これらを繰り返して、提出に至る。結構長い。30分から1時間はかかる。
で、どうしてもやる気が起きない時は、このうち、アプリを開くだけはやる、リスニングまでやる、とすれば良い。
回数を限定しても良い。仮にリスニングでも、たった一回聞くだけとすれば、大幅にハードルは下がる。
一度でも真面目に聞けば、そこか、芋づる式に練習し、提出までするかになるかもしれない。全くダメな場合でも、アプリを開いて見ておけば、タスクが存在することのリマインドにはなる。今後の継続の可能性は高くなることになる。
こんな感じだ。やる気が出ない時は、やる気が出るレベルまで極端にハードルを下げる。
で、これは習慣化の秘訣でもあるという。習慣化の要件は基本的に無理をしないこと。無理と感じるならば、それは分解が足らないのだ。
基本中の基本であるが、やるべき事でも、放置してしまっている事がらが多いのが実情なので、自分のためにも備忘として残しておく。
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