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ベトナム生活(ひよこ状態)

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ホーチミンでの暮らしや地方への旅で、見たもの、感じたこと。まだなにを見てもおもしろい、ベトナム生活ひよこ状態の視点から。
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#海外生活

春巻を巻きながら聞いた話−−ベトナム戦争時代の拠点・クチトンネルへ

春巻を巻きながら聞いた話−−ベトナム戦争時代の拠点・クチトンネルへ

野菜収穫もできる料理教室に参加してみた。先生はおそらく20代。すいている日時だったのか、参加者は私1人で、マンツーマンだった。

日本人だと言うと、先生は姉弟でドラえもんが大好きだという。特に弟の部屋はドラえもんだらけ、小物の色もドラえもんブルーらしい。

ファーム併設の料理教室は、ホーチミン中心部から少し離れたクチという地域にあった。

「クチトンネルは、行ったことがありますか?」
春巻の

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(日々)黄色の旗、赤い旗/轢かれる前に蹴り倒せ /道端バイキング

(日々)黄色の旗、赤い旗/轢かれる前に蹴り倒せ /道端バイキング

2023/2/22 黄色の旗、赤い旗

「前は黄色の旗だった。自由の象徴。今は赤いでしょ。若い彼女が説明する歴史は、政府が用意したものだよ」

60歳前後だろうか。ツアーワゴンの一番後ろ、隣に座る男性が、ひっそりと話をする。ワゴンの一番前では、助手席から後ろを振り返るかたちで、若い女性が戦争について説明をしている。

「私はこの国のテレビは見ないよ。嘘ばかりだから。中国と一緒。アメリカとかスイスと

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(日々)女子会のわちゃわちゃは万国共通/一生ものの思い出か昼ドラか/街の見える窓辺から

(日々)女子会のわちゃわちゃは万国共通/一生ものの思い出か昼ドラか/街の見える窓辺から

2023/2/16 女子会のわちゃわちゃは万国共通

夫の会社同僚、5人のベトナムの女子チームのみなさんに、夕飯へ招待いただく。嬉しい。

夫がベトナム語や文化を教えてもらい、夫が日本語を教えることをしてきた人たちだ。

英語で「私はユキコです」と言うと、なかでも特に日本語を熱心に学んでいるという先輩格の女性から「ユキはsnowという意味ですね?」と返ってくる。

「そうです、よくご存知ですね!」

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(日々)ホーチミン2区と多摩川/ベトナムロック/バイク帰りのバレンタイン

(日々)ホーチミン2区と多摩川/ベトナムロック/バイク帰りのバレンタイン

2023/2/12 ホーチミン2区と多摩川

物件を見る。ホーチミンは日本人向けの不動産屋が多く、担当者も日本の方だ。

日本人が多く住むのは、1区、2区、3区。
1区と3区は、オフィスやショッピングセンターのある繁華街。2区は川をはさんだ先にある、閑静な住宅地というイメージらしい。
欧米人が多く、おしゃれな雑貨屋カフェも立ち並ぶ。高級なヴィラも多い。

2区の物件を2つ見た。大きな幹線道路沿いに

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はじめての日本人街

はじめての日本人街

ホーチミンには、一風堂がある。

昨日はそこで定番のラーメン「赤丸」と焼餃子を食べた。これがあれば、全然日本に帰らなくても大丈夫だと思った。値段も日本と変わらない。

私の日本への執着の8割くらいは、ラーメンと餃子だったのかもしれない。

日本人はみな飛行機でドイツに行って、一杯2000円越えのラーメンを食べに行っていたアンカラでの暮らしからしたら、夢のような環境だ。

この街には、日本人街

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(日々)1日1回は、ここにいるからそこできることを/大人、久しぶりに膝から血を出す/餃子への渇望/ゆとり世代の体験と個性/おしゃれノート2500円/「これはなんですか?」/バイク社会と、脱スマホ時間の関係について

(日々)1日1回は、ここにいるからそこできることを/大人、久しぶりに膝から血を出す/餃子への渇望/ゆとり世代の体験と個性/おしゃれノート2500円/「これはなんですか?」/バイク社会と、脱スマホ時間の関係について

2023/1/31 1日1回は、ここにいるからそこできることを

『ロングゲームーー今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』
目先の忙しさにとらわれずに、本当にやりたいことをするための「長期戦略」を立てようという主旨で、いろいろなコツが書いてある本だ。

この本のなかで、著者が「最低でも週に一回はニューヨークでしかできないことをする」というルールを決めたという話があった。
せっかくニュ

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