ジャニーズ会見“NGリスト” 2023.10.04(報道ステーション テレビ朝日ニュース番組)

NHKと民放各社(テレビ東京除く)が、たいせつな視聴者の貴重な時間をさいて放送したジャニーズ記者会見。

動画は、2日後のテレビ朝日ニュース番組、報道ステーション。

ジャニーズ性加害問題が起きた複数の現場から歩いてすぐのNHK(日本放送協会)は、以下のように「ジャニーズ会見“NGリスト”」について報道。

ジャニーズ事務所会見 会場に質問指名の「NGリスト」
NHK WEB NEWS 2023年10月5日 0時21分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231004/k10014215471000.html

「ジャニー喜多川氏の性加害の問題をめぐりジャニーズ事務所が今月2日に記者会見を開いた際、事務所から会見の運営を任されていた会社側が、複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真を載せて質問の指名をしないようにする「NGリスト」を会場に持参していたことが関係者への取材でわかりました。」


たいせつな視聴者の貴重な時間を数時間以上、費やして放送した2度のジャニーズ記者会見。

記者会見を放送するときには、

嘘がなく正直であること。公正であること。起きた事実に誠実であること。という土台が、自分たちが放送する内容にあるのかどうか?

まず、その土台を見極めてから放送することが、公共放送のNHKをはじめとする日本の放送局、日本のメディアには今、必要なのだと考えます。


日本社会で現代、1950年代から70年近く、数に表れない非常に多数の少年たちへの常習的な性的虐待・性加害が、ジャニーズ事務所を創設したジャニー喜多川ヒロム氏によって日常、行われ、

この事実が噂になっていた、裁判で認定されたなど、世間や社会に知られていたにもかかわらず、毎日毎年、NHKと民放各社で活躍の場を拡大させてきたジャニーズ事務所で、少年たち児童・未成年者への性加害がどうして日常的に行うことができたのか?

日本社会において、どうして、子どもたちへの常習的な性的犯罪、広範囲な性的虐待事件がこのように、長年、日常的に起きてきたのか?

という本質的なことを、報道は掘り下げるべきです。


「報道」という前に、

NHKと民放各社はこれからの世界の潮流をみたときに、テレビ局としての危機感を感じて、危機感から経営する、危機感から放送するといった姿勢も、令和の時代には必要なのではないでしょうか。

2023年、令和5年のジャニーズ記者会見が、20年後に歴史を振り返ってみたら、日本のメディア、とくにテレビ局の行く末を決定づけた大きな分水嶺だったということのないように。

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