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【詩というよりは知的な戦いに役立つ漢文】はったりの効く詩的な格調高い文例について

ラテン語を入れたら、はったりが効くと

記事のなかで聞いたので、

キッチンを前にして考えた。

パリで能を上演するときは、

能の謡曲に突然、お経が入るように

ハッとするラテン語を入れたら、

きっと喜ばれるかもしれない。

詩や会話で、もしも、

はったりを効かせなければいけない

場面に遭遇したら、

もしくは、知的な議論や戦いを挑まれたら、

(人生でそういう場面に遭遇するかもしれない)

漢文なら、おすすめは、

❄︎  ❄︎  ❄︎

微なるかな微なるかな、無形に至る。
(びなるかな びなるかな、むけいにいたる。)

神なるかな神なるかな、無声に至る。
(しんなるかな しんなるかな、むせいにいたる。)

❄︎  ❄︎  ❄︎

神にもスピリチュアルにも出典元には関係ないが、

格調高い息遣いがあるではないだろうか。

なんと神妙な、詩的な響きだろうか。

この語に続く文の意味は、

「相手を生かすも殺すも自由自在」

だそう。出典は『孫子』。

それは、どんな意味ですか?

と言われたら、

ことばの通りです。と私なら答える。

知識で考えても、感性で感じても

よく分からないことばは、

悟性なら理解できる。

どんな場面でも、どんな相手でも、

奥深い響きが余韻にのこることは

間違いない。



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