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男と女と女と女

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日記をラインと捉えると、スケッチはドット。そんなドットのかき集めを自由奔放につなげたり引用したりするマガジンに。
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記事一覧

いいおじさんと良くないおじさん

女性の魅力の称え方 いいおじさんと良くないおじさん。 いいおじさんは、人をみている。 人を…

的場優季
1年前
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4月の焚き火

その4月は、桜の枝が何本か焼かれた。季節外れの焚き火のせいだ。 その日はNの誕生日で、我…

的場優季
3年前
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欠落を埋めるのは愛か才能か表現か、おじさんたちは語る

物語を作ったことはないが、物語はおそらく制約づくりから始まる。何かしらの問題を抱えた主人…

的場優季
3年前
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写真集と自転車と白身魚

東京に行っている人はきれいなのね。 出し抜けにそのおばあちゃんは言った。 なんのこと? …

的場優季
3年前
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自分を定義することは楽だけど

ふと、「あぁ、自分ってこうなのかもしれないな」と思うことってありません? 興味あることし…

的場優季
3年前
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「ぜいたく」はだれの言葉か

「葉山で朝ごはんを食べる」を決行するため、昨日は朝から早起きして地元に帰った。 「おなか…

的場優季
4年前
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みんないつか死ぬからって、考え事しないってことにはならない

「でも人間はみんないつか死ぬ」僕は試しにそう言ってみた。 「そうさ、俺らはみんないつか死ぬ。でもいろんなこと考えながら50年生きるのは、はっきり言ってなにも考えずに500年生きるよりずっと難しい。そうじゃないか?」 ・・・と、こんな台詞だったような。 そうそう、生きるのって、考えるのって、しんどいのだよなぁ。それって自分だけじゃないんだ。 と、思わせてくれてちょっと心が軽くなるよ。 村上春樹のデビュー作。 読んだときには、何がどんな時に自分に役に立つかなんて、わか

ある料理屋で - 「ベラルーシ」の余韻

仕事は代休をとって、朝からルポのようなエッセイのようなものを読んでいた。 この間の同作者…

的場優季
4年前
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余白と毒の魅力 - ある小説の感想

救いようのない幸せな平和な小説だった。 文章は素敵だった。つらいことが起こったときの身悶…

的場優季
4年前
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耳によりつながったり断絶されたりする世の中

iPhoneについてくるコード付きのイヤフォンをなくして、しばらく経っていたので買いにでかけた…

的場優季
4年前
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「誰が言うか」より「何を言うか」

「何を言うかより誰が言うか」がちやほやされるから、何者かになりたくなる。 キャッチコピー…

的場優季
4年前
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人のコート着て歩いてるのさ

先日スナックのママをまたやりました。 スナックは19:30〜0:00 のシフトのため、職場から銀座…

的場優季
4年前
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同じ道、いろいろな帰り道

不安なときほど、人は人の顔の動きに敏感になる。 表情に、言葉尻に、行動に。 子どもが大人…

的場優季
4年前
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