渋さと地味は全く別
「派手」と「渋さ」と「地味」はそれぞれ違います。
一般には「渋さ」と「地味」は同じ方向のものと認識されていることが多いですが、実際には
「派手」と「渋さ」はどちらも「光」を発しているのです。
なので、ある意味、どちらも「プラスの力」です。
例えるなら。。。
「派手は、青味のLEDライトのようなタイプの光」
「渋さは、白熱灯のような光」
あるいは
「可視光線とは限らず、遠赤外線のような光」
です。
どちらも、しっかり光を放っているのですが、その光の性質が違うわけです。
しかし「地味」は光を発せず、逆に光を吸収してしまうものを言います。
こちらは「マイナスの力」を持っています。
もちろん、例えば色の彩度が高いものや、明度の高いものが派手、ということではなく、渋さを持つものがありますし、色の彩度が低いものや、明度の暗いものでも派手なものがあります。
また、彩度が高い色でも、明度が高いものでも地味なものがあります。
これは「精神的に感じる光の問題」なのです。
なので、例えば、和装の世界などで「渋みのある味わい」はとても力強いのです。
それは「地味」ではないのです。
制作においては「地味」はダメだと思います。
。。。そのような解釈すると、いろいろな味わいが明快になると思っています。
(もちろん、言葉の定義の問題なので、言葉の使い方は人それぞれです)
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