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【詩】君だけのエール
昨日、君は往きました
遠い遠い果ての国へ
ずっと側にいると思ってた
君が往きました
逃げ道はあったのに
君は逃げもせず
エールを贈る 君に
りんごジュースで乾杯しよう
この歌が君に届くよう
ハートの中心から歌おう
旅の途中のいばらは
簡単に足を貫いて
痛みを堪える君は
何一つ気付かせず
エールを贈る 君に
ささやかだけど受け取って
今度逢う時は
話を聞かせて
いつまでも待っているから
【詩】都会の街灯が滲むのは君の心に優しさがあるから
二度と帰らないと誓った空
今は恋しい
だけど同じ思いを繰り返すなら
ここに身を置くほかはない
心静かに眠りたい
喧騒の中の一瞬の静寂
目配せに流されても
本当の居場所を探し続けている
西も東も分からない
差し伸べる手は本物か
真実に見える偽善
それでも誰かにすがりたくなる
仲間はいつも探り合っている
ビルの壁に寄り添って
今日も一人街を眺めて
あの空を思い出している