「ともだち」っていう響きが好き
こども園で10年以上働いている保育士です。
年度末のお別れ会・修了式(卒園式)シーズン、毎年のように年長児がよく歌う定番曲「ともだちになるために」という歌。知っていますか?
40歳を過ぎてからやたら涙もろくなってしまい、これを聴くといつも目頭が熱くなり、涙ぐんでしまいます。
6歳のこどもたちが、しゃんと背筋を伸ばし真っすぐ前を見て、一生懸命かつ誇らしげに歌う姿。
一人ひとりの顔は眩しいほどにキラキラしていて、これまでの成長を感じ、ぶゎぁ〜〜っと込みあげてくるものがあります。感慨深すぎて直視できないほど。(←ハンカチ必須!)
こども園で出会った人たちは、みんなみんな、ともだち。
これから小学校で出会う、新しい人たちも、みんなみんな、ともだち。(←号泣!)
小学校ではバラバラに離れてしまうけれど。大きく環境は変わってしまうけれど。春は、別れと出会いの季節だから。
淋しいのは否めない。不安も緊張もある。でも、こうやって子どもは成長していくんだよな~。
①子どもは友だちづくりの天才だ
「子どもは友だちづくりの天才」って、よく言いますよね。ほんっとにそうなんですよ!
もっと大きくなってしまえば、勉強ができる・できないとか、家や親が裕福か・そうでないとか、恋愛感情や好みのタイプがどうだとか、グループ関係がなんちゃらとか、色んなことが邪魔をして
「この子とは気が合うから、友だちになれそう」
「でもこの子とはココが合わないから、無理かも」
なんて線引きを、無意識でもしちゃいがちなんですけど。
無条件で自然と友だちになれちゃう子どもたちから教えられることって、いっぱいあります。
先入観って、人生経験を積めば積むほど勝手にできてしまうものです。友だちになるためにはそんなもの必要ないですからね。
子ども同士のほうが、さくっと何のハードルもなしに仲良く遊べちゃう。ママ友付き合いよりも、遥かに簡単に。
②大人になってからの友だちづくり
私にはありがたいことに、大人になってからも「ラン友」「チャリ友」「バド友」など、趣味関係の友だちは多い方かと。
・マラソンを一緒に走る「ラン友」
・ロードバイクで一緒に走る「チャリ友」
・バドミントンを一緒にする「バド友」
・一緒にスノボに行く「スノボ部」
・ボルダリングジムに一緒に通う「ボルダリング部」
・定期的に焼肉食べ放題に行く「ワンカルビ部」
・ボーリングにハマった「ラウンドワン部」
・沖縄の海に潜りにいく「シュノーケル部」
現在でもずっと友だち関係が続いている人も、そうでない人もいます。
一回こっきりでも、志が同じで行動を共にしたのなら、それは友だちと呼んでいいと思ってる。
例えば、富士山に登ってみたくて結成した「登山部」。
終了後、一度だけでメンバーは解散したけど。(笑)
他にも単発なら「パラグライダーで飛ぶ」とか「イルカと泳ぐ」とか「おかまバーに行く」「婚活パーティーに行く」なんてのもありました。
やってみたいことが合致しさえすれば、特になんの恋愛感情もない異性でも、年齢がどんなに離れていても、友だちとして一緒の時間を過ごせるのがいいところ。
私が今も続けているバドミントンのクラブには、20歳代から70歳代まで老若男女問わずたくさんいます。普通に暮らしているだけでは絶対に出会えないような上級職の人や、お金持ち層の人もいる。
「バドミントンをしたい」とうひとつ共通点があるだけで、そんな人たちとも友だちになって繋がれるのが、趣味を持つ醍醐味ですよね。
③友人関係は「狭く深く」?「広く浅く」?
学生時代からの友人で、現在も連絡を取り合うような「ずっ友」も、少数ですけど一応います。え?「ずっ友」って、もう古い?死語なの??
どこまでがただの友人で、どっからが親友なのかは私にはよく分かりませんが、相手がどう思っていようと、自分は気が合うと思っていて、且つ定期的に会う友人ならば勝手に親友と呼ぶようにしています。相手の気持ちは、知る術もないので。
それに友人関係は、「狭く深く」でも「広く浅く」でも、どっちだっていい。どちらにも良さもあるし、人それぞれ。単に多ければいいってもんでも、べったり長く一緒にいればいいってもんでもないですから。
人間関係っていうのは、死ぬまで続く永遠の課題なので、一生かけても正解は出せないかもしれない。
でも、友だちはいないよりはいたほうが、きっと楽しいと思う。
そのためには、仕事以外のなんらかの趣味を、ずっと持ち続けていたいな~と改めて感じるのでした。
あ。これを読んでくれているあなたも、私の「note友」です! 夜露死苦!!
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