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日記

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何も起こらない日はない。何も感じない日はない。詩への架け橋になるように日々をつらつら綴る。
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#思い出の曲

日記「ただ会いたいだけ」

日記「ただ会いたいだけ」

平井堅さんが花束を持って歌うのがとても印象的な『ノンフィクション』。人生のやるせなさをつらつらと歌い、サビでは「人生は苦痛ですか?」と問いかけてくる。そして最後に「あなたに会いたいだけ」と締めくくる。おそらく誰もが共感し、平井堅さんの歌声に聴き惚れてしまう一曲。自ら命を絶った友人への鎮魂歌らしい。

「信じたいウソ」「効かないクスリ」「帰れないサヨナラ」。自ら命を絶つ行為は周囲の人々にたくさんの影

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日記「恋人がサンタクロース」

日記「恋人がサンタクロース」

ユーミンの代表的な楽曲。スキーが流行していた時代にリフトに乗っていると必ずスキー場に流れていた。今や定番のクリスマスソングになっている。あ~だこ~だ語らずにストレートに恋人がサンタクロースって言えちゃうユーミンはすごい。

子供の頃サンタクロースはいると思っていた。今でも記憶に残っているクリスマスがある。あれは幼稚園の年長さんの時。「おちないくん」というおそらく手長猿と思われるぬいぐるみをサンタさ

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日記「軌道修正  Breakthrough」

日記「軌道修正 Breakthrough」

飛行機ってバックできないって知ったのは21歳の時。北海道旅行で初めて飛行機に乗った時のこと。羽田空港も初めてで離陸する飛行機と着陸する飛行機と滑走路をゆっくり走る飛行機をみたのも初めてだった。

ねぇ。なんであんなぐるぐる回るのかな。バックすれば早いのに。
飛行機はバックできないんだよ。

連れに言われてびっくりした。後にできないのではなく敢えてしないのだと知ったのだけど。

前にしか進まない飛行

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日記「すすきのように」

日記「すすきのように」

秋晴れの風にすすきが波打つ。すすきって久しぶりに見た気がする。近所の小さな川は雨が降った時にしか水が流れないから雨のない季節は底がむき出しになったままになる。そんなだから川原には雑草がこんもり生い茂り、おしろい花や彼岸花や名の知れぬ花が咲く。すすきに似た草が風に揺られる。偽物のすすき。

とある小さな丘の自然公園の麓。いつものように駐車場に車を停める。林に覆われた舗装されていないひどい駐車場。地面

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