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復職面談を直前に控えて

復職をする決意が固まって、復職に向けて現実を動かしている。
これ自体はもう、先々週くらいに心づもりができていて、あとは手続きだとか心の準備だとか、そんなものが残されているだけだった。
最後に面接を受けた会社からは診断書が発行済みでないとこの先のステップに進ませてあげることができないと言われたし、転職先の候補を眺めても受ける前から全く未来に希望が持てる状態になれず、最早選択肢なんてないと思った。

泣かないで、道を歩けるようになった。
泣かないで、電車に乗れるようになった。
泣かないで、眠りにつけるようになった。
泣かないで、一日を終えられるようになった。
予定を入れて日々を笑顔で過ごして、楽しいと心から思いながらふざけてはしゃげるようになった。
色褪せた休職期間を振り返って、以前のように色のある日々を早く送りたいと思った。
もう、大丈夫。
そう何度も思っても、現実はそんなに上手くは進まない。

突然また、落ち込んでしまう。
この先の目的は?それで何がしたいの?なんでもやさんは企業にとって言ってしまえば一番いらないよね?やれないならどうしてできるようにしようとしないの?
少し弱い気持ちになってしまったと言った私に恋人から向けられた言葉に、なんだか余計追い詰められてしまった。
そんな話をして答えが出ないまま眠ろうとして、結局久しぶりに眠れないまま夜が明けてしまった。
嗚咽が止まらないまま泣き続けて朝になる。
この感覚が、私は怖くて仕方がない。

もう大丈夫なはずなのに、なんなら一日の半分より多くは早く色々やりたくて仕方がないのに、時折顔を出す憂鬱感が、ちょっとの自信を破壊する。
また涙に呑み込まれてしまう自分になることが、怖い。
何かよくわからないけれど毎日泣いて過ごしてしまう自分になることが、怖い。
去年までの自分は全くそんなことはなかったのに、社会で働くことは私にとって何故ここまで泣き暮らしてしまうほど辛いことなのか、本当にわからない。

病院でこの日のことを話したら、戻ることは難しいのかもねと言われてしまった。
それでも私はもう戻ると決めたから、そんなことはないから戻りたいと答える。
涙を流しながらそう訴える私に、じゃあ上の人に私からも状況を話すから電話するように言っておいてと返される。
あなたは頑固なところがあるでしょう、これまでの基準との違いを許せないことのように思ってある種怒りのようなものとして持ち続けているからストレスになっているの。
そんな言葉に妙に納得しながら、じゃあどうしたらいいのかわからないまま、私はそのまま帰路につく。

復職して同じところで、1年2年やっていけるかと問われたら何も言えない。
今のまま仕事を変えると経歴の汚れが嫌だから、資格をとって異動を目指すか実績を積んで転職を目指すか、正直なところ心はその二択からほぼ動かない。
こんな心づもりで復職する自分も許せないし、そんな状態でどこまで折れずにいられるのかもわからない。
それでも一旦今だけは、決めた道をきちんと歩けますように。

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