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感情的にならずに伝えることは大切

怒る、怒鳴る。

思ったことは伝えないと気が済まない。冷静に伝えればいいのに、

つい

思いのままに…

僕はトランスジェンダーとして生きてもう40歳になります。いわゆる水商売をしており20代で独立しオナベバーを経営し始めました。

そこで色々な経験をして今では少しは立派な大人になりましたが、僕も若い頃は、スタッフに彼女に友達にとだれかれ構わず、感情をぶつけまくって生きてきた。

しかし…その結果は

というと、良い事は何一つとしてなかった。

感情に任せ、思いのたけを爆発させて発散したことで一瞬の満たされた感情はあったけど肝心の怒りの根本は好転するどころか悪化した。

感情に任せて。仕事柄酔った勢いなんてことも多かったですが、そんなのなんてもっての他で。

どんなに正論。まともな事を言ったとしても、

聞く方は

「あーあ。あの人また怒ってるわ」となります。

冷静に論された方が心に来るもの。

自分の思い、感情は瞬間湯沸かし器。
そこは人間だから仕方ない。

でも肝心なのはその後です。

そこを通り越して、まず冷静になることができるか?

冷静なって、どう伝えたら相手に伝わるだろうと考えよう。

そう!大切なのは、伝え方なんです。

グッと我慢していたらそれは自分の為にも相手の為にもならない。

感情的になってはダメだけど、伝える事も諦めてはいけない。

冷静に。言葉は優しくても構わない。

ヤンキーの喧嘩ではないから、言葉を荒げて言い負かすことが目的ではない。

自分の思いをどう相手にわかってもらうか。

25歳代表の悩み

僕が経営する飲食店Venusの代表を若干25歳で任されたスタッフがいる。

奄美大島出身の斗真。

斗真は接客は抜群に出来るが、いかんせん気が優しい。

年上・先輩ばかりのVenusという一つの組織の中で

「ダメな事」「腹が立つこと」に対して自分が我慢すればいいという平和主義な為、思っていてもそれを「言えない」ことが悩みだと言った。

性格的に言えば「優しい」「いいやつ」なんだけど(笑)

仕事・役職的にはそれではいけない。

注意しない=お客様に迷惑をかけることになるからだ。

僕は悩んでいた代表にこうアドバイスした。

「斗真は斗真らしくでいい。自分の言葉伝え方で良いから、必ず相手に伝える事」

「伝えるという苦手から絶対に逃げない事」と。

優しい口調だって良い。斗真らしくで全然大丈夫。

ただ、我慢することではなく、どんな形でも良いから相手に想いを伝えるということを諦めてはいけない。

若い代表が悩みながらも成長していく姿に僕もオーナーとして、学びの多い毎日を送っている。


※2021.11.6(土)LGBT社会人交流会「BRUSH UP」第3回無事終了。沢山のご参加ありがとうございました!

次回は12/11(土)第4回LGBT社会人交流会「BRUSH UP」開催決定。お問い合わせはこちらから

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