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荒地と遺跡とプチツーリング【インド旅行記9】

こんにちは、yukiです。

インド旅行記、
ようやく終わりが見えてきました!

今回を入れて残り5回となります。

  • 荒地の遺跡ハンピ

  • 西洋風のゴア

  • アジャンターとエローラの石窟寺院

  • 氷点下のラダック地方(2回)

の記事を書いていきます。


今回は、体調不良で4日間滞在した、
荒地に遺跡が点在するハンピについて
お届けしますね。


腹痛がキツイ!


体調を完全に崩してしまいました。

微妙なバランスで揺れてたのが、
ついに決壊してしまったかのよう。

バスでの移動中、
猛烈な腹痛に襲われます。

お腹が痛いのに、
頭もガンガン叩かれているようで、
ときどき目の前が真っ白に。

乗り継ぎの町で、
やっとの思いでバスを降り、
バス乗り場の脇のベンチに
ドサッと倒れ込みます。

立ち上がれない、動けない。

通り過ぎていく人々が、

「大丈夫?」

と声をかけてくれます。

大丈夫じゃないのに、
OK、OK、と言って親指を立てる、
滑稽な日本人。

そういえば前にインドに来た時も、
歩けないほどの腹痛に襲われて、
商店の中で横にならせてもらったっけ。

生野菜や生水は避けているのですが、
どうしても油の質が良くないし、
食材の保管状態も良くないです。

屋台も避けてるけど、
普通の食堂やレストランで食べても
こうなっちゃうんだもんなあ…


1時間半ほど横になって、
やっと動けるようになりました。

今日はもう移動はキツいので、
バス乗り場のすぐ近くにあった
ボロい宿に泊まることに。

ボロすぎて、
部屋の中にテント張りました

そして一晩中、部屋とトイレを
行ったり来たりとなったのです…

腹痛との戦いから一夜明け、
フラフラですが動けるので、
ハンピという町に向かいます。

窓の外を流れる景色は、
だんだんと黄土色の荒地になっていく。

ハンピは、
ゴロゴロとした巨岩に囲まれた、
遺跡が点在する田舎町でした。

町に着くと、
中心部にあるシンボルのような遺跡が
目にとびこんできます。

車も人も少なくて静かだし、
ここで数日休んで体調を回復させよう…

インド人と日本人の夫婦が経営する
宿に泊まることにしました。

ドミトリー(相部屋)ですが、
1泊、約250円という価格破壊!
シャワーもWi-Fiも使えます。

欧米人のお客さんもいますが、
やはり日本人が多い。

久々に日本人と話すと、
言葉のストレスがないので、
話が弾みますしホッとします。

相部屋になったしゅんさん、さゆさんと、
丘の上で日の出を見ようと約束して、
はやい時間に眠りにつきました。

遺跡と巨岩の町


「朝ですよ。
 日の出見に行きましょう。」

まだ辺りが真っ暗な早朝
しゅんさんに起こされました。

さゆさんも、
しゅんさんに起こされたところ。

ピンピンしてるしゅんさんに、
私たちは寝ぼけて着いていきます。


丘の岩の合間を登っていくと、
藍色の空が見えてきました。

丘の頂上には遺跡があって、
すでに何人かの観光客が座って
朝日を待っています。

夜明け前のハンピ

ゆっくりと夜が明けていく。

遠くには靄がかかっていて、
マイルドな日の出となりました。

丘の上からの日の出

巨岩が積み重なる風景は、
なんだか別の星に来たみたいです。

巨岩の風景

しばらく丘で景色を眺め、
お互いの旅のことを話します。

様々なバックグラウンドの人に会いますが、
共通点は「いま旅をしている」こと。

当たり前ですけど笑

でもその共通の話題は強力で、
あっという間に仲良くなれるのです。

丘からの風景、バナナ畑


朝ご飯には、
ミルク粥を食べました。

2日ぶりの、バナナ以外の食事。

ミルク粥

ブッダがスジャータにもらった食べ物。
米を、ミルクと蜂蜜で煮込んでいます

これが、かなり優しい味!
スパイスだらけのインドのオアシス。笑


ハンピ周辺は自然豊かで、
荒地には遺跡が点々としています。

ハンピ周辺の道

自転車や徒歩で、
立派な遺跡を巡りました。

精巧な石像

ただ、日中は40度近くあり、
猛烈な暑さでクラクラします。

山車の石像

精巧な彫像は、見応え抜群。

内部の柱の一本一本まで、
細かな彫刻が施されており、
とても美しいです。

美しい内部装飾


インドをバイクで走る


ハンピ滞在中、
バイクをレンタルして、
30キロほど離れた湖
行ってみることにしました。

ほっ建て小屋の中から
赤の小型バイクが出てきて、
簡単に説明を受けます。

オフロードを走り始め、
やがて舗装路に出ました。

バイクで一本道を走る

スパっと伸びる一本道。

信号は全くなし。

両側は田んぼ。

んー、爽快!


田んぼの奥には、時折、
荒々しい岩山が姿を表します。

道路脇の景色


「ようっ!調子はどうだい?」

バイクに乗ったインド人が、
びゅんと抜かしながら話しかけてきます。

すれ違う人たちも、
手を上げたり、声をかけてくれたり。


風になってる。

最高っ!!

は、まるで海のようでしたが、
特に面白みもなく、
記録写真だけ撮って終了。笑

帰り道もまた、
最高に爽快でした。

自然豊かなハンピで4日間休み、
体調もかなり回復して、
次の町へ向かったのでした。




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日も良い1日を!



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