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「生きたい人生」は右脳が教えてくれる

毎日が楽しくないのは、本音で生きていないから。

こんにちは。セルフメンテナンス協会理事の中村友香です。

私たちセルフメンテナンス協会の活動は、みなさんのセルフメンテナンスの活動を支え、人生の質(QOL)を高めるお手伝いをすることです。
協会の前身となる組織は1973年に立ち上がり、2019年新しくリニューアルする形で長沼敬憲さんと、組織を継続しています。

私がこの活動を始めたきっかけは、自身の実体験です。会計士として慌ただしく仕事をするなかで、私はなぜか
「なんだか毎日楽しくない」
「なんでこんなに、モヤモヤするんだろう」
と感じていました。

今なら、その理由がわかります。
あの頃の私は、「本音で生きていなかった」「生きたい人生を生きていなかった」のだと思います。


じゃあ、一体どうしたら、本音で生きられるようになるんだろう?

必死で答えを探して、私がたどり着いたのが、セルフメンテナンスでした。
セルフメンテナンスとは、一般的には、自分自身の心身の状態を点検・ケアし、異常があれば修復して健康な状態を維持する(care)ことですが、私は、ここに「持続可能性(maintain)」という意味も持たせました。

持続可能な自分、とは、
①偽りの自分ではなく本音の自分を生きること。
②そしてその本音の自分で自分が望む結果を出していくこと。

世間的に評価される結果を出していてもそれが本音の自分とずれていたら幸せではないし、本音の自分とマッチしていても自分が望む成果が全く得られていなかったら、それはそれで満足感が低いでしょう。

そこで必要となってくるのが2つのアプローチです。
①「腸活」をベースとした、心身コンディショニング
②右脳的なひらめき=直感を大切にするマインドセット

①「腸活」をベースとした、心身コンディショニング

「腸は第2の脳」ともいわれます。セロトニン(幸せホルモン)、ドーパミン(やる気ホルモン)、ノルアドレナリン(集中ホルモン)など、感情をつかさどる脳内ホルモンも、腸と密接に関わっています。裏を返せば、腸を整えることで、脳も整うということ。
細胞レベルが上がれば、気持ちもご機嫌になるばかりでなく、PCでいう高速CPUを手に入れた感じになり、ひらめき、行動量、決断力、全ての質が上がり、「自然と」ゾーン/フローといった状態につながりやすくなりパフォーマンスや幸福感が上がります。

②右脳的なひらめき=直感を大切にするマインドセット

本音=心の声にしたがって生きるには多少のコツがいります。というのも、頭で考えた理想的な生き方や計画を追い求めていると、心の声が聞こえなくなるから。「こうあるべき!」という思いが強すぎると、「でも、本当はこうしたい」を胸の奥底にしまいこんでしまうのです。
合理性や計画性を重視する左脳的な生き方はもちろん大切ですが、それだけでは息がつまるし、人生の主導権を手放してしまうことに。
そこでセルフメンテナンスでは右脳的な、直感やひらめきを大切にする練習も行います。

直観力を高めるワーク

今回ご紹介したいのは、②右脳的なひらめき=直感を大切にするマインドセットの一例です。

多くに共通して言えるのは、「やるか、やらないか」を直感=右脳で決めること。
その後あれこれと障害が出てくるに違いありませんが、それはそのとき、ロジカルに解決していけばいい。
いわば、右脳が先で、左脳は後なんです。

①決めてから悩む

例えば、陶芸をしたいなら、その場で陶芸教室を予約をする。
「やりたい!」と思った瞬間にアクションを起こします。

セルフメンテナンスにおいて大切にしたいのは、「やりたい!」と思った瞬間の突破力です。

「陶芸、やってみたい!」と思い立っても、大人になると普通はなかなか行動に移せないものです。
それは「忙しくて時間がとれないし」「意外とお金もかかる」「一人で参加するのも寂しい」などと、やらない理由ばかりを見つけてしまうからです。

それは、左脳の働きによるものです。特に仕事をしていると、大事なのはデータや数字にのっとり物事を論理的に考えることであって、カンや勢いで動いてはいけない、と教わったりもします。

でも、理屈っぽいことを考えているうちに、「やりたい!」気持ちも尻すぼみに。
だから、悩む前にまず決める。もしかしたら、後で予算やスケジュール調整などに苦労するかもしれません。
でも、それは後で悩めばどうになかなる!という話なのです。

②あえて検索しない、調べない

例えば、お酒を飲むお店を探すときに、食べログに頼らない。「ここ美味しそう!」という嗅覚を頼りに、お店に飛び込んでみる。
やはり、ここでも直感を頼りに動きます。

余談ですが、私は採用がめちゃくちゃ得意です。
私が経営する会社で人を採用するときも、履歴書を見ずに面接をするようにしています。

過去の経歴や、学歴などに囚われず、
実際には、採用を決めるときは、会って0.1秒でほとんど答えを出してしまいます。

もちろん、履歴書は、面接中しっかり読ませていただきます。
でも、一番最初はなんの先入観も持たずに、目の前にいるその人のことを見るようにしています。
一番困っているのが、「どうしてこの人を採用したのですか?」とメンバーに聞かれること。左脳で論理的に説明することが難しく「良いと思ったから」としか言えないのです。
私は自分で経営する非上場の中小企業を経営しているため、メンバーが私の判断を理解・尊重してくれていますが、なかなか大企業や上場企業ではロジカルな説明なしの採用判断は難しいことかもしれません。
でも本来、人と人との付き合いや協働は肩書や論理ばかりではないはず。。採用理由はむしろ後付けにして、まずは左脳感覚を排除して一人の人間を見つめていただくことを強くお勧めします。

③「いつもの」じゃないほうを選んでみる

普段の自分とは違うことをしてみる、ということです。

例えば、「いつもの人たち」とは違う人と、会話をしてみる。
例えば、「いつものお店」ではないお店でランチを食べる。
例えば、「いつもの道」ではない道を歩いて、通勤してみる。

これは、思いがけない出来事や、人との出会いを呼び込むための練習だと思ってください。

キャリア理論の1つに「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」という考え方がありますが、同じことは人生そのものにも言えます。

つまり、1つの生き方にこだわりすぎると、それ以外の生き方を捨てることになってしまう。
逆に、新しいことに挑戦し、行動をし続けていると、自分に必要な出来事や出会いが、向こうからやってくる。
セルフメンテナンスは、このような偶発性に満ちた生き方を大切にしています。

私がテキーラバーを経営しているのも、「偶然の出会い」を演出したいから、というのが理由の1つ。
会社で働いていると、毎日顔を合わせるメンバーが同じで、気づけば考え方も同質化していきがちです。

一方、バーにやってくるお客さんは本当にバラバラです。
「この人、どうやってお金を稼いで、どうやって生きているの?」
そう言いたくなるようなハチャメチャな方もやってきます。
でもだからこそ魅力的な、偶然の出会いがある。そして普段出会えないそんな方々は強力に魅力的で、価値観や人生観や生き方に大きな刺激をもらえます。そんな魅力が、バーという場所にはあるのです。

④「○○だから、〇〇できない」を疑う

これは、どちらかというと左脳的なアプローチかもしれません。

先ほど「右脳が先で、左脳は後」と書いたように、右脳的なひらめきを大切にするのがセルフメンテナンスの特徴です。

かといって、左脳的な働きがなくても困るのです。
目標を決めてコツコツ努力することも、その過程で直面する問題を解決するのも、左脳の役割だからです。

例えば、「◯◯だから、〇〇できない」という思い込みを解くために、少し考えてみましょう。
繰り返しになりますが、人はできない理由なら、いくらでも思いつくものです。でも実は、それの多くは思い込みなんです。
逆に「〇〇だから、〇〇できる」であることも、少なくありません。

例えば、私も、ヨガの先生を始めるときに、さんざん悩みました。今までたくさん体や心に関する学びはしてきて、ヨガを通してセルフメンテナンスのエッセンスを伝えられる!と思い立ったものの。。。

声が低いから、ヨガの先生に向いてない…。
人前で話すのが下手だから、ヨガの先生に向いてない…。
身体が硬いから、ヨガの先生に向いてない…。
デスクワークばかりで練習が足りないから、ヨガの先生にむいてない…。
そもそも経営者で日々忙殺されているライフスタイルだから、ゆったり余裕がなくてヨガの先生にむいてない…。

でも、実際に行動に移してみたら、結果は全く逆だったのです!
ヨガの生徒さんからのフィードバックはこんなものでした。

ユカ先生の声が低いから、リラックスできる。
ユカ先生は人前で話すのが上手過ぎないから、逆に親近感がわいて楽しい。
ユカ先生は他の先生より身体が硬いから、「自分と同じ」だと思えて、安心できる。ケガをしない。
ユカ先生は他の先生と違い、普段は私たちと同じようにハードワークをこなしているから、どこが疲れているか分かってくれる。

衝撃でした。
私の「◯◯だから、〇〇できない」は思い込みに過ぎませんでした。むしろ加点要素・差別化ポイントに変わったのです。

今では、「◯◯だから、〇〇できない」という思いが頭をよぎるたび、
「いや、〇〇だから、〇〇できるんじゃないか」と、前向きに変換しています。
ヨガは、コロナ禍となりオンラインに形を変え、現在も沢山の方にご利用いただいています。(2週間無料体験随時受付中です)

⑤プレミアムテキーラを味わいながらゆっくり飲む。

なにもテキーラに限定しませんが笑、食事でも、お茶でも、果汁でも、他のお酒でも、一口一口に意識を向け「感じる」ことに意識を集中させ、「考える」ことを意識的にやめてみる。

詳しくはこちらの記事に書きましたが、アルコールが苦手ではない方は、1杯のお酒を飲むことで、活動的になり過ぎた左脳を鎮めてみてはいかがでしょうか。

「スキル」よりも「あり方」を問う

以上、②右脳的なひらめき=直感を大切にするマインドセットの一例をご紹介しました。

これらは、「こうすればすぐに右脳を活性化できる!」という、即効性の高いものではありません。
むしろ、日々こうした習慣を心がけることで、少しずつマインドセットを養っていく、という類いのアプローチです。

ずいぶん遠回りな話に聞こえるかもしれませんが、私は、スキルよりもマインドを整えることが大事だと考えています。
マインド=あり方(being)が、自分にとって望ましいものでなければ、いくらスキルを積んだところで、生きたい人生を生きられないからです。

「悲観は気分だが、楽観は意志である」
私の好きな言葉です。
そう、楽しく生きる為には強い意志がいるのです。

毎日心がけるのが難しいなら、週末だけでもかまいません。
心の声を聞き、「生きたい人生を生きる」練習を続けていきましょう!

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