陶磁器4:陶磁器の種類(陶器)
おはようございます。
今日は昨日から一点、曇り空で気温もそこまで上がりきらない感じ。でも湿気がすごい。
今日からは陶磁器に関して、ひとつずつ掘り下げていきたい。
陶磁器には、陶器、磁器、土器、炻器の4つがある中で、今日は陶器から詳細を見ていきたい。
陶器の素材
カオリナイト(カオリン)やモンモリロナイトを多く含んだ粘土を原料とする。
カオリナイトは鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種、化学組成は Al4Si4O10(OH)8。
可愛らしい名前は、中国の有名な粘土の産地である江西省景徳鎮付近の高嶺(カオリン:Kaoling)に由来する。高嶺で産出する粘土は、古くから上質な焼き物として知られる景徳鎮で作られる磁器の材料として有名。(景徳鎮は広東省仏山、湖北省漢口、河南省朱仙鎮とともに中国4大名鎮とされる。)
また、ここの粘土と同質の粘土(鉱石)はカオリン(kaolin)、または陶土(china clay)と呼ばれ、日本では、岡山県備前市三石、広島県庄原市勝光山が産地として有名。
モンモリロナイトも鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、スメクタイトグループに属する。化学組成は (Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2O。
名前は産地のひとつであるフランスのヴィエンヌ県にあるモンモリヨンに由来し、1847年に命名された。フランスのモンモリヨン地方、北米ワイオミング州など世界各地で産出され、日本では新潟県・山形県・群馬県などで良質な「モンモリロナイト」が産出されている。
この陶土と呼ばれる粘土を主に使っていることから陶器は「土物」と呼ばれている。しかし、粘土だけではひび割れが起きやすいため、ガラス成分の珪石(けいせき)とガラスを熔かす成分の長石を混ぜることで耐久性を持たせている。
耐火性のある粘土に珪石と長石を配合し、1000℃を軽く超える高温で焼くが、その際の成分比率がおよそ「長石10%・珪石40%・粘土50%」と土の成分が最も多いのが陶器の特徴。
陶器の作り方
練った陶土で成形したあと、乾燥させて一度700℃~800℃程度の窯で素焼きして固くしてから、釉薬をかけて約1100℃~1300℃(低中火度)で焼成する。
粘土を主原料とする陶器を手でコンコンと叩いた時に出る音は鈍く低く、厚手で重たいが手触りは柔らかく素朴な味わいをしている。
釉薬によって表面に薄いガラスのような膜ができるが、目には見えない無数の空気穴が空いていて、やや吸水性がある。光が透き通らないため透明度はなく、淡い色が多い。磁器より密度が低いため強度が弱く、熱伝導率が低いため「熱しにくく冷めにくい」のも陶器の特徴。
釉薬を用いた陶器は、日本では奈良時代から作られるようになりました。
陶器の代表的な焼物としては、益子焼、備前焼、瀬戸焼、唐津焼、美濃焼、常滑焼、信楽焼、萩焼などがある。
明日から早速、それぞれに関して深掘りしていこう。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
https://nikkoudou-kottou.com/blog/ceramics/4505#:~:text=陶磁器とは、”陶器と,は陶磁器の前身にあたります%E3%80%82
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い週末を。
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