2024年最初の出張2日目:京都

おはようございます。
今朝は薄曇りの空でどんより寒い。

昨日は大阪のホテルから昼前に京都へ移動、スーツケースを預けてから、昨日出荷した製品たちの受け取りを夕方に本会場でするまで、京都の街中を歩きながら京都の店舗をビジット。京都御苑の南側を四条河原町までに降りていく。

その中で、気になっている店舗を数点訪問。

今回訪れたのは、Umweltさん。
スウェーデンやデンマークを中心とした北欧のテキストやガラスなどを扱っているこちらのお店。前回来た時は店主がいらっしゃらず、そのお母さまが(ご本人曰くわかる範囲で)接客してくださった。その時に話が盛り上がり、テーブルクロスとリネンリボンを購入したらお母さまお手製の小さく畳めるエコバッグもくださったのでとても印象に残っていた。
今日はお邪魔するとお姉さんがカウンターで作業をされている。店主の方かなと思いながらも挨拶してお店に入ると、入り口一番手前のテーブルにかかっているクロスが鮮やか。やっぱりセンスがいいなと思いながら、お店を見回していると「布お好きなんですか?」と声をかけてくださる。確かに何に使う訳でなくとも素材や色がいい布地は無条件で好きだな、と思い「そうなんです、布が好きなんです」ともうちょっとなんかなかったかと思う位間の抜けた返事をしてしまった。こちらは昔ながらの平屋をそのまま使われていて風抜きのための中庭が店の奥にあって、その雰囲気やそれを室内から見る景色も趣がある。一周し終わってやはりテキスタイルを見ていると「広げてみてくださいね」と特に見ていたテキスタイルたちをハンガーから外して、陽の光に当てながら丁寧に見せてくれる。最初から気になっていた入り口でディスプレイされているクロスがやはり一番色といい柄といい春先も含めオールシーズン使えるので、上にディスプレイされているものを全てどけていただいて購入を。そして、スウェーデンに留学されて職人資格を取られた山形在住の方のリネンのハンカチもあまりに緻密で色あいが美しいので、こちらも4つの中から1つを選んでいただく。
会計時にお母さまの話をすると「いつも作ってるんです」と照れ臭そうに言いながら、今回もお母さまお手製のコットンのエコバッグ風の袋に2つを包んで入れてくれる。
改めていいお店に来たなあと、大満足の訪問になった。

そしてそこから、寺町通に入って南下、この通りも面白いお店が並ぶ通り。ここをずっと南下していくと京都市役所横を通って、そのまま寺町専門店会というアーケード商店街に。入って程なく、シンプルだけど温かみのある、ギャラリーのような店舗が見えてきてよく見たら鳩居堂の本店が。しかも向かいには同じ趣向のコンセプトストアのようなものまである。東京でカードや外国人へのお土産を買う時に、鳩居堂か伊東屋にいくのでお世話になっていたくせにあまり京都を意識していなかった。なるほどと思いながら、入ったらとても仕事どころではないので、今回は場所を知れただけで良しとしよう。
そしてなるべく普段通らない道をと細い細い道(今回の道はその名も裏寺町通だった)を通って四条通へ。

お店に行くためにはここで良いのだけど、ランチのころ合いの時間に。京都で行きたいお店がありココから近いのでさらに少し南東に向かって移動。鴨川手前の木屋町通を行って曲がったSubaさんへ。
ここに来た理由は、お店が提供しているおそばが目当て、ではなくて、この店舗でカウンターの様に使われている台を見に来たかったから。その台を作成されたのは、橋本知成さん。以前に、知人がやっているギャラリーで個展が開催された際に作品を購入させていただいた陶芸家さんが蕎麦屋に作った台を見たかったのだ。
12時開店でサクサク歩いて11:45頃に着くと既に5名ほど並ばれていて、窓ガラス越しに早速その作品が見て取れる。人が歩き回って擦れた結果なのか、表面はかなり滑らかになっていて光沢がある位。そして、お蕎麦の湯気など湿度が高いせいか、陶器に塗り付けた金属質の釉薬の酸化具合を楽しめる作品の色合いはかなり深みを増している。焼き元として人が左右に3,4人ずつ立って食べられるサイズ(縦2m、横0.7m、高さ1m程度)の焼き物はかなり焼き切ることが難しい様で、台の上面は内側がくぼんできている。

独特の味が出ていて変化がすごい


直線とナチュラルな曲線が奇妙なマッチング、好き

開店までの間にみるみる人は増えていき、開店頃には20人は優に超えていた。みんなお蕎麦目当てのようなので、お蕎麦にも期待してお店の看板メニューの肉蕎麦をいただく。こちらもお出汁がしっかりきいていてお肉からもじんわり味が染み出してきておいしい。

お肉モリモリのあったかいお蕎麦

正面の人が食べていたホルモンと黄ニラのお蕎麦も美味しそう。自らランチでお蕎麦をいただこうと思うことは少ないけれど、アートきっかけで食事に繋がってくるのもすんなり入れるしいいものだと実感。
ご馳走様でした。


木屋町通り沿いの小川、桜並木かな

こうして自分なりの京都も味わいつつ、この後きちんと3店舗店を回ってその後会場で一昨日大阪から出した荷物を受け取って今日ディスプレイできる様に準備を完了させました。

とても出張の記録とは思えないけど、明日からは会場にこもりっきりなのでしっかり準備してイベント成功に努めます。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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