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White Retreatで新たなる人生のスタート

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
11月9日&10日に横浜の逃げBarで開催された「White Retreat」に参加してきました。

1月末で三ツ沢下町での閉鎖が決まった「逃げBar White Out」との思い出を創りたいという想いが大きくて、参加を決めました。

真っ白の異空間カフェ&バーに身を浸して、自分自身を漂白する時間を過ごします。応募したのは、少し前の季節。夏が始まった頃だったかもしれません。1週間前に、オンラインで事前に主催者の雨宮さんと、参加メンバーとお話をする機会がありました。

真っ白な服を着て、白の食事。リトリートで、真っ白に漂白してゆく空間。そんなにたくさんの食物を食べるのは、場にそぐわないような気がしつつも、真っ白な最後の晩餐についての会話をブレイクアウトルームの中でしていました。

初めて、逃げBarを訪れた際、真っ白なカレーをいただいたのを思い出しました。お店の食べ物も白や透明なんだなぁと思ったのを思い出しました。

ご飯、豆腐、塩が提供されるということを伺いつつ、甘酒、大根、蕪、玉ねぎ、里芋、とろろ、ヨーグルト、かんてん、杏仁豆腐、湯葉、白木耳、白いお粥、日本酒などの白い食材のアイデアについて話が出ました。

当日、神奈川で趣味で農業をしているという伯父から大きな里芋が届いたので、人数分持っていくことにしました。里芋にかけるお塩として、宗像大島のお塩も持参。乗り換え駅で、クリスマスを前にシュトーレンと、杏仁豆腐が売っていたのでこちらも購入して持参しました。

カカオセレモニーに備えて、お腹を空かしていたらお腹が空きすぎてしまい、小腹を満たすべく、銀だこでたこ焼きを食べました。チーズとアボガドのかかったもの。

時々、無性にたこ焼きが食べたくなる時ってありますよね。

十分余裕を持って家を出たはずが、クリスマスムードのショッピングモールを歩いたり、買い出しをしたり、最後の外食?としてたこ焼きを食べている間に、すっかり開始時間の直前の時間になり、逃げBarの最寄り駅に降り立ちました。

駅のホームで、2年前のカカオセレモニーに共に参加していた仲間に声をかけられ、一緒に逃げBarへ向かいました。

会場に集合し、オープニング。
「何者でもない自分へ帰る」リトリートがスタートします。
輪になって座って、自己紹介と、意図などを話す時間。
誕生日の人から順に話しをはじめていきます。

4月生まれの私は真ん中位の順番。
話を聞きながら、涙が溢れてきます。
この涙の意味は何なのだろう。
言葉にはし難いような感じです。

白い空間の中で、涙が溢れている。

この前日、中学・高校時代の友人と10年以上振り位にランチをする機会がありました。子どもの頃って、自由がなくて大変だったことを分かち合いつつ、これまでの15年間や、お互い、目の前の自分の人生に必死で日々を共有できていなかった4年間の話をしていました。

人と一緒に事業をすることでのモチベーションやコミットメントの差、折り合いをつけることの難しさ、手放したことでの豊かさ。

この5年間で、お互いに共同で経営していた人との関係性を完了をして事業をしていく選択をしていたこともあり、さまざまな話をすることができました。

様々なことを弔って、漂白して、次にいく。

時間が経って、状況や環境も変わって、一緒に考えたり、行動してくれる仲間と出会うことができて、また新しい体験や世界をみることができて、そうした中で、段々とフェーズ自体が変わっていく中で、新たに創作した区切りなのかもしれないなと感じました。

今までのことを洗い流す涙かもしれません。
他の参加者の話を受け取りつつ、自分自身と向き合う時間でもありました。
小さなティッシュや、大きなティッシュを渡されました。

儀式用のカカオをいただきました。
香りを嗅いで、一口ずつ、身体に染み込ませていくような感じです。
どこまでがカカオでどこからが自分の身体なのか。
一体化していくのか。そんなことを考えながら、カカオと一体になっていました。
カカオを飲んで、その後の記憶が既に曖昧ではあるのですが・・・目を閉じて、様々な楽器が奏でる生音を聴きながらの「地球をつつむうた唄い」であるアルマさんによるサウンドバスを感じていました。

真っ白な空間の中を空気の振動で様々な音が奏でられて、その振動が身体の中の水分と共鳴するような不思議な体験でした。寝そべりながら、サウンドバスに包まれていました。

次のあめみーのハーベストのセッションでは、1人ずつの顔写真が既に掲載されたプロフィールが渡され、そこから、プロフィールを作成しました。
作成したプロフィールをもとに、改めて自己紹介し、壁に貼りました。

エンパシーサークルは、様々な単語が書かれた紙をサークル状に並べて、円になりました。自分自身が感じたことを言葉にし、3つの単語を選択します。私の話を受け取った人がそれぞれ1つの単語を渡してくれます。

私は、「CONEECTION(つながり)」「WARMTH(あたたかさ)」「LOVE(愛)」「TOUCH(触れること)」「EXPRESSION(表現)」「SHELTER(身を守る場所、居場所)」「赦し/許し」を手にしました。

白いものが並ぶ食卓というのは初めての景色で新鮮でした。
南足柄の湧水をいただき、生産者でマッドランドフェスでもご一緒した斎藤完一さんの動画を拝見してから、完一さんのお米に、厳選されたお塩をかけて三角の塩むすびにしていただきました。カカオの時と同じように、一口、一口を噛み締めました。

里芋もシンプルに煮て、塩をかけただけでしたが美味しかったです。他の参加者の方が持ってきてくださったらっきょうや沢庵、玉ねぎや、ココナッツ煮込みも美味しかったです。

食後はサイレントエクスタティックダンス。
暗闇の中、ヘッドホンをして踊る。
人に影響されず、左右されずに、音に浸る時間。知っている曲も知らない曲も。

生の音や空気の振動とはまた別の空間が広がります。
Moon trip YOKOHAMAや令和市のお葬式。かつて逃げBarで体験したサイレントディスコの体験も思い出したり、よぎります。逃げBarという空間は、やっぱり、サイレントディスコの聖地という感じもします。

事前のオンラインの機会に、ZARDが好きだという話をしていました。
当日は、「DAN DAN 心魅かれてく」を選曲してくださっていました。
事前にZARDの「心を開いて」を聞いたというメッセージをしてくれていた友希さんと2人で手を取り合ってぐるぐる回っていました。

中学時代に、弔いの仕方について仲の良い先輩達に遺言を残した事がありました。

「亡骸の横で、ZARDの曲を、シングルCDを並べて、シングル曲とカップリング曲を一通りかける。アルバムとベストアルバムも発売日順にBGMとして語り合いながら、私の知り合い同士が語り合う事をして欲しい。」と伝えていました。すっかり忘れていたのに、後から思い出しました。

夜は、近所の銭湯に行きました。岩の露天風呂や檜風呂など、スーパー銭湯並みの内装でありながら銭湯の料金で楽しむことができました。

逃げBarに初めての宿泊。寝袋持参で、何枚か白いラグをひきました。

翌朝は生前葬。「霊安室で安置されるとこんな感じかな?」と思いながら、横になりました。床からの距離が近くて身体に鈍い痛みを感じながら「まだ、生きてる!」と思ったりもしました。

翌朝、ヨガからスタートしました。日頃、頭や口、目と指は沢山動かしているものの他の器官を意識する機会の少なさに気がつきました。

ヨガをしていると、股関節の硬さを始め全体的に身体の硬さが気になります。

一通り、ヨガが終わってから友希さんに、身体が硬いことを相談すると、「それは、誰かと比較をしているからです。もし、ゆーかりさんしかいなかったら、硬いって感じると思う?」と問われて、無意識に人と比較をしているのかもしれないなと思いました。

まずは、手始めのトレーニングを教わったので、日々、壁に足をつけながら、鍛錬を続けています。

朝食は白いお豆腐。シンプルにお塩を付けていただきました。初めての食べ合わせですが美味しかったです。

その後、遺書を書きました。時間が限られていたのですが、PCのパスワードの解き方や、資産の場所や移動方法などの実務的なことを記載していました。まだ死にきれないという想いにも気づきました。

死ぬほど、傷ついた体験に対して、私はまだ、癒やされていないし、赦すという境地には至っていないのだなということにも思い至りました。

渦中の時は当事者でも、何が起きているのか分からなかった。時が経って、改めて、客観的に捉えられることができたからこそ、乗り越えてはきたけれど、キツい中生き延びることと、関係者への幸せを願うことができる境地に至るかどうかは全くの別物であるということを実感しました。

白葬。前の日に作ったプロフィールを白塗りにして、かけて欲しい曲などをリクエストして、自ら棺桶に入ります。参列してくださる方々や、菊の花とともに声をかけてくださいます。

昨日出会ったばかりの人もいれば、何らかの機会をご一緒したことのある方もいらっしゃいます。人生の最期をご一緒する、見送るというのは稀有な機会ですよね。どんな言葉と共にお見送りすることができるのか考えながら、1人1人をお見送りしていました。

自分の番がきました。生前葬で棺桶に入るというのは非常に珍しい体験ではありますが、実は今回は2回目です。

初めて入ったのは、2021年2月14日。友人から体験作家のあめみーこと、アメミヤユウさんをご紹介いただき、clubhouseで様々な話をしていた中で、「真っ白なカフェ?」という言葉に惹かれて初めて訪れた日です。

2021年1月末にコラボレーターとして独立したばかりの頃で、最初の生前葬は、それまでの人生との「区切り」でした。 逃げBarで初対面のあめみーに見守られ、生まれ変わったのです。

私自身、NPO法人の代表などをしながら、社会変革やCSV 、SDGsに携わってきました。それでも、なんとなく、形骸化しているというのか、表面的な感じが否めなくて・・・。正直、「距離感」を感じている部分がありました。

中学生時代から「誰でも行けるカウンセリングルームを作りたい!」と思いながら試行錯誤し、コミュニティ運営やリアルな場を運営してきました。
楽しくないと人は集まらないこと。未病の段階から関係性構築を図る大切さなど、自分自身が実践してく中で、様々な事を感じていました。

そんな時に出会ったのが体験作家のあめみーでした。「楽しい!関わりたい!!」というキッカケから自然にSDGsに繋がっている仕掛け作りや、「行きたい!」「参加したい!!」と思える企画術。

逃げBar White Out というBarや、あめみーの創る世界観に魅了されていきました。

「世界は変えられずとも、つくれる。フェスづくりは世界を創ること。それぞれの世界をつくること。」という想いに共感。
ソーシャルフェス®︎ラボスクールの事務局とオンラインサロンの部分を担う事にしたのが2021年4月でした。

ソーシャルフェス®︎ラボスクールの卒業生の多くがRingNeFestivalに様々な役割で携わってくれています。逃げBarのクラウドファンディングも中学時代の部活の先輩をはじめ多くの人とともに支援しました。

マッドランドフェスOzoneDAORingNeFestivalなど、さまざまなフェスりんね農園での体験など、一人では絶対に見ることのできなかった世界や景色、人々、環境に出会うことができました。

2021年2月の生前葬から2024年11月月の生前葬まで、豊かな人間関係や共に成長する土壌の中で過ごすことができました。

今回のホワイトリトリートは、「逃げBarとの思い出増やしたい」という気持ちもありましたが、これまで逃げBarとの出会いや様々な場面の思い出を思い出す機会になりました。

今回の生前葬を通して、また1つフェーズが変化したのだとみています。
3回目の今回の人生。自分の気持ちに寄り添いながら、穏やかに楽しく温かい気持ちで、大切な人を大切にし、一緒に遊んだり、願いを叶える輪を広げていきたいと思っています。

五感を通して、沢山の喜びを感じていきたいです。美味しいものを食べて、沢山語らいながら、のびのびと楽しい思い出を積み重ねていきます。
新しい人生のいたやゆかりもどうぞよろしくお願いします!!

折角なので、1月は逃げBarで1日店長やサブ店長をしようと思っています。また、日程が決まりましたらお伝えします!

RingNeFestivalの第3章も、これからスタートしていくので、様々な関わり方でご一緒できたら嬉しいです。

11月22日に御嶽山で日帰り遠足も開催しますので、一緒に秋の思い出を作りたいという方はご一緒しましょう。

それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!















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いたやゆかり/コラボレーター
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