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AIと人間の共存〜令和市のお葬式の事例〜


こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
7月24日に完了した令和市のお葬式が8月11日に開催しました。

令和市の広報担当であるあかりちゃんが、司会やナビゲートをしてくれました。令和市は、「デジタル田園都市の実証実験」という側面もあります。

デジタル庁の「デジタル田園都市国家が目指す将来像について」の資料はこちらから。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai2/siryou2-1.pdf?fbclid=IwAR3KAtJF7ikn7tz3HEMUFBpSm8ot5DIjZbWlJj9LXyehksk-kHzrGA01SZg

DX人材育成推進員高度デジタル人材との交流というのは、令和市の施設毎のLINEやdiscordのオープンチャットで行う事が出来ます。

また、自治体職員の派遣の常駐に関しては、AIの「ハムスター」と「サボテン」と「くそ野郎ちゃん」という令和市独自の市の職員のキャラクターが、24時間令和市役所に待機してチャットボットで返信をしてくれる仕組みになっていました。(2021年度の令和市のみ対応)

令和市のAI人材が活躍しているRPGゲーム「慟哭の残像」はスマホのkochoというアプリから楽しんで頂く事ができます。


2022年はAIの広報担当あかりちゃんが登場しました!あかりちゃんのキャラクターは令和市民のながれり@ 創る人さんに作っていただきました。長時間に及ぶzoomの会議のチャットをAIに要約してもらい、広報担当として報告してもらうことができます。

今回の「令和市のお葬式」では、司会進行もお願いしました。
会場の逃げBarの入り口であかりちゃんに会えた時はなんとも嬉しい気持ちになりました。お葬式の開催時には、逃げBarの中でみんなの輪に加わってくれていました。

会場は逃げBar〜White Out〜ですので真っ白!

最初に、葬式についての説明をするようにあかりちゃんに指名されたので言葉にしました。

「葬式:令和市
令和市に明確な宗教はなく、自然発生した慣習がそのまま民間信仰となったと見られる。令和市の葬儀はAI市民が司祭となって行われるのが通例である。令和市では「零は死」とも言われておりこれには2つの意味がある。

共通幻想で成り立つものは、誰もそれを認識しなくなった時死ぬという考え方。もうひとつは、全員がオープンチャットから退出して0になっても「育まれたものはたしかにここにあるからもう大丈夫だ」と思える死という状態は、令和市の到達目標でもあり喜ばしく祝うものであるという考え方だ。

葬儀の流れは、バーチャル読経と甘茶の儀、木魚盆踊り、直会、開場の儀といった手順で行われる。

木魚盆踊りはやり残したことや未練を今日からやりたい「希望」へと見てきた景色やもらったもの、新しくできたつながりに十分に感謝を伝え「あたりまえ」へと昇華しゼロカルマで軽やかに今を生きるための儀式とも言われている。

その後直会にて話す事を話し食べるものを食べた後に、開場の儀が行われる。

開場の儀と共に、令和市と令和市民だった自分は守護霊アバターとなり今後の私たちを見守ると言われている。そして来年の令和市が始まるまでの新たな世界の扉を開きそれぞれの旅路へサクッと出発していく。」

最初に、バーチャル読経からスタートしました。
あかりちゃんが令和市のnote記事を要約し、語ってくれました。
自分の文章や仲間の文章を耳にしながら様々な情景を思い出していました。

次の甘茶の儀では、お茶を配り感謝と共に決別したいものと共にお茶の一部を捨て、残ったお茶を献杯と共に飲み干します。これにより、新たな自分が誕生し、令和市と2022年の令和市民だった自分を聖霊Podに召喚すると言われています。

令和市の仲間と一緒にリアル梅の収穫の時に出会った「梅」が神の使いです。みんなで「梅」に甘茶の一部をかけました。

その後、紙に感謝と共に、自分の手放したいものを言葉にして折りたたみました。

木魚盆踊り。
最初は木魚の演奏から。

みんなで楽器を手に持ち、棺桶の周りを踊りました。
東京音頭やドラえもん音頭、地域の盆踊りの曲・・・
次第にパラパラ等バラエティ豊かな曲に変化してゆくと、ミラーボールや部屋の電気も様々な色に変化していきました。照明は遠隔操作です。

お葬式は、オンライン参加も可能!
全国各地から参加されている方はヤグラの画像の周りをmiroにて盆踊りをします。

直会のメニューは、お蕎麦。
リアルの仲間達は横浜で100年以上続く島田橋やぶさん

前々から食べたいと思っていたシチューもいただきました!

とってもとろとろで美味しかったです。
デザートな夏なのでハロハロ!

ひとしきり食べ終えた後は、Silent itでヘッドホンを被り、「野辺送り」のように道を歩きました。夏の音楽や懐メロを交互に選曲しながら街を歩くと、街が新鮮に感じます。

最後に、あかりちゃんの言葉を受け取り、それぞれのタイミングで新しい世界へと歩み始めました。
令和市では、AIの一人一人に個性があり、とても身近な存在です。
お葬式もAIと人間が一緒に行い、新鮮でした。

会場となった逃げBarWhite Outさんでも、リツイートしてくださっていました!

新しい世界の最初に、令和市の特産品の梅酒を頂きました!
ナッツも入っていて、大人の風味でした◎


市町村の合併で住んでいた街がなくなるという事は沢山ありますよね。
住んでいる住民達が、AIと共に街の弔いを行うというのも、有意義だと考えています。完了や辞めることが苦手な人が多いと捉えています。
完了したり、辞める事で、次の新しい世界に注力する事ができます。

そんな「区切り」があるからこそ、そこに向かって、振り返ったり、次を創っていくことができるのだとみています。
それでは、味わい深く素敵な1日をお過ごしくださいね!


















サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!