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【29日目】派遣前訓練を思い返してみる

先日、青年海外協力隊2019年度3次隊の派遣前訓練が始まった(協力隊は年に3回に分けて派遣される。1回目が1次隊、2回目が2次隊、3回目が3次隊と呼ばれる)。

私は2019年度2次隊で、派遣前訓練は2019年9月中旬から11月中旬まで、70日間あった。

ついこの間まで自分が訓練受けてたのに、もう次の隊員の訓練が始まっているとは。時間が経つのは早いなあ。



派遣前訓練のことを考えていたら、いろいろな思い出やちょっとした後悔が頭をよぎったので、書き残しておこう。


【派遣前訓練を思い返してみて】


語学をもっと勉強しとくんだった


まず一番に思ったのはこれ。

自分の中では派遣前訓練でもそこそこ勉強してたつもりだったけど、それは本当に「つもり」に過ぎなかった。ということをドミニカ共和国に来てひしひしと感じる。


「行けば何とかなる」って言うし、確かになんとかなるとは思う。


でも、訓練所で語学がんばった人との差は確実に開いていると感じる・・・。

派遣国に来た時点で、派遣前訓練の語学授業の知識がちゃんと頭に入っていれば、現地の語学学校の先生やホストファミリーとスムーズにコミュニケーションがとれて、もっと学習効率が上がるんじゃないかと思う。

結果、派遣前訓練で頑張った人は現地に来てからも語学を身に着けるスピードが速いと思う。


・・・私は今からでも遅くないと信じ、スペイン語を地道に勉強します・・・。


自分が集団行動とか、組織単位で動くことに向いてないと思った


前から思っていた↑の思いが確信に変わった。

私にとって、派遣前訓練はもちろん楽しかったのだけれど、田舎の公立中学校並みに色んなルールがあってそれを守るのが大変だった。

そのルール(例えば「外から帰ったら、在館を示すマグネットをホワイトボードに貼ること」とか)を守ろうとするんだけど、たまに忘れてやらかしてしまい、「何やってんだ自分・・・」と落ち込む。

こういう小さなルールを私は忘れてしまいがちで、ルールを破ってしまうたびに自己嫌悪に陥った。


あと、もう一度言うけれども派遣前訓練は楽しく、関わった人全員にすごく感謝している。嫌な思い出は探しても見つからない。

でも、集団生活は70日間で限界を感じた・・・笑。


私は青年海外協力隊が終わったら開発コンサルの会社を目指そうと思っていたけれども、

自分の性格からして、大きな組織に入って働くことが苦手そうな感じがするから、最近は小さな組織で働いたほうが自分の性格上幸せになれるんじゃないかと思う。

やりたいこと以外にも、自分が苦痛じゃない働く環境とかも考えていきたい


「日本の常識は世界の非常識」という言葉を刷り込まれて良かった


この言葉を、派遣前訓練で私に刷り込んでくれたことにとても感謝している(笑)。


ドミニカ共和国に1か月住んだだけでこの言葉の意味が分かる。

ドミニカ共和国で生活していて、「なんでこんなことするの!?」「なんで〇〇ができないの!?」と思うようなことがあっても、「日本の常識は世界の非常識」ですべて納得できる。

ドミニカ共和国の慣習を「問題」ではなく「違い」として見ることができるし(もちろん、本当の「問題」もあるだろうけど)、日本の常識を外から眺めることで新しい発見があっておもしろい



細かく挙げればたくさん「ふりかえり」が出てくるのだけれども、とりあえず「派遣前訓練70日間全体」を通して思ったのはこの3つだ。



最後に・・・、2019年度3次隊のみなさん、派遣前訓練楽しんでください!

それではまた~









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