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柊のしごと・かんがえごと

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展示や仕事、日々の生活のなかで考えていることを書き留めておくためのマガジンです。
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2021年5月の記事一覧

人気のない夜の公園はわたしにやさしい

仕事へ出る。外へ出たついでに散歩して帰ろうとするが、あまりに日が強い。それでも、と歩こう…

柊有花
3年前
21

わたしのゆるされる場所

ゆるされる場所がある。 それは近所の喫茶店、井の頭恩賜公園、天気のいい日に乗る電車の隅の…

柊有花
3年前
26

うしなわれた書店のこと

実家の近くにある書店が薬局に変わってしまった。地域の文化の要のような存在だった店の閉店は…

柊有花
3年前
17

5/17のこと

喫茶店で作業する。珈琲にミルクを入れてすこしずつ飲む。 赤いノートが1ページ埋まる頃、杖…

柊有花
3年前
12

海は永遠に広がり、その水面で希望を受け止めてくれる

今日は私信のような文章です。 昨日、想いがつのるのにまかせて書いた、この記事。 いつもと…

柊有花
3年前
26

ことりに

7年生きることりは 片栗粉のように白く 新雪のようなさわりごこち 21gのことりは 文鳥の標準…

柊有花
3年前
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そのときは駅のホームで静かに訪れる

小品をまとめた本を作りたいと思っている。 いや、願っているという方が正しい。 切実に、出会いたいと願っている。 心のなかの言葉は、どんな形で産まれたがっているのかわたしにはまったくわからない。家にいるとムズムズして憂鬱になるので、電車に乗っては知らない街を歩き、カフェで赤いノートに文字を書きつけ、また歩き続ける。 今日は100段ほどの階段をのぼり、1400年代に建てられた神社の境内で途方に暮れている。 わたしの心はこんなにも苦しい恋のように想いがつのっているのに、なにか

こんな時間のこと

こんな時間に甘いものを買いに行こうと誘われる。 行き先は3通りある。わたしたちはそのなか…

柊有花
3年前
11

それでもペンは手の中にある

風向きがどんどん変わっていくのを感じる。天候だけでなく社会の状況もまた。ひとときのあいだ…

柊有花
3年前
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『花と言葉』のもととなった企画を再開します

来月頃に、絵と言葉をお届けする企画を再開しようと思っています。『花と言葉』のもととなった…

柊有花
3年前
24

アップデート中はケーブルを外してはいけない

頭がしびれるほどぼんやりしている。ひたすら街を歩いたり、開け放った窓のそばに横たわって空…

柊有花
3年前
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