詩「昼下がりの公園にて(両親への手紙)」

鮮烈な緑
繊細な光

息を止めて土を吸って
シャボン玉は木陰の中

性的な虫
孤独な花

白髪が増えた気がする
腕の筋肉も衰えたかも

それでも君と子がいる
まだ諦めるには早いか

理想の今
現実の今

(壊すには遅すぎた)

命の強さ
次の瞬間

転んだ子に駆け寄る君
それを見て微笑むネコ

老いていく悲壮なんて
子供の成長に比べれば

虚無の心
慈悲の心

手を繋ぐ三人は温かい
責任ではなく優しい夢

息を止めて土を吸って
シャボン玉は夕日の中

(さ、
歩くか)

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※2019年の島根県民文化祭の詩の部で銅賞を頂いた作品です。

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