バカの人生は、人と異なる楽しい思い出がいっぱい😘
若い頃のバカだった私の話をしましょう。(今でもバカですが)
そして、この息苦しい世の中で苦しんでいる人たちに
それなりになんとかなると言う自信を持ってもらえれば幸せです。
偉人の本を読んで真似をするのは、難しいですが
バカの真似は容易にできますよ。これからの世の中は、バカの伝記が
売れると思っています。(バカですから)
私が医学専門課程を学び始めたのは、1980年、今から42年前の頃です。
今と違って日本が高度成長期で、常に右肩上がりの時代でした。
みんなダイエイの服を着ていた時代です。
チューハイが流行りだした頃でした。
先ず、生理学の話からしましょう。
生理学なんてものに全く興味がなく、たいして勉強もしていない私でも
諮問試験をパスしないと進級できませんでした。
教授:「睡眠のパターンを言ってみなさい」
私:「・・・・・・・・・・?」
私は、考えた末に
私:「4種類あります」
教授:「おう、そうか。どんなパターンか説明しなさい」
私:「・・・・・・・・・・?」
私は、考えた末に
私:「上に向いて寝る。右に向いて寝る。左向いて寝る。
うつ伏せで寝る。の4種類です」
教授:「ひ、ひ、ひ、ひ、・・・・・・・・」
教授の不適な笑いをみて、すぐ再試を覚悟していた私でしたが
教授:「今まで聞いた答えで一番面白かった。パターン4種類のとこだけ
あっていたから合格にしてやろう。
筆記試験までには、チャンと勉強しとけよ」
多くのまじめな人たちが再試験になっている中で、勉強していない
私が合格してしまったのです。この時、人生は目に見えない何かが
働く事を知ったのです。決してあきらめてはいけません。
そして、興味がなかった生理学を少し勉強する気になりました。
もし、あの時怒られていたら生理学などさらに大嫌いに
なって勉強などしなかったはずです。
(もしかして大脳生理学の教授でしたから、そこまで考えていたとしたら
大したものです)
今度は、解剖学の話です。病気を勉強する前に解剖の勉強などに
興味はありませんでした。
バカですから、ご遺体と幽霊の区別さえ
ついていないような状態で、とにかく夜の解剖は怖かったのです。
解剖学の教授からは、ご遺体と献体してくれたご家族に失礼だから
解剖中には、ニヤニヤしたり、笑ってはいけないと言う
ルールがありました。
ある日の事
私たちが解剖している時に、教授が回ってきました。
教授が私に尋ねました。
教授:「君は今何をしているのかね」
私:「はい。今おなかの皮をはいでいます」と答えたのです。
防腐処置した皮膚は、ランドセルの皮のように固く、皮という表現が
私には、ぴったりに思えました。しかし、教授は、急に不機嫌な顔になり
教授:「皮じゃないだろ!皮膚と言いなさい。君は一般人か?」
その時周りで作業していた班のみんなが突然噴き出してしまいました。
笑い出したのです。
もちろん後で、教授から絞られたのは言うまでもありません。
私も医学生なのになんて馬鹿な答えをしたんだろうと反省しました。
そんなことがもう一度あったのです。静まった解剖教室で再度
教授が指導のために私たちの班に回ってきたときのことです。
何を聞かれるか緊張している時に、
誰かが屁をこいでしまったのです。「ぷー」っと小さな音でしたが
静かな解剖教室ですから、聞こえないわけがありません。
人間は笑いを堪えようとするとかえって大笑いするものです。
一人が笑い出すと笑いの輪が広がり、みんなが笑い出したのです。
私も緊張の糸が切れたこともあり、腹をかかえて
大笑いしてしてしまいました。教授も笑っていたと思います。
この時は、不思議と怒られることがありませんでした。
ルールなんてものは、みんなが破れば何の効力もありません。
教授も自分が笑ってしまったため、怒ることが出来なかったのです。
解剖と言えば、電気が消えた解剖教室に同じ班の同僚を鍵を閉めて
閉じ込めて楽しんだ楽しい思い出もありますが、(悪でした)
どうしても話したくて仕方がない思い出があります。
私たちの班は、7人いましたが骨学の筆記試験があまり出来の良くない
バカの集団でした。
解剖学では、解剖した図を書かなくてはなりませんが、
バカの集団の私の班は、みんなより遅れていたため夜遅くまで残って
解剖図を書いていたのです。夜の10時ごろ、みんなも集中力が途切れて
眠気を感じるようになってきたので、私の提案で眠気を覚ますために
今迄の人生でした一番恥ずかしい思い出を階段教室の前に行って
マイクで話そうと言う事になりました。
まずくじ引きで順番を決めたところ、班の中では比較的まじめなA君が
いちばんを引き当て最初に話すことになったのです。
A君:「私は、女性のセックスの時の気持ちを知りたくて、おしりの穴に
ドライバーを入れたことがあります。とても痛かったです
以上」
突然、夜の静かな階段教室に大爆笑が起こりました。
私も転げるように笑い「お前、変態か」と言いながら笑いを止めることが
出来ませんでした。
みんなその話で、1時間ぐらい笑い、
次の人の話は中止になってしまったのです。
今でもあの時の光景が目に浮かびます。😁
そんな彼は、今国立病院の産婦人科の部長になり偉い先生になっています。
女性の気持ちを理解しようとした彼は、やはりその道で成功していました。
スキこそものの上手なれと言うのは、このことかもしれません。
人間は、やはり好きな事をしなければいけませんね。
(逆に立派に見えても変態がいますから注意ですよ)
こんなバカの私が、人並みに生きてこられた手段は、要領なんです。
試験には、再試験になるほど難しくなるものがあります。
私の大学では、ウイルス学がそうでした。だから、易しい最初の試験を
通過することが要領の良い私には、絶対に大切な事です。
というわけで、ウイルス試験の前日は徹夜をし、朝の5時ごろまで
暗記に力を入れていたんです。そして、どうせ1日の事だからと思い
全く睡眠をとらずに試験を受けました。
試験は諮問試験でした。
クラスで出席番号1番の私は、同じ班の7人と教授室に入りました。
教授は、先ず私に質問しました。
教授:「〇〇君。黒板にコクサッキーウイルスと書いてみなさい」
私は、しめた。最初だから簡単だとその時思いました。
そこで黒板に(コクサッキー・・・・・)とカタカナで書き始めたのです。
突然!怒号が。
教授:「君は私をバカにしているのか?出ていけ!」と怒鳴られました。
何が起きたかわからず部屋の外に出た後で、同僚の笑い声が
聞こえたのです。背筋がとても寒かったのを記憶しています。🤐
外に出された理由が最初は、よくわからなかったのですが、
よくよく考えてみると小学生でもないのにカタカナでコクサッキーと
書くなんて・・・・・・。
その時初めて英語で書く必要があったことに気づいたのです。
せめて「英語で書け」と言ってくれたら書けたのにと思っても
後の祭りでした。
教授もカタカナで書く私を自分をバカにしていると感じたと思います。
本当にバカでしょう。徹夜した意味が全くありませんでした。
勉強しすぎると思ってもいないところでバカをすることがありますから
勉強は、ほどほどがいいと思いますよ。😤
まだまだ、バカの失敗談はいろいろありますが、
今日はこれぐらいにしましょう。また、機会を見て話しましょうね。
どうですか。バカな私を楽しんでもらえましたか?
自分と比較して、自己肯定感は高まりましたか?
今の世の中、まともな人がまともな事をしないのでとても息苦しくなって
いますが、こんな時こそバカになり、どうせバカなんだからと思い
気持ちをリラックスさせて
自分を隠すことなく好きな事をして、楽に生きていきましょう。
決して自分を追い詰めないでくださいね。
まじめを目指すのではなく、楽しさを見つけましょうよ。😊
いつもありがとうございます。😁
これからの世の中は、人のひいた安心 安全のレールに沿って
まじめに一生懸命生きてもレールの先の終着駅が潰れる時代です。
自分の好きな道を探し、辛抱強く継続して歩くことが求められます。
特に人とは異なるニッチな世界で、ナンバーワンをめざしましょう。
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