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新型コロナウイルスワクチンを打つのは、何のため?

 感染症の専門家は、新型ウイルスワクチンを国民に打つことを
奨励しています。
 そして、遺伝子組み換え食品を敬遠する国民が、今回初めて使われる
遺伝子ワクチンを違和感なく注射することに同意しているのです。
 今回のワクチンが初めて使用する遺伝子ワクチンであることを説明すると
驚かれる患者さんが多くいることより、
 そこには、充分なインフォームドコンセントが欠けているような
気がしています。

そもそもワクチンを打つ理由は、何なのかを考えてみました。

1)コロナウイルスの感染予防のため!

 もともとワクチンは、歴史的にみると、病気の感染予防のためや重症化を防ぐ目的で打ってきたのだと思います。
 だから、感染すると重症化や死亡率が高い感染症をワクチンで、予防したり重症化を防いだりすることに誰も異論はないと思います。
 だけど、インフルエンザワクチンは、打ちたい人と打ちたくない人の
自由は尊重されていました。
 蔓延防止重点措置、緊急事態制限や2回のワクチン接種が効果があったかどうかは、不明ですが、今のところ、新型コロナウイルス感染症と
インフルエンザ感染症の死亡者の数は、どちらも1年に1万人程度と
それほど差があるようには思えません。

その意味では、コロナウイルスワクチンを接種するか、しないかは、
自由が尊重されるべきと思います。

2)感染を広めないために、ワクチンを打つ。

 今回初めて出てきた理解に苦しむ理屈です。高齢者や免疫の低下した人、
肥満や既往歴のある人が感染すると重症化する可能性があるので、できるだけ多くの人が、接種すべきであるという理屈。
(自分の感染予防ではなく、他者の感染を減らす為に打つという理屈)

 ワクチン接種をしないと会社を首になったり、ワクチン接種の証明が
ないと飲食店に入れないなどと言う事が起きています。
 
 未知のウイルスに対して、恐れ、不安を抱く気持ちは理解できますが、
すでにオミクロン株は、弱毒化しており死亡率、重症化率もそれほど
高いとは思われません。まして、無症状や普通の風邪程度の症状で
済むことが多くなっています。

 一部が重症化して、死亡リスクがあるのは、何も新型コロナウイルスに
特徴的ではなく、今までも季節性のインフルエンザや通常の風邪ウイルスでも起こってきたことです。(多くの国民は、比較するデーターを持っていません。マスコミも不安を煽るだけで、比較することはほとんどありません)

 それを新型感染症だからと言って、少数の重症者や死亡者のために
本来打つ必要のない多くの国民にワクチン接種を勧めるのは、
 集団統率的であり、社会主義的な考え方だと思います。

 そもそも、風邪をワクチンで予防するのが、生物である人間にとって
いい事かどうかの議論もされていない状況において、場当たり的に
物事を決定すること自体が、間違いにつながる可能性があると
思います。

 私は、今の段階では、ワクチン接種は個人の自由意思で行うべき
思っています。

3)子供がワクチン接種をすべきかどうかと言う問題について。

 ワクチンを高齢者から打ち始めたのは、もちろん高齢者のほうが
重症化リスクが高いためだと言う事は理解できます。

 では、小児(0歳から15歳)に打つのをためらった理由はと言うと
小児が重症化しないと言う事と、これが今回初めて使用される
遺伝子ワクチンだからです。

 副反応と言う接種直後の症状に目を奪われている感がありますが、
その副作用は、遺伝子ワクチンですから、何十年後に起きてくる可能性は
誰も否定することが出来ないと思います。

 そこで、余命が短い高齢者に摂取するのはためらわず、余命が何十年も
ある小児に打つことをためらった可能性は否定できません。

 専門家や国が勧めるから、間違いないと考えるのは極めて危険だと
私は思います。経済の専門家が多くいるにもかかわらず、
リーマンショックを予想できた人は、いなかったわけですから、
ワクチン接種から50年後のことなど誰も予想ができないのは
当たり前です。

 小児が感染により重症化する可能性が低い限り、高齢者に感染させると
いけないからとか、風邪はひかないほうが良いなどと言う単純な
理由で小児にワクチンを奨励するのは、間違っていると思います。

 あくまで、親御さんが良く理解した上での、自由意思で接種すべきです。

4)不充分な感染対策。

 感染症対策は、あくまで感染の予防と免疫力の向上が同時でなければ
なりません。日本も感染症予防にばかり力を入れて、免疫を高めようとする
意見は殆ど出ていないのが現状と思います。
 高齢者だろうが若者だろうが、免疫力の低下した患者さんは、ワクチンを
摂取しようが何をしようが、重症化するのです。

 体を守る免疫力を向上させることは、何も言わずにワクチン接種とクスリだけに頼ろうととする現代医療は何か大切なものを忘れているとしか
言いようがありません。

 私は、「自分でできる感染対策」で免疫力のことを発信したので
ここでは詳しくは述べませんが、糖質過多の食事をひかえ、
免疫の70%をつかさどる腸の状態を良くすること(食物繊維と
発酵食品)、そしてビタミンD3サプリメントが大切だと思っています。

 ところが、現状は、隔離政策により自宅にこもり糖質過多の食事で
体重が増えている人が多くなっています。隔離政策がむしろ
免疫力の低下につながっている可能性があると思っています。

(肥満になり内臓脂肪が増えるとサイトカインストームが起こりやすい)

 感染症は、感染予防と免疫の向上がセットではじめて重症化や
死亡率を低下させることが出来ます。
 現代医療が、病気を治癒させているのではなく、エクモにしても
人工呼吸器にしても患者さんの治癒する力を助けていると言う事を
忘れてはなりません。

 どんな薬や高度医療を行っても、免疫の低下した治癒する力の
無い人を助けられる医者などいないのです。

 

 


 

 



 


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