ベンチャー企業に転職した採用担当者の僕が入社6か月でやったこと
※こちらは2017年12月29日にwantedlyに書いたものの転載となります。
※twitterやっているのでよろしければフォローもらえると嬉しいです。
ホワイトプラスには2017年の7月に入社をして、早いもので入社して半年が過ぎました。
同じ人事で奮闘している誰かの参考になってくれればという想いと、また自分の思考の整理のためにも今年半年間での振り返りをしたいと思います。先に言っておきますが、長いです笑。あらかじめご了承ください。ちなみに入社して1か月が経過したタイミングでも記事を書いているので、よければこちらもご覧ください。
①18卒新卒採用
・前提
僕が入社するまで人事のリソースが足りておらず、ホワイトプラスの2018年卒学生の新卒採用活動は2017年の7月からスタートしました。すでにお気づきの方もいると思いますが、6月までには多くの企業が新卒採用を終えると言われているにもかかわらず、我々は7月からとスタート時点でかなり出遅れました。こんな状況で新卒採用ができるのかと不安に思いながら、新卒採用がスタートしました。
・やったこと
新卒採用でやったことは主に2つしかありません。
①Wantedlyで募集開始②人材紹介会社にご紹介のお願い、の2つです。
①では、すでに内定をもっている学生、留学帰りや大学院への進学をやめた学生、就職活動に迷っている学生を対象に募集求人を立てて、応募があった学生に対してはプロフィールの記載の有無は度外視で、とにかく会うように努めました。中でも下記の求人は応募数が多く、狙いどおりのものとなりました。
またアイスタイル人事の小坂さんにご協力いただき、アイスタイル社とホワイトプラスの2社合同の会社説明会&面談会も実施しました。そのときの様子はこちらにまとめています。
・結果
110名の学生からエントリーいただき、3名が最終面接に進み、2名に内定出しをし、1名に内定承諾をいただくことができました。応募チャネルは以下のとおりです。(2017年7月~2017年12月のデータです)
大きかったのが、内定承諾をいただいた学生がwantedly経由であること。初めてwantedlyで新卒採用ができた事例を作ることが出来ました。反省点としては110名に応募いただいたにもかかわらず、56名しか会えていないこと。wantedly経由だとどうしても面談実施率が下がるので、初回メッセージの内容や対応スピード、リマインドなどは改善の必要性がありそうです。
またホワイトプラスで初めて、新卒内定者向けの内定式を企画し、実施しました。その様子はまた機会があればフィードに投稿しようと思いますが、アットホームないい内定式になったと思います。
②19新卒採用
こちらはまだ結果が出ていないのですが、すでに81名の学生からエントリーいただいていて、18新卒と比べて早い動き出しができています。応募チャネルは下記のとおりです。(2017年7月~2017年12月のデータです)
18新卒の採用活動と違うところは、ローカルイノベーションさんやデアイバさんなどのイベントに参加したところです。18新卒採用より早い動き出しを意識したので、漏れることなくイベントに参加することができ、すでに何名かいい学生とお会いすることができています。新卒採用に繋がるかはまだわかりませんが、イベントに参加することで、ホワイトプラスの知名度を上げることができ、将来の中途採用に繋がるかもしれないと思って、いつもわくわくしながらイベントに参加しています。
③中途採用
前提
2017年の中途採用は、実は僕が入社した7月までに8名の入社がすでに決まっていました。7月の時点で残りの採用枠がエンジニア1名だったのですが、8月早々には残りの1名の入社も決まり、8月には2017年の中途採用が終了しました。10月ごろから2018年の中途採用に向けて動き始めたというところです。
やったこと
人材紹介会社様への求人の展開や説明、ビズリーチやGreenでのスカウト、Wantedlyでの募集求人の作成などなど。
結果
10月から始めたわりには61名の応募がありながらも、残念ながらまだ採用という結果は残せていないです。結果が残せていない理由としては、2点あります。1点目は紹介会社様との深い関係性を築けていなかったからだと思います。僕は7月に入社してからのお付き合いなので、人材紹介会社様とのリレーションをうまく築けませんでした、2018年はリレーションを築けるように注力すべきだと反省しています。2点目は各媒体のスカウトの返信率が低いので、求人の見直しやスカウト文面の見直しが必要です。またミートアップなどの気軽に来れるリアルイベントがないのも返信率が低い理由かもしれません。ここは社内を巻き込んで、開催できるようにしたいと思います。ちなみに中途採用の応募チャネルは以下のとおりです。(2017年10月~2017年12月のデータです)
④採用全体の数字
新卒採用と中途採用の数字は上記で振り返りましたが、一応採用全体の数字も振り返ってみます。インターン採用では14名応募があり、3名に内定を出し、1名がすでに入社してくれています。
弊社がスプレッドシートで応募者管理をしているので、若干の抜け漏れがありますが、誤差なので省きます。ちなみに元リクルート同期の庄田くんが素晴らしいプロダクトを作ってくれたので、来年はそれで管理したいと思います。
全体の数字を見て、感じるところは3つ。①Wantedly頑張った←でも採用に繋がったのは1名のみ②人材紹介会社様とのリレーション不足による紹介数の少なさ≒中途の応募数が少ない(応募数が多ければいいとは一概には言えないが)③直接応募が少ない←ホームページの改善が必要&知名度上げが必要
⑤採用広報
今年一番頑張ったのはここかもしれません。社内に広報というポジションがありますが、あくまでもサービス広報という役割です。なので採用をやりつつ採用広報もやるのは大変で、広報の長瀬さんをはじめ、社内の色んな人に力をお借りしながら走り抜けた半年でした。
やったこと
「出来る限り毎日、wantedlyのフィード投稿をする」を目標に半年間やってきました。途中からは「毎日は無理だ、死ぬ」って体感したので、毎日質の低い記事を投稿するぐらいなら「質のよい投稿を1週間に1回でもいいから書こう」とシフトしました。そう感じたのは、毎日Facebookに自社のこと挙げ続けられるのは社内・社外ともに気持ち悪いだろうなって思ったのと、質のよい記事を書いた方が社内の人も喜ぶだろうし、よい記事は自ずとシェアしてくれるだろうなと思ったからです。とはいえ、社内の多くの仲間にFacebookやtwitterでシェアしてもらうことがいかに難しいか実感してます。シェアは強制はできない、でもインタビューして記事書いてとそれなりの労力を使っているから、多くの人に読んでもらいたいとジレンマが起きている現状です。他社の人事の方はそこらへんどうやっているんでしょうか、どなたかよろしければ教えてください。
僕が入社してから合計65個の記事が公開されました、その中でもPVが伸びたフィードをいくつかご紹介します。ちなみに記事の一覧はこちらをクリックしてください。また12月に開催されたアドベントカレンダーの記事一覧はこちらです。
結果
募集記事は45000以上のPVを獲得し、フィード投稿についても30000以上のPVを獲得することができました。またフォロワーについても、半年前の約2倍にあたる1000人以上まで伸ばすことができました。もっと早いスピードで1000人は越えてくれるかなと思っていたので、力不足感が否めないのが正直なところです。エントリーが増えるとフォロワー数も増えるので、魅力的な募集記事の作成に力を入れつつ、社員インタビューや社内制度(福利厚生など)を中心にフィード投稿を続け、来年は2.5倍の2500人のフォロワー獲得を目標に頑張りたいと思います。
⑥研修や組織活性など
やったこと
採用や採用広報以外では研修・キャリア育成・組織活性などについていろいろと経験したので、備忘録的にやったことを羅列します。研修面では中途入社者向けの入社後支援プログラムの策定、ビジョンシェアリングや事業部オリエンのプレゼン資料作成などを経験しました。またキャリア育成の面では、全社員とWILL面談という面談を実施し、社員が将来何をやりたいと思っているのか、やりたいことと現実のギャップを埋めるためにはどうすればいいのか、組織の課題についてどう考えているのかなどを聞けるいい機会となりました。組織活性では主に部署間のコミュニケーションを円滑にすることを目的に、ファッションショーランチを実施しました。お気に入りの洋服を着て、洋服に対する想いをネタに、ピザを食べながら社員が交流する会で、社員からも好評でしたし、社外の方からも「ホワイトプラスさんらしい企画ですね」と声をかけていただきました。
現在は、メルカリのGO BOLDのような、会社のバリュー(行動指針)を決めるために社員を巻き込んでワークショップを実施したりしています。これは会社が大切にする柱を決める重要な仕事なので、やりがいもあるし、色んな社員の声を聞けるので、ホワイトプラスの強みや課題を再認識することができて、とても面白いです。
⑦まとめ
今年僕が半年間でやったことをまとめると、18新卒採用と中途採用とインターン採用で1名ずつ、新卒学生向けの内定式の企画と実施採用広報で30000PV獲得しフォロワーを約2倍に、中途入社者支援プログラムの策定と運用、キャリア育成のWILL面談を実施、組織活性のためにファッションショーランチの企画と運営でした。
2018年は①採用計画通り採用を充足、②バリューの決定と浸透、③採用広報の強化(ホームページの改善含む)、④組織活性施策の企画 などなど多方面にわたり、滞りなく実現したいと思います。
2017年7月に入社して、半年経ちましたが、ぬるま湯につかることなく、自分の成長に貪欲に2018年も頑張ります。変化に対応できる人材であること、そのためにスピードをあげること、量をこなすだけでは邪の道なので、定期的に業務を見直し効率化を図ること、確度の高い施策を考えること、などなど。まだまだ足りていないことばかりですが、社内はもちろんのこと、社外の人からも刺激を受けて成長していく、そんな2018年にしたいと思います。
最後になりましたが、2017年に出会ってくれたホワイトプラスのみんな、知り合いになっていただいた社外の皆様、また苦しいときに支えてくれる学生時代からの友人など、2017年も大変お世話になり、ありがとうございました。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
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ホワイトプラスでは新卒から中途まで全方位的に採用を進めています、もし気になる方は下記ご覧ください。
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