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「私は常に正しい」審判官|本当の自己紹介4話

私の感情障害では、
特に、怒りの制御が困難だった。


理不尽な仕事量と見合わない待遇

後から中途入社した同郷の後輩
新人として後から入社した後輩

何れも待遇は先輩である私より高く
差額は2年や3年のものではなく圧倒的だった。


採用時の値付けミスだと
見て見ぬふりをして、騙し続けてしまった。

自分自身を


そして

周りと比較してしまった


会社が値付けミスを認めた事実の後にも

さらに騙し続けていた。自分を。
嫉妬心と怒りを糧に何倍も。

そして、診断されることになった。

#双極性障害

#双極性感情障害


同情を煽りたい訳ではないのです。

割と自業自得なのです。

むしろ、感謝をしているのです。


あなたは、ご自身の境遇が
周りと比べて圧倒的に
不遇であったならば

どのような審判を下すでしょうか


また、理不尽な扱いを受けたときに

「私は悪くない」
「悪いのは環境や相手」

と、怒りの感情を抱くのでしょうか。


私はこのような

怒りの感情を燃料として

己を焼き続けました。


結果として

心身ともに大きなダメージを負いました


エゴが増幅させた怒りの感情は、
マイナスでしかありません。

己が心身を焼き尽くした末に

飛び火して、
周りを巻き込む惨事になります。


たとえ、自分に非がなくとも


いまの私は、

この教訓により鍛えられた自覚で、

瞬時に嫉妬心や怒りを認知し

制御できるようになりました。


先ほど述べた感謝は、この教訓や経験を得ることができた環境や待遇に対して、です。

正直にお伝えすると、いまだ会社に感謝を述べる気持ちに到達できていませんが、それでも感謝をするのです。


おそらくは、出家でもしない限り、俗世間でここまで自覚を鍛えることはなかったでしょう。


また、この双極性障害は、母親からの遺伝的要因があったこと。過去に、同じようにして数十年の歳月で、母親の背負っていたカルマを見てきました。

だからこそ、気づけたのです。

ある意味、運が良かったのです。


自己観察で見えてくるもの


それは

・他者を羨む嫉妬心

・怒りの根源である悲しみ

・気づいてほしい存在欲求や寂しさ

・申し訳ないと思う罪悪感

・仕方ないと思う無力感

・最も仕事ができる傲慢な心


割と短所しか見えてこないのです。

それでも続けるのです。


そうして見えてくるもの


もう少しマシに生きなくては


エゴにまみれた己の

心・人格・思考・感情を

何とかしなければ。


このままでは苦し過ぎると

気づくのです。


人は誰しも

「私は常に正しい」


その世界観に気づかないのです。

例外なく、私自身も。

人生でインストールされた価値観や世界観を変えることは、決して容易ではないでしょう。


なぜなら

それが

生きる確率を高める本能だから


感情コントロールの第一歩

自覚の入り口は、
感情の粒度を把握することにありました。


ただ理不尽だと憤慨するのではなく

怒りの中に隠れた様々な感情を
ひとつひとつ紐解いていきました。


悲しみや寂しさ、
妬みと嫉み

不安や恐怖、
恥ずかしさと不甲斐なさ

見栄や嫌悪感、
意地と固執

非難や自己弁護、
慢心と卑下

挙げると切りがありません。
それでも絞り出すのです。
割合も認識してラベルを貼るのです。


仏教の経典に、
ノコギリのたとえがあります。

このブッダの教えを抜粋すると

「凶暴な人々が自分を捕まえて、逆立ちさせてノコギリで手足を切断するとしましょう。そんな時であっても、凶暴な人々に対して怒りの気持ちが起きたならば、あなた方は私の教えを実行していない者になる」


この極端な例えを、冷静に解釈すると

ノコギリで切断される
一次的な物理ダメージに加え、

怒りの気持ちが起きたならば


怒りで汚染される
二次的な精神ダメージをも負う。

ということ、なのでしょう。


生存本能を刺激されただけ


と認知できれば、
割と些細なことは気にならなくなるのです。


明日も

美味しいご飯が食べられるのです。


有り難う

5話に続きます。


「スキ❤️?」「キライ🙅‍♂️?」


有り難うございました!


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