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仔羊のロティ、ボナペティ!

久しぶりのおひとり様生活を大・満・喫しているユイ&ミルじょりでえす。

急遽、週末は北に行くことにしたと金曜の夜にOtto氏から告げられる。でも気が向かなかったので、「たまにはお母さんと水入らずで過ごすほうがいいと思う」などと理由をつけてひとりで送り出した。

週末なので、もうひたすらダラける計画。まあOtto氏がいてもダラけてはいるのだが、視線の有無で全然違うのである。心を整えるつもりで掃除だけガーっとしたらば、あとは好きなことだけしよう。KOC2回目を流しながら久しぶりにお絵描きに精をだしたりなんだり。

そうそう、制約なく好きなものを作って食べるってのも最高の贅沢。日常の炭水化物ルーティンやOtto氏NG食からの夫婦別食とか全く気にしないでOKなんて、本当サイコゥ。


初日、土曜の夜は、Otto氏が食べないかつ私が大好きなものの筆頭がご登場だ。

そう、アニョ(仔羊)。この子の出番で祭りじゃ祭り。


過去のアニョ

私は羊肉大好き女。2013年にフランスに来てスーパーを一巡して最初に思ったのが、「そのへんのスーパーで普通にアニョ買える!サイコゥ!」。

言葉も全然わからないし仕事もわけわかめだった最初の頃、泥のように疲れた仕事帰り、夜な夜なスーパーに立ち寄っては、アニョを買ってただ焼いて赤ワインで流し込むというのが定番であった。


休日、友人を招くときには、Carré d'agneau persillade。仔羊にマスタードをぬってペルシャード(パン粉にパセリとガーリックを混ぜ込んだもの)をのせてオーブン焼きに。

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レストランの肉料理チョイスで最も多かったのがアニョ。

こちらは先日の酔狂ランニング投稿でもあげた、死ぬ前に食べる予定の最愛レストランでのアニョ。数えきれないくらい食べたので、写真がありすぎてどうしよう。

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こちらはブルゴーニュ地方、ボーヌにあるパリ深酒友Aちゃんオーナーレストランでのアニョ。この燻製アニョが素晴らしく、とろける美味しさ。

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パリから日本に戻ってきて3ヶ月後、TOKYOひとりごはんでも作っていた。銀座三越の地下3で買ったオーストラリア産の仔羊使用。

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家でアニョを食べるのはかなり久しぶりなのでワクワク。一度に食べ切りたいので、とりあえず3本仕入れてきた。塩胡椒をして皮に切り込みを入れておく。

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ひとくちコンロなんでね、付け合わせから先に作ってしまおう。今日はシンプルにインゲンを茹でてガーリック&バター炒め。

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さーてアニョの焼きに。皮をパリっとするまで強火で焼いたらバットに取り出し、低温設定したオーブンに入れて15分くらい放置。なんとなんとアルミホイルがなかったので、オーブン対応の蓋(透明)を被せて焼き色を観察しながら慎重に仕上げていく。

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アニョ、焼けたァ!


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ものすごく美味しそうなんですけど。

フリットは前日のあまり、パセリソースも添えてみる。

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この「反り」がたまらんのよねえ。美しいわ。

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さて、肝心の焼き加減はどうかな?

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ちゃんとロゼ!とてもいい焼き加減!!

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断面写真が謎に多いのだけど、それだけ焼きに満足していることがうかがえる。

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アニョは脂身も残さず食べ尽くす。よさげな赤ワインを買ったのだけど、あれま!気づいたら半分以上空いている。


アニョ中、絶えず下からの圧をビンビン感じた。怨念めいたものすら感じる。

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・・・・・・

ったく、しょうがないなあ!!

一切れだけだぞぉ?


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本気と書いて「マジ」、な俺なのである。


to be continued...



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