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酔狂な私のランニング遍歴・イン・パリ

ボンソワー。足どころか背中もお腹も筋肉痛で動きがぎこちないユイじょりです。

うおっっと??もう今週終わる・・・?
マイ時計は世の中の10倍速で進んでるんじゃあるまいか?と疑いたくなる。


さて、今週は、ラッピング凱旋門を観に早起きした火曜日を契機に、水・木・金・土と毎日、早起きをした。いつものように夜にnoteを書こうと思っても、まさかのうたた寝でちっとも筆が進みやしない。酔っ払いながら夜な夜なnoteを書いていた生活からすると、ある意味健康的な生活ともいえる。

早起きの理由は、beの幸せ絶賛取り入れキャンペーンによるもの。8時前に家を出て仕事場に向かうOtto氏の車に乗せてもらい、途中下車して俺とあさんぽ(朝活という名の散歩)をするためだ。かれこれ20年以上、猛烈低血圧と付き合ってる私としては、めっちゃ頑張ってる。


毎日LOVE LOVE定点スポットでエッフェル塔を拝んだ。

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これは中秋の名月の翌日の朝(水曜日)


さて。秋といえば、スポーツの秋。太陽の季節ならぬ朝ランの季節。若干肌寒い空気の中、じわじわと汗ばむ感じがたまらないですな。

水曜の夜になんだか調子にのって飲みすぎ、割とひどめの二日酔いで起床した翌朝のこと。

全身のアルコールを一刻も早く外に出したい欲が、私のラン欲を掻き立てた。2019年のひな祭りの日に、極寒の東京マラソンに参加して以来だから2年半ぶりだろうか。クローゼットの奥底からランニング用ウェアを取り出して、ランニングを復活させることにしたのだ。


料理と旅に次いで、ランニングネタは豊富なわたくし。
私の長所および短所として自覚していることがある。

「ハマるととにかく集中してやりこめるのだけど、集中しすぎて、無意識のうちに自分のキャパを超えてやりすぎる」

その最たるものが、2014年あたりにパリで超絶ハマったランニングなのであった。


ちょっと昔をふりかえってみようか。


時は2013年、夏のおわり

前職の駐在員時代。赴任して数ヶ月後に会社で「パリジェンヌマラソン」という、女性限定のマラソン(走行距離6.7km)に半ば強制参加させられる、という機会があった。前情報としては、参加者3万人、エッフェル塔下のスタート地点まで2時間待ちというなかなかに壮大な企画なもよう。

マラソン(長距離ラン)といえば、砲丸投げに次ぐ最も苦手な運動のひとつだった私。すぐお腹いたくなるし口の中が血の味がする。そしてそもそもがインドア志向。「単調、タイム、日なた」という三拍子が揃っている。嫌いな理由を挙げればキリがないくらい、小学生のとき以来、どうしたって苦手意識が拭えないのであった。

来たばっかりだし、まあ会社の行事的なのは参加しておいたほうがよいのかな・・と、とりあえずスニーカーだけ買ってノー練習で当日に臨んだ。

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案の定、1km過ぎたあたりから走り終わった後のビールのことしか考えられず、その辺のカフェの誘惑に何度も負けそうになったけど、無事のらりくらりと完走。普段立ち入ることのできない車道のど真ん中を走れるし、まーこういうのも悪くないな、くらいでこの年は終わった。

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走り終わった後、念願のビールにつまみは生牡蠣


そして、翌年。またその季節はやってきた

翌年もまた、強制的に同じマラソンに出ることになった。

前日土曜日の夜、ぐでんぐでんに飲みすぎて、起きたら会社の集合時間ギリギリみたいな感じで見事に大遅刻。会社のテントを見つけてたどり着くも、皆もう出発してしまったようでテントにはもう誰もおらず・・・。

きっともうみなさん出発してしまったのだな・・・と、ひとりパリジェンヌの中を漂流。人流やば。

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知り合いのひとが誰一人見つからなかったので、こうなったら記録命でひとりパリジェンヌマラソンスタート!その後、先にスタートしたであろう会社の皆さんに追いつくべく、これでもかというガチ走りをする。

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遅刻したのバレるの嫌だし、さも一緒に走ってましたよ風にいきたいので、先にスタートしたであろう会社の方々に追いつくべくダッシュ。気付いたらゴールしてしまった。

知り合いに誰も会わなかったな・・・と思って会社のテントに舞い戻ったならば、あれ?ひとっ子ひとりいない

後ほど聞いた話だと、この日はどうも私の方がスタートすら早かった模様。生き急いだ。そりゃ前に誰もいないわ。

つまりまとめると、ゴーカイに寝坊して、先に出発したであろう会社の人に追いつくべく本気出して走ったら、会社の誰よりも早くゴールしていた、というオチ。


そしてこちらは後日発行されたこのマラソンの記録表。カテゴリーがママンになっているのは謎だけど気にすんな。

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順位は総勢32745人中2247位。10分の1ってすごくない?ということで、勢いで近くのマラソン大会と3月のパリマラソンハーフまで登録してしまったという。


続・マラソン大会

それから約2週間後。

前日2時まで飲んだ、翌朝。

当時住んでいたアパルトマンの目と鼻の先にあったリュクサンブール公園。その周りを4周(約10キロ)走るという、リュクサンブール公園マラソンに参加。まじで酔狂

起床後5分でスタート地点に到着。

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ヘルシー系代表友人S子もともに参加。

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公園1周あたり2.5kmだからそれを4周するだけ、という至極単純なコース。

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まさかの最高記録という。。

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これは前日、最愛レストランでいただいたガソリン🍾🍷と、モリモリ食べたアニョ(仔羊)効果にちがいない。

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過熱する、ラン熱

リュクサンブールマラソンで気をよくした私は、その後狂ったように早朝ランにハマる

朝5時〜6時台に出発して、パリ市内を走り、家に戻ってシャワーを浴びて準備をし、9時すぎに職場に出勤するという生活が始まった。しかも前日はだいたい外食して0時くらいまで飲んでる。低血圧どこいった??30台なりたての体力、あなおそろし。

常にNIKEのアプリで記録してスクショしていたのでいくつか抜粋しよう。


期せずしてハートマークが出来上がった、マラソン大会翌々日の6kmラン。

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パリ左岸に飽き足らず、左岸を抜け出して、右岸に進出。それまでは5kmくらいで済んでいたのが、10km、15kmとどんどん距離が長くなっていく。

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夜明け前のサン・ミッシェル。ノートルダム大聖堂を独り占め。

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オペラのアップル前。このときはまだiphone6。

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記録を更新してどんどん走れるようになっていくのが楽しくて、とうとう20kmの壁を達成。仕事前にハーフ走るとか、狂気の沙汰としか思えん。。

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夜明け前のルーブル美術館も独り占めしちゃったもんね。

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ちなみにこれだけ走ってから会社にいくと、アドレナリンがブシャーっと出ている状態なので、午前中で終わってしまうんじゃ?ってほどの勢いで仕事に取り組める。一石二鳥である。


平日に限らず、週末も

遠いだけが玉にキズだった、右岸11区にある最愛レストランまでもランしてしまう、もはやただの狂人。

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しかも日曜だから店休日なので、記念写真だけとって帰途へ。

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このくらいになってくると、「ランニングって2時間足を同じテンポで動かしていればよいだけじゃん?」という謎の思考回路がうまれる。


最も狂っていた、ラン

今でも覚えている、自分史上もっとも狂っていた早朝ラン。それが「パリ左岸一周ラン」。アメリカ横断ウルトラクイズもびっくりだぜ。

これは確か10月末のことだと思うのだけど、左岸周りを一周したら一体どんなもんじゃ?と、左岸をセーヌ川沿いにひたすら走った。

もはや芸術といえよう。自宅からセーヌ川に出てひたすら時計と逆回りに走り、帰宅して26km。今でもよく覚えているけど、さすがに22km地点くらいで水を買おうか迷った(いつもは水なしで走る)。

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廃墟マニアにはたまらないであろう、こんなショットも撮れちゃったりして。

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なんていうか・・・もう、ただの狂ってる人間ですね。


これはほんの抜粋。いかに狂っていたかがおわかりいただけるだろう。というか自分でも狂人ぶりに震える。

11月に入ると気温も低くなり、仕事も繁忙期を迎えたため、この26kmランで有終の美を飾ることとなった。

そしてその後、冬の間はおやすみ。秋に申し込んでいた3月のハーフマラソンでいきなり走って膝を痛めてからというもの、悲しいことに階段の登り降りにさえ支障をきたすようになってしまった。

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一応走り切った3月のハーフマラソン

きっと、短期間で走り込みすぎた10月、すでにガタがきていたのだろう。こうして私のパリラン生活は静かに幕を閉じたのだった。


昔話はこれくらいにして

やりすぎユイじょりの片鱗を振り返ったところで、今週の朝活に話をもどそう。今週は木曜日と土曜日の2回ラン!

2014年と今と、何が違うか?俺という相棒がいる🐶

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ん?呼んだ??


まずは木曜日。

Otto氏による、「ちょっと先にきれいな広場がある」という提案。いつもの場所から2km先くらいで降ろしてもらう。

ま〜〜美しい!

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俺も自由に入ってよいのがうれしいね。

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おともだちの匂いがする。

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この斜め30度ショット、俺の鉄板ショットですんで、そこんとこYOROSHIKU。

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これは正統派。

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ちょっと意識とんでる感じ。

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この後、たったったっと走って2km。定点スポットまで到達。

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ねみーのか?

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うえーーーーーーい!ねみい!!

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自宅まで、トータル3kmちょっと。一緒に走るも、俊足なため私より速いうえ、まったく疲れるそぶりをみせることのない俺。


本日土曜日のラン

今日も朝からおでかけですか、そうですか。

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今日はうつくし広場からさらに足を伸ばし、パリ16区ブーローニュの森へ。ローラン・ギャロスとか凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場があるあたり。

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ブーローニュの湖。夜明け前の湖ってこんな綺麗なのか。

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Pezioさんの美しい湖を先ほど拝見して、これは夕刻の風景も観てみたいと思った。



湖をバックに、ランスタート前の俺。早速意識とんでますね。

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カメラ目線いただきました!!カワヨカワヨ。

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自然が美しいので、なかなかランをスタートできない。。

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俺のKKファンの方々へ。

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はー、スッキリ!

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ラン開始。だんだん明るくなってきた。

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折れ曲がったアートな木。

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太陽が顔を出そうとしている。

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ちゃんとした道もあるのだけど、ひたすら湖沿いの小道を走る。

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湖をこえて、パリ方面へ。太陽の光ってこんなに美しいのか・・・?

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パリ入りしまーす!

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パリはやはり秋が絵になる。

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定点スポット到着。おみあし真っ黒ですね俺。

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自宅までトータル5kmちょい。俺が階段のぼったりダッシュしたりしている動画をのせておりますので、よかったら。アイアンマンかなこさんに褒められた俺😍


俺がいると、たまにPPとかKKのために立ち止まってくれるので、前みたくのめり込みすぎることがなく、いい相棒兼ペースメーカー。

さーて、来週は何回走れるかな!??


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毎日おべべも変えてるんで、そこんとこチェックよろしく!






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