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今宵はおうちレストラン〜鶏とキノコとスペルト小麦

パリに戻って早3日。

早朝のルーティンも復活して、徐々に日常を取り戻しつつある。

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霧がかかるエッフェル塔


さて、主食がパスタ及びじゃがいも生活の北国からパリのマイキッチンに舞い戻ると、まるっと2日間は米に浸る私。

もりもり白米+ぬか漬けとかサバ缶とか生卵とかそんな感じなので、人様にお見せできるものはこれくらいしかない。

鶏照りと炒り卵とおひたしによる三色丼

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ちなみにこの鶏照りは母が送ってくれた救援物資の中に入っていたレトルトのもの。おひたしは北で買ってきた大量のクレソン。

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鶏照りレトルト、まずくはないんだけど・・・なんだか変な甘さが気になる。

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レトルト、便利だし助かる。

ただ、こちらにいるとレトルトものとか出来合いのものをほぼ食べない。そのせいか舌が若干敏感になってしまって、2017年日本に本帰国した当初、コンビニのおにぎりが苦くて衝撃を受けるという面倒くさい人になってしまった。

ま、すぐに慣れまして、サラリーマン時代のランチはコンビニおにぎり生活を送っておりましたがね。



4食連続で白米を思う存分堪能したら、麺が食べたくなった。半額になっていた袋ラー(醤油味)とサバ缶のサバが一切れ余っている。

「サバはなんでもイケるんではないか」との天からの声に従い、汁ごとラーメンにぶち込むという所業にでた。北に行く前から長らく放置していたポワローもあったので、一緒に茹でる。

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ブレっブレっぶれだけど、これはお見せしてはならぬという自己センサーが働いたのかもしれない。。

最後に胡椒と胡麻をたーっぷりかけて完成。秒殺する美味しさであった。サバ缶すご。

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「復習は、お早めに」

さて、いい加減米欲がおさまってきたところで、昨日の夜はこれを作ることにした。先週、3周年の記念日でレストランにてOtto氏が食べていた鶏の一皿。

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Otto氏が特にソースを絶賛し、家でも作ってオクレといっていた。

昔から耳が腐るほど聞いてきたけれども、何事も、「復習はお早めに」。お店でひとくち分けてもらった時の味しか覚えてないけど、やったるもんね。

題して、鶏とキノコとスペルト小麦(Suprême de volaille, champignons, petit épeautre)


まずリゾット風にされていた穀物、その名もépeautre(エポートル)。日本語でスペルト小麦というらしい。


これ、プチプチして存在感あって美味しかったんだよなー。しかもかなり注目株なヘルシー素材なんですって。万年ダイエッターなOtto氏にもぴったりである。

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1時間くらい水に浸して、1時間くらい茹でたら倍くらいに膨らんだ。

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次、きのこ!もりもりあるぞ〜。

巨大マッシュルームとしいたけ、プリュロットというこちらで定番の平たいきのこ。えのきもコレアンスーパーに走って買ってきた。

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えのきクン、安心をし。今日はまだ、洗脳、しないよ🥟

写真撮り忘れたけど、プリュロットとえのきは適当に割いてオリーブオイルをかけてオーブンでグリルしておく。レストランではえのきが生で出てきたけど、調べたらなんだかリスキーなので火を通すことにした。


ソース作り。完全に勘で参る。

みじん切りにしたエシャロットをバターで炒める。焦げませんように。

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しいたけと巨大マッシュルームの半分を加えてさらに炒める。

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ここで白ワインをたっぷり投入。フォン・ド・ヴォーの顆粒をちょいと加えた。

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ちょこちょこ水を加えながら味見しながらクタクタになるまで煮込む。仕上げに生クリーム。

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ここでOtto氏に味見してもらったら、んー、大体あってる気がするけど・・・バター足したら?と言われたので、バターを足して完成。


最後にメイン。

鶏は塩・砂糖と水に浸けて出番まで冷蔵庫でマリネしておいた。柔らかく仕上げるように、低温でゆっくり火を通していく。

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最後にバターを入れてメイラード反応。匂いだけでお腹が膨れるレベルなので、俺もクンクンとキッチンに潜入してきて困る。

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これにてパーツは揃った。


盛り付け。スペルト小麦と鶏をまず並べてみる。

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周りにソースを回しかける。

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その上に、オーブンで焼きを入れておいたプリュロット、うすーくスライスした巨大マッシュルームをのせたら、トップにえのき。

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適量がわからなくてもりもりになるのは家ごはんの常である。お皿に余白を出してレストランっぽくしたいのに。。


それでは、ボナペティ♪

色々反省点はあれど、ひとくちコンロでよくやった。達成感。

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箸休めはクレソンのサラダ。鶏、柔らかいしキノコもクリームソースもかなりあのレストランで食べたのと似せられた気がする。

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周りにチョイのせしている紫の葉っぱはシソの葉。味にもいいアクセントが出たからのせて正解だった。ジロール茸のオレンジが入ってもいいな。

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早々に綺麗に食べ切ったOtto氏に、星いくつでしょうか?と問えば、「星9つ」。

完璧主義者な私的には気になるマイナス1。なぜマイナス1?と聞けば、

100を出せばそれより上にはいかないだろう」と。

ハイ、常に向上心を持ちましょうということでしょうかね。



おまけ

本日は珍しく晴天なり。近所の公園に行ったら気球が飛んでいた。

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俺もバッグの中から眺める。

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