今年もフライング・クリスマスイブディナー
フランスの北国よりJoyeux Noël!
みなさまにおかれましては、クリスマスいかがお過ごしでしょうか。私はこの時期特有の連日クリエイション&葡萄酒漬けで、すでに胃袋肝臓が疲れてきた。まだ始まったばかりなのに・・・体力が欲しい今日この頃。
今年のイブの夜は義母宅なので、イブのイブ、つまり23日の夜はパリの自宅にて一足早く、今年のキッチンクリエイションの集大成といこう。
アペロ
3品ほど簡単なものをこしらえることにした。
まずはフランスのノエルの定番、サーモンと、パイ生地を使ってパルミエを。パイ生地にサーモンを並べて、胡麻を振って両端からくるくる巻く。
1cm弱の適当な幅に切って、オーブンで焼き上げる。
オリーブ油とかバターを塗ってもよかったな。
次、パートブリックと鶏ハムを使ってシガールに。
中に入れたのは、フレッシュフロマージュとプティスイス(濃厚ヨーグルト的なもの)とシブレットなど。
こんな感じで並べて、オリーブオイルをはけで塗り付けたらオーブンで焼く。
ちょうどOtto氏が帰ってきたので焦がした・・・。シガールの中にいれたフロマージュをディップのソースとしても使う。
もう1品くらいあってもいいなと思いついて、小さなマフィン型にパートブリックを器に見立てて敷き、ゆで卵&マヨサラダをのせて焼いてみた。超簡単でなかなかよいアイデアだった。
ア・ターブル
アペロ3兄弟がそろった。
この時期に活躍するただの赤い球をテーブルに転がす。本当はちゃんとテーブルデコもしたいけど、まあいつの日か。
ルイナールのシャンパーニュで乾杯を。
ピカールで買うよりも格段にいいとOtto氏が褒めてくれた。ピカールも美味しいけどね。
アントレ(前菜)
シャンパーニュ片手に前菜の仕上げにとりかかる。今日は前菜は海系(冷&温)でいく。
まずは冷菜。これは夕方に仕込んでおいて冷蔵庫でスタンバイさせておく。
22日はカニカマの日(6月は除く)ってことで、ここは1日遅れのカニカマで。アペロのシガールに使ったフロマージュたちをここでも活用。
6cmくらいのセルクル型にスリミとフロマージュを交互に入れて押し付けて冷蔵庫で冷やしておく。
次、温菜。カキフライでもお世話になったアレンジ方法で、今日はエビちゃん登場。これは絶対美味しいにちがいない。
盛り付けます。狭いスペースでキチキチだわい・・・。
器が違うけど、アスティエ同士だから問題なし(自論)。
カニカマの方は、上にサーモン親子をオン。奮発していくら買っちゃったんだもんねー。
エビフライにはケチャ&マヨソースを添えた。
自明のことながら、ハズレなしで美味しかった。甲殻類バンザイ。
プラ(主菜)
先日、クリスマスディナーを振り返ったときに、フリカッセがいいかなと思いつく。ただ普通に盛り付けるだけじゃなんだか芸がないんだよなあ・・・ということで、パイ生地で器をつくることにした。
これは午前中に仕込んでおこう。下準備として、ピカールの冷凍パイ生地を前日に冷蔵庫にうつして解凍しておく。すでに円形に伸ばしてある冷蔵のでもいいけど、厚みが足りない気がしたので、自分で厚みが調整できるピカールのものに。
10cmのセルクル型で4つくり抜いたら、そのうち2つを6cmくらいのセルクルでさらにくりぬく。
焼く前の写真を撮り忘れたけど、くり抜いてない方の生地に卵液を塗ったら、その上にくり抜いた方の外側部分をのせてさらに卵液を塗って、冷凍庫で冷やしておく。
夕方、200度に予熱したオーブンで焼いたら出来上がり。ちゃんと膨らんで大成功!
さて肝心の中身、今日は七面鳥とエビのミックスでフリカッセといこう。朝マルシェで買ってきた七面鳥はひとくち大に切って、鶏肉を焼く時同様に水と塩&砂糖につけておいた。
これも実際に調理するのは午後イチで。まずは七面鳥を焼きまして、火が通ってきたらエシャロットとにんにくを投入。
白ワインをグラス1杯くらい回し入れて軽く煮たら、ひとくち大に切ったシャンピニオン(きのこ)と生クリームとエビを入れて、水分がなくなるまでひたすら煮詰める。
だんだんなく水分がなってきた。よしよし。
実際食べるときには、これくらいまで煮詰めた。あまり水分が多いとパイ生地が破れてしまうのでね。お好みでレモンをきゅっとしぼっても。
パイの器にフリカッセを入れて、付け合わせのブロッコリーと盛り付けて、完成。
パイ器、特別感が出てよきよき!
これも美味しくできて感無量。この日のデザートまでは手が回らなかったけれど、締めくくりにふさわしいクリエイションたちであった。
それでは最後に、クマな俺からもメリークリスマス!残りの2021年もどうぞよろしくぅ🐻❄️
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