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ホームスクールの始め方⑥メリット・デメリット

ホームスクールを始めてみたいけど、何から手を付ければいいかわからない。そんな方に向けて、ホームスクール6年目となる立場から考えをまとめています。
(初回 ホームスクールの始め方①親の気持ち

今回も、個人の感想になりますが、ホームスクールのメリット・デメリットを整理してみます。

メリット

我が家の子どもたちは、そもそもいまの学校制度が合わないという事情がありました。
そのため、合わない環境で過度なストレスを受け続けずに済んだというのが第一に感じるメリットです。

このように消極的な理由で始めたホームスクールですが、続けていくうちに「○年生ではこれができなきゃ」という焦りから解放され、子ども一人ひとりとじっくり向き合えるようになりました。

私は、子どもが夢中になってやっていることはすべて「学び」だと捉えるようにしています。
そのため、子どもたちの「やりたい!」という気持ちや言葉を大切に、可能な範囲で一緒に取り組むようになりました。

結果として、親が一方的に物事を決めて進めるのではなく、親子でかなりフラットに話し合える関係性になっているのも、いいことかなと感じます。

デメリット

初回と2回目で書いたとおり、「学校に通わず成長する」という未知の経験に踏み出すまでの過程は、かなりエネルギーを使います。

学校などに家庭としての考え方を説明していく、これも一筋縄ではいかないかもしれません。

さらに、少し先行く先輩保護者の話を聞く機会が少ないため、「我が家のスタイル」を確立するまでは、日々手探り状態です。
少なくとも私は、始めたばかりの頃「私がしっかり導かなくちゃ」と肩に力が入りまくり、大小さまざまな失敗をしました 笑

また、フリースクールやオルタナティブスクールに通うことにした場合、公的な支援が少ないため、経済的な負荷が掛かってきます。

一番大切なのは子どもの気持ち

メリット・デメリットを挙げてはみましたが、一番最初に確認しなければならないのは「子どもがホームスクールという学び方に興味を持っているか」です。

ホームスクールが合わない子どもにそれを強いるのは、学校が合わない子どもを無理に通わせようとするのと同じことです。
親は、「こんな学び方もあるみたいだよ」と情報提供をするけれど、学びの主体は子どもにある、という意識が大切なのではないかと思います。

まずは親自身の意識を変えていく

なお、デメリットを色々と上げはしましたが、一番大変な「親である自分自身の意識を変える」これを乗り越えることが出来れば、あとは何とかなるなと言うのがホームスクール6年目の実感値です。

「子どもはみんな学校に通って成長する」という自分の中の常識を変えるのは、一朝一夕に出来ることではありません。
それでも、このnoteが一つのきっかけになればと願って、これからも発信を続けていきます。

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「学びの主体を子どもに返す」この考え方を、長男の不登校から学ばせてもらいました。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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◆用語解説
ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。

Wikipedia