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コニシユカ / nonai sound
2020年9月8日 19:59
雨の音が嫌いよ眩しい朝がすき君の声が嫌いよ鳴り止まないから耳元では聴こえないそこにはいないから神様だって止められなくて降り続いてるそうして碇泊する感情船沈みかけた夕日のようにとろとろと目蓋閉じてたの灯台の明かりが迎えにくるまでぼくらははんぶんこだから帰ってきてよ晴れの日には聴こえないうつろな目の音楽隊いつも夢見てた一等星崩れかけたピースのようにパラパ
2020年1月19日 02:51
目を見て話しただけで泣いてしまったぼくをきみはコミュ障と言ったけど笑わないで 笑わないでよ生まれた場所が違いすぎてさことばも通じなくってぼくは道端の石ころ 眺めてた眺めてたよきみの黒髪 青い風こっちは砂漠みたいに 乾いてた 乾いてたよ上履きは濡れていたけどきみの笑う顔がみたい 笑われてもいいからこっち向いてよ こっち向いてよこっち向いてよ交換日記ぼくも混ぜてよ悪
2020年1月8日 21:43
幼い手を振って見送った鳥は晴れ間に浮かぶ幻砕け散った欠片ひとつその箱に閉じ込めたの開いたカーテンの向こうから光が流れ込んでくるのを拒んでいる泥のように眠っていたいから探さないでよ あの鳥の行方を触れられるものなど何処にもないからここには あの壁を越えるものなどありはしないでしょうエメラルド色の瞳をしてたそれだけは覚えている人がみな碧い鳥と呼んでいるものなのでしょう