見出し画像

オートミールのことシリアルかなんかだと長年思ってたけど、最近もはやお米と認識して食べている

大人になってから食事の目的が格段に増えた。
生まれたばかりの頃からしばらくは空腹を満たす以外に食事を求める理由なんてなかった。楽しみというよりも生命維持に必須なイベントである。

そこからだんだん食事は家族や友達とのコミュニケーションの時間になったり、寂しさを紛らわせる手段になったり、怒りに従う行為になったり(やけ食い大好き)、デートの口実になったり、お酒の媒介になったり、知らない場所に行くきっかけになったり、思い出を噛み締める時間になったり、体調を整えるチャンスになったり、してきた。

特に最後の体調を整えるチャンスというのが最近は本当に顕著で、本当に食べ物で体調が良くなったり悪くなったりする。いちばんわかりやすいところでいくと、欲望任せに酒と脂と炭水化物を元気いっぱい摂って起こることだったりするが(翌日本当に気だるい)、人に話して「はにゃ?」という顔をされるものの筆頭が私にとってのオートミールである。

糖質なんて気にしたことがないし今も気にしていない。それなのに何故オートミールを、というと、もうめちゃくちゃ直接的に表現するとおなかのためだ。いっぱい食べたり飲んだりする一方で浮腫んだり溜まったり本当にしやすい体質に小さい頃からずーっと悩んできた。
色々見聞きして試して、むくみにはミントティー、おなかにはオートミールが私の体に一番合っていたことがわかってからはどちらも定期的に美味しくいただいている。

そう、美味しいのだ。それがありがたい。良薬口に苦しと聞いて育ったけど、美味しい良薬があるならそりゃそっちがいいに決まっている!

オートミールのことを知らなかった時は、なんか海外の方が朝ごはんに食べるタイプによくある牛乳に浸してフニャフニャになった無味のシリアルの一味だとばかり思っていた。まぁそういう側面もあると言えばあるのだが(それはそれで美味しいしね)、私が好きな食べ方はお米がわりに食べるやり方である。

先んじてオートミールにハマった友人が教えてくれた方法なのだが(その友人とはこちらの料理上手さんである)

ロールドオーツと呼ばれる種類のオートミールを「米化」して食べるとかなり食べやすくて楽だというのである。いつだってヤツがくれるのは本質情報だぜ。

オートミールを適量、深さのあるお皿に入れたらヒタヒタになる程度に水を足し、ラップせず1分20秒。これでなんと、あのパサパサパラパラのオートミールがモッチモチになる。食べてみると、なるほど白米ほどとは言わないが玄米のお粥みたいというか、柔らかくてかなり食べやすい!
癖もそこまで強くなく、主食として全然成立する。食べすぎた翌日とかは主食を全部これにしてリセットしたりしているが、体調的にもかなり良い。

さらに調べてみたら、オートミールクッキーとかオートミールお好み焼きとか、もう普通に健康食品とかではなく穀物のひとつとして味わっている人たちが本当に多くてレシピも豊富だった。知らなかったがオートミール、かなり生活を共にしやすくてありがたい。すっかり大好きになって色々楽しみながら食べている。

食事の目的は本当にさまざまだが、どの目的も突き詰めていくと最後は「楽しく生きる」に帰結すると思っている。どう楽しく生きるか、何が楽しいかは人それぞれだけど、私にとって体調が良いとか健康を実感するとかはかなり楽しさに直結する。これからも、その時々で楽しいって何かな〜?と思いつつ、やけ食いとオートミールどちらも元気いっぱいたしなんでいきたい。

オートミール、大好き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?