Webマーケターにオススメの8冊|読書の秋はマーケ本を読もう!
マーケティング業界は常に最新の情報を追う必要があるのと同時に、過去の事例や考え方の変化など歴史的背景やコンテクストを理解しておくことが重要になります。
しかし、変化の激しいWebマーケティング業界では書籍の情報はすぐに古くなってしまうことも珍しいことではありません。そのため、書籍を購入したくとも何を読んだらいいのか分からない方も多いと思います。
本記事では私がこれまで読んできて、「この書籍に書いてあるエッセンスは普遍的であり、この先も変わらない要素だな」と気づきや学びを得れる本を8冊紹介します。
本当は「ジャンル別100選!」とかやりたかったんですけど、流石に長文すぎるので選抜メンバーを8冊まで絞りました。
Amazonのリンクも貼っておきますで、気になる書籍があればご覧になってみてください。
① USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
初学者向けの方にオススメするマーケティングの書籍!と言えば「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
または、読んだことはないけれど見たことがある方も多いと思います。マーケティングの全体像を学ぶためにはオススメの書籍なので読む価値あります。
個人的に初学者向けであれば「ドリルを売るには穴を売れ」と悩んだのですが、USJの実例はイメージしやすく、感覚的にもマーケティングの重要さを掴めるため、本書を紹介しました。
Webマーケティングを理解するには、先ずは大元であるマーケティングについて理解を深めることは必須です。まだ読んだことない方は是非手に取ってみてください。面白いですよ!
② たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
日々の情報収集を行うためにスマートニュースを利用している方は多いのではないでしょうか?本書はスマートニュースを成長させた西口氏のデジタル時代のマーケティング術が解説されています。
顧客起点のマーケティングはデジタル時代だからこそ実現する手法のため、本書で紹介されているエッセンスは様々な学びにつながることは間違いありません。
特に「9セグマップ」はリアルな実践手法のため、その章を読むためだけでも手に取る価値はあります。
③ 新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方
マーケターのバイブルとして有名な「新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方」の新訳で再販版。
この本では全編を通して「卓越論」をベースに構成されており、Webマーケティングはもちろんのこと、もっと広いマーケティング全体に共通して活用できるエッセンスが解説されています。
個人的に今(記事執筆時点)まさに読み直している最中の書籍なのですが、何度読んでも「ハッ」とさせられます。
ちなみに日本で最初に発売された時のタイトルは「お金をかけずにお金を稼ぐ方法」と怪しさ満点のタイトルでした。
元々がとても怪しいタイトルですが、内容は一流なので、興味があれば手に取っていただきたい一冊です。
④ 現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書
「Webマーケターのデスクの上に置いておきたい書籍ランキング」が開催されれば、おそらくTOP5に入るのではないか?と思われるほど参考になる1冊です。これからWebマーケティングを始める方であればこの本から得られる恩恵は計り知れないでしょう。そしてベテランのWebマーケターも「そうそう、そうだった」と分析のプロセスについて振り返るきっかけになること待ったなしです。
私自身、初版の頃からお世話になっている一冊で、改訂2版もそのエッセンスを学ばせてもらった思い出深い本でもあります。
2021年になり、多くの環境変化があったとしても基本的な視点は不変であり、参考になる1冊です。ただし、GA4登場以前の書籍なので、その点だけ注意が必要です。
⑤ 現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
テクニカルSEOのバイブルと言っても過言ではなく、この書籍もまた「Webマーケターのデスクの上に置いておきたい書籍ランキング」にてTOP5に入ると思われる名著です。
テクニカルSEOに関してコーディング起点から解説している書籍は意外にも少なく、Web上でも概念や表面上の説明のみで、具体的なコーディング方法は専門家に聞かなければ分からないことはザラでした。
本書が手元にあればテクニカルな質問が来ても回答することができるようになりますし、コーダーに実装の指示をする時に共通言語で会話できるようになります。
少なくともSEO担当者であれば1度は目を通しておきたい一冊です。
⑥ コンバージョンを上げるWebデザイン改善集
Webマーケターの業務の中で「分析」よりも「具体的な改善案」をアウトプットすることが多いと感じる方もいると思います。
「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」はそういった具体的な改善提案を手助けしてくれるヒントになるでしょう。
デザインに関する知識もつくので自身の引き出しを増やすためにも手元に置いておきたい一冊としてオススメです。特にLPOを検討中の方や、広告運用をしている方に取って多くの気づきが得られると思います。
⑦ 情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計
情報設計はUI/UXにおける基本的な土台であり、Webマーケティングにおいても非常に重要な要素です。様々な情報設計の書籍が発売されていますが、2021年9月現在においても「情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計」は名著として読む価値のある一冊です。
Webサイトを制作する時に重要になる情報設計のノウハウが詰まってますので、1度は手に取ってみて欲しい書籍ですが、少し難易度高めなので要注意です。
そのため同じオライリージャパンから出版されている「インタフェースデザインの心理学 第2版 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」やUIデザインに特化した「UIデザインの教科書[新版] マルチデバイス時代のインターフェース設計」もオススメです。
UI領域はWebマーケターの範疇ではない!と思う方もいると思いますが、関連性が高く、離れた領域ではなく密接した領域のため知識ベースでもこの機会に学習してみてはいかがでしょうか?
事例で学ぶ BtoBマーケティングの戦略と実践
BtoBマーケティングの本は数多くありますが、Webマーケティングの起点で参考になる事例が紹介されている書籍は意外と少ないです。(そもそもBtoBマーケティングに関する書籍が少ないので全て参考になりますが…)
そのため、本書は様々な業界に共通して扱えるマーケティングのメソッドが詰まってますので初学者はもちろんのこと、ベテランのマーケターでも気づきを得られるのではないでしょうか?
働き方改革によってBtoBマーケティングのニーズはどんどん上がっていくと思いますので、今のうちから知識を蓄えておきましょう。
読書の秋にオススメなnote
■低予算でもスタートできるWebマーケティング(BtoBメイン)|外部委託する際のポイントも紹介【8000文字】
■【5分で分かる】7つのキーワードから読み解くWEBマーケティングの最新動向|【6000文字】
■ここ数ヶ月間に書いた「Webマーケティング記事」の紹介(6月編)
■インターネットビジネスの売上を上げる7つの方法|【5500文字】
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【パーソナル】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタントのベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。 Webライター、Webマーケスクール講師
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽
ラジオ、伝統・民俗芸能について調べること
特技:和太鼓、フットワークが軽い
【連絡先】特技:和太鼓、フットワークが軽いメールアドレス:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM
Web制作会社のマーケティング支援部門でWebマーケティングコンサルタントとしてSEO、広告、コンテンツ制作、LPO、EFOなどの手法を元にお客様のWeb戦略のサポートを担当。提案・分析・企画・施策の実施・効果測定まで全て一気通貫で対応できることが強み。その後、Web接客ツール
のベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。
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