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結局、「ビヘイビアル属性」って何なのさ|今日のマーケティング用語

「あー!ビヘイビアル属性ね!懐かしいな〜世代だよね!」

と、話を逸らしたくなるほど、聞き馴染みのない「ビヘイビアル属性」という言葉ですが、マーケティングに関わる方であれば押さえておきたい最重要な単語の一つです。

本記事では得体の知れない「ビヘイビアル」のついて根掘り葉掘りこれでもかってぐらい解説をします。

読み終わる頃には「ビヘイビアル談義」に花が咲くことでしょう。

※ちなみにインターネット上ではビヘイビアルと同じ意味で「ベヘイビオラル」と言う言葉を見かけますが、英単語の「Behavior」を「ベヘイビオラルと読んだのが始まりなのでしょうか…?分かりませんでした。本記事では「ビヘイビアル」で統一します。


ビヘイビアル属性とは「行動学的な属性」のこと

ビヘイビアル属性とは顧客が商品やサービスに対して取った『行動』を基準として分類する行動学的な属性データのことを指します。

購買行動や行動ログ、利用頻度、利用目的、購入した商品、購入した金額、閲覧ページ、滞在時間などを指標にセグメントすることで、ユーザーの行動を軸に顧客理解をすることが可能になります。

デジタルマーケティングにおいて最も利用される属性データで、ビヘイビアル属性の名前を知らなくとも、活用しているビジネスパーソンは少なくないでしょう。

顧客行動をもとにプロモーションやアプローチを仕掛けることで、One to Oneマーケティングを実現することができます。

※購買行動をもとにメルマガを送る内容を変える…など

行動変数では経路や行動パターンだけでなく、製品に対する知識や態度、使用場面やその反応なども含まれます。

来店履歴や過去の購入履歴などのデータは確度の高いユーザーを狙い撃ちしてマーケティングを行えるため、マーケティング活動において最も重要度の高いデータと言っても過言ではありません。

サイコグラフィック(社会的心理変数)やデモグラフィック(人口動態変数)、ジオグラフィック(地理的変数)と組み合わせることで具体的なペルソナを設計することができます。


デジタルマーケティングにおいて最重要指標

デジタルマーケティングではインターネットを経由して取得した大量のデータを扱います。

Webサイトのログデータから、データベースに格納されている顧客情報や購買履歴、デバイスやセンサーから取得される記録などを活用してマーケティング施策が設計されていきます。

ビヘイビア属性はその中でも『実際の顧客行動』をもとに蓄積されたデータのため、他の属性データよりも個人に近い特性があります。

例えば、過去に「美容室で髪を切り、パーマをかけた人」は数ヶ月後に再度髪を切り、パーマをかける『可能性が高い』ユーザーです。その時、顧客情報を取得していれば、ベストなタイミングでアプローチを仕掛ければ再利用を見込めるでしょう。

これはあらゆるビジネスに言えることで、顧客情報は何よりも重要なデータであり、ビジネスにおいて大きな資産です。

行動をベースにしていることからビヘイビアル属性は他の属性データよりも確度が高いと言われていますが、あくまで過去のデータのため『未来を確実に予測するもの』ではありません

そのため、心理的要素や地理的要素、人口統計学的要素と組み合わせることで『未来予測』の精度は上がるといえます。


Webマーケティングの成功の秘訣はビヘイビアル属性にあり

Web領域を中心にマーケティングを行う場合、必ずと言っていいほどデータベースに収集したログデータをアナリティクスツールを活用して分析し、ユーザー行動を把握し、コンテンツの作成やプロモーションの実施、新規サイトの立ち上げなどの施策を行います。

Webマーケティングでは闇雲に施策を行うことはなく、必ず根拠となるデータをもとに施策を実施するため、最低限のコストで最大限の効果を得ることも夢ではありません。

Webマーケティング成功の秘訣にはビヘイビアル属性の活用が不可欠なため、ビジネスの場では必ずデータが蓄積できる環境を整えることが重要です。

また、インターネットにおいては『検索』行動を軸に心理的プロセスを指標として扱うため『AISCRS(アイサス)』の理解も同じぐらい重要となります。

AISCEASとは、①Attention(注意)、②Interest(興味)、③Search(検索)、④Comparison(比較)、⑤Examination(検討)、⑥Action(購買行動)、⑦Share(情報共有)の7つの頭文字を取ったもので、ユーザーがサービスを認知してから購入し、共有するまでのプロセスを表した指標です。

これらの心理的段階を図るためにビヘイビアル属性のデータを当てはめ、ユーザー行動を分析し、ボトルネックを見つけ出します。

検索エンジン最適化(SEO)もWebプロモーションもSNSもMAの活用も全て定量的な分析を必要とするため、ビヘイビア属性の活用方法は必ず押さえておきましょう。


私は普段、Webマーケティングコンサルタントとして企業や組織、個人のWeb戦略におけるマーケティング活動のサポートをしております。

もし、自社内で「ビヘイビアル属性を活用したいけどよく分からない!」と言ったお悩みがございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

Webマーケティング領域であれば全てご対応可能です。

また、マーケティングを題材としたnoteを更新しておりますので、読んでみて『面白い』『興味がある』と思っていただけたら『スキ』と『フォロー』をしていただけますと幸いです。

【パーソナル】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント
   Webライター、Webマーケティングスクール講師
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   ラジオ、伝統・民俗芸能について調べること
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Web制作会社のマーケティング支援部門でWebマーケティングコンサルタントとしてSEO、広告、コンテンツ制作、LPO、EFOなどの手法を元にお客様のWeb戦略のサポートを担当。提案・分析・企画・施策の実施・効果測定まで全て一気通貫で対応できることが強み。その後、Web接客ツール
のベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。

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