芳野しの

ちょっとしたどうでもいい話を書いてます。ほんとにどうでもいい話ですが、読んでいただけた…

芳野しの

ちょっとしたどうでもいい話を書いてます。ほんとにどうでもいい話ですが、読んでいただけたらうれしいです。

最近の記事

ヤンマースタジアム長居。やっと思い出が上書きされた。私の夏は終わったけど、止まっていた時間がゆっくり動き出した。

    • 今日は雨のアリーナだったけど今までで一番楽しかった。Apple Watchで高心拍数の警告がで出てたので時間を見たら、ちょうど盛り上がってた頃だった。それだけ興奮してたのか。はたまた年のせいか…

      • ネゴシエーター

        近くの席の同僚が、取引先であろう相手と電話をしている声が聞こえる。同僚はベテラン。彼の温厚で柔和な人柄で、ネゴシエーションに関しては定評があった。 予算についての交渉をしているのか、納期の調整をしているのか、神妙な面持ちで、「はぁ」「はい」「さようでございますか」と相槌を繰り返している。彼の様子から、やや劣勢であることが見て取れた。 やっと彼のターンが回ってきたようだ。彼は満を持して「先ほどのおメールの件でございますが…」と切り出した。 ちょっと優勢に転じているのか、彼

        • じわじわと復活

          あらためて振り返ってみると、子供の頃から何かが長続きしたためしがない。 日記、おこづかい帳の類にはじまり、習字、ピアノといった王道から、新卒で入社した会社、他数社、あげくの果ては結婚まで、続かなかったものについては枚挙にいとまがない。 特にダイエット。卵だのリンゴだの、レコーディングだの糖質制限だの、新しいダイエット法が話題になるたびにとりあえずやってみるのだが、まあこれも見事に早期脱落をくりかえしてきた。 いやいや、各ダイエットは結果が出るまで続いてないが、いつもなにか

        ヤンマースタジアム長居。やっと思い出が上書きされた。私の夏は終わったけど、止まっていた時間がゆっくり動き出した。

        • 今日は雨のアリーナだったけど今までで一番楽しかった。Apple Watchで高心拍数の警告がで出てたので時間を見たら、ちょうど盛り上がってた頃だった。それだけ興奮してたのか。はたまた年のせいか…

        • ネゴシエーター

        • じわじわと復活

          ちょうど一年前にnoteを始めたことを思い出した。 もう一度始めてみようかな。 そこから何かが始まるかもしれないし。うん。

          ちょうど一年前にnoteを始めたことを思い出した。 もう一度始めてみようかな。 そこから何かが始まるかもしれないし。うん。

          迷探偵登場

          もともと視力はとても良いのですが、小さい文字が見えづらくなってきたので、老眼鏡を使うようになりました。仕事や出先で使うときは、ワインレッドやブラウン系の細いフレームの老眼鏡を服装に合わせて何本が使い分けるようにしています。 家だと、読書やPCを使うときは老眼鏡を使いますが、ちょっとしたものを見るときは、逆に老眼鏡をかけるのが面倒なので、虫眼鏡をいたるところに配備しています。 化粧品の使用方法や食品のカロリーのような、裏に書いてある小さい文字を見るときは、さっと使えて便利で

          迷探偵登場

          ゆっくりもぐもぐ

          いわゆる「せっかち」と呼ばれるタイプの人間です。じっと待つということがとても苦手です。 アメちゃんは、半分以下の大きさまで舐めた後、ガリガリ噛み砕きます。口の中で溶けきるまで待てません。 みかんは、小さければ半分、大きければ三等分くらいに割って、一気に食べます。一房ずつに割る時間が待てません。 カップ麺は、紙の蓋を一気に全部べりッとはがしてお湯を入れながらかき混ぜ、ほぐれた部分から食べ始めます。たった3分が待てません。 何をそんなに急いでるんだっけ?と自分でも思う時が

          ゆっくりもぐもぐ

          おもいで

          「すみません。駅はどこですか?」 「この道を左にまっすぐ行ってください。」 昭和の中学生英語の教科書のような会話になってしまいましたが、相手は令和の中学生で、日本語の会話です。駅までの道を教えると、男女混合6~7人の制服グループは全員で 「ありがとうございました!!」 と元気に頭を下げ、楽しそうに『修学旅行のしおり』らしきものを広げながら駅の方へ歩いていきました。 修学旅行のグループ活動か…。 自宅も職場も観光地の近くなので、毎年、春と秋にはよく見かけた光景です。

          おもいで

          おすそわけ

          ふるさと納税の返礼品が届きました。トイレットペーパーです。ふるさと納税というと、普段買わない高級なお肉や、旬の果物などを返礼品に選ぶ方が多いと思いますが、私は、あえてトイレットペーパーやお米を選ぶことにしています。買って持って帰るのが面倒なので。 特にこだわりもないので、芯なしの一番お得な業務用タイプで1箱24ロール入りを選んだのですが、24ロールといっても結構な量です。最近は在宅勤務の日もあるので以前に比べたら多少減りは早いかもしれませんが、一人暮らしなので、そもそもそん

          おすそわけ

          カ〇〇ラ

          今回はインフルエンザの予防接種。 仕事が落ち着いたら行こうと予定を入れていた結果、歯科検診だの人間ドックだのと続いて、今月は健康増進月間になってしまっている。 場所は、人間ドックと同じ健診センター。 待合室のソファーで接種の順番を待っていると、介護スタッフと思しき青年に連れられた80代くらいの老婦人がやってきて、私から一人分空けた席にゆっくりと腰を下ろした。 老婦人「○○さん、最近痩せたねぇ」 青年「最近カポエラをやってんのさ」 老婦人「かぁぽえーらぁ?て何ね?」

          カ〇〇ラ

          絶妙人間ドック

          先週、人間ドックを受診した。 心電図と腹囲の計測室に呼ばれると、計測スタッフが娘の同級生のお母さんだった。名札と声で気づいたのだが、親しいというほどでもなく、全く知らないわけでもない。一番リアクションに困る絶妙な知人である。 気まずい…。こういう場所で挨拶するのは、お互い気まずすぎる。知らん顔しておこう。 カルテで名前と生年月日を確認される。 私の名前は珍しいというほどでもないが、そんなにありふれた名前でもない。絶妙に特定しやすい名前である。ここで絶対、気づいたはず。

          絶妙人間ドック

          ガタガタガタガタ

          土曜日、仕事の関係で午前中、某観光地の清掃ボランティア活動に参加してきました。草むしり担当になったのですが、天気がよかったのでとても暑く、むしり終わるころには着ていた半袖Tシャツの脇汗が目立つほどでした。 午前中で作業が終わったので、お昼過ぎには帰宅。昼食後、横になってゴロゴロしていたら、朝からの疲れでいつのまにか眠ってしまいました。 はっと目が覚めると16:00過ぎで、17:00から近くの歯科に検診の予約を入れていたため、ちょっと焦りました。 いや、それより驚いたのが

          ガタガタガタガタ

          水玉模様

          最近、実印を押印する機会がありました。 印鑑を押すのは、とても苦手です。おばはんなので力も弱く絶対きれいに押せません。私の名前はフルネームでも画数が少ないので、きれいに押さないと実印の印影に少々まぬけ感が漂います。きれいに押したところで、まぬけ感は20%減くらいですが。 押す前に何度か練習しようと、そばにあった白い紙に押してみました。案の定、全体的に薄い。これはさすがにダメか。 次。真ん中が薄い。 もう一回。今度は端がかすれてる。 あーもう、何回押してもうまくいかな

          水玉模様

          帰宅困難

          夜遅く帰ってると、マンションの1階エレベーターの扉の真ん中あたりにミドル級のカマキリがぺたっと張り付いていました。ちょっと茶色がかっていてかなり強面です。 カマキリを払う勇気はないので、エレベーターに乗れません。しかし階段を登って帰るには、もう体力が残っていません。早く帰りたいのに…。 カマキリも暇じゃないだろうし、しばらくしたら餌とか探しにどっか行くんじゃないかな。 誰か来ないかな、カマキリが平気な男の人とか。 時間つぶしにエントランスをぐるぐるうろつき、誰か来ない

          帰宅困難

          なるほど

          Fire TV stickをHDMIの分配器でテレビに繋いだところ、なぜかTVerだけ番組の途中で数秒間止まるようになってしまいました。いきなり静止画になることが何度も続きます。 繋ぎ方は間違っていないようです。 しばらく様子を見ることにしたのですが、いきなり画面が止まり2~3秒すると再開というのが、数分おきにくり返されます。あーもう。 バラエティーのエピソードトークの途中や、ネタ番組のオチの直前で静止画、それもご親切にテロップでオチのセリフだけ見せてくれた状態で、はい

          なるほど

          非日常アンダーグラウンド

          地下へと続く薄暗い階段を、一段ずつ慎重に踏みしめながら降りて行く。少しだけ鼓動が早まるのを抑えるため深呼吸をすると、古い建物特有の湿った冷たい空気が鼻腔から肺へと流れ込んだ。 階段を降り切ったところに立っていた若い男が、丁寧に言った。 「何時のご予約ですか?」  私が予約の時間を告げると 「そのまままっすぐにお進みください。」 青白い蛍光灯に照らされた廊下を静かに進む… 「接種券、予診票、本人確認書類はお持ちですか?」 そう、ワクチン集団接種である。 この某市

          非日常アンダーグラウンド