水玉模様

最近、実印を押印する機会がありました。

印鑑を押すのは、とても苦手です。おばはんなので力も弱く絶対きれいに押せません。私の名前はフルネームでも画数が少ないので、きれいに押さないと実印の印影に少々まぬけ感が漂います。きれいに押したところで、まぬけ感は20%減くらいですが。

押す前に何度か練習しようと、そばにあった白い紙に押してみました。案の定、全体的に薄い。これはさすがにダメか。

次。真ん中が薄い。

もう一回。今度は端がかすれてる。

あーもう、何回押してもうまくいかない。

もう一回、もう一回。もう一回、もう一回。

ミスチルのごとく「もう一回」をくり返し、白かった紙が草間彌生作品ばりの見事な水玉模様になった頃、なんとかそれらしく押せるようには、なってきました。


慎重に署名して、押印。ちょっと薄い気もするけど、まあ、よしとしよう!


あと何ヵ所か押す場所があったはず。

ん?!… 

2冊の表紙を重ねて少しずらして1か所に割印??

その次は、表紙と裏表紙の綴じてある部分にも割印…割印。

めんどくさすぎる。だんだんやる気がなくなってきました。


だいだい割印って何か意味あんのかよ?なんで割るんだよ?割ったら、なんかいいことあんのかよ。


もう、反抗期男子のいいがかりです。


そんな態度で押したため、三箇所あった割印は三箇所とも失敗。


水玉模様の書類ができあがりました。



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