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家族全員コロナ陽性!?~コロナ感染・自宅療養の記録~

「私はめったに外出しないし、ワクチンを接種しているから、コロナには感染しない自信がある!」

健康には自信があったので、そう意気込んでいましたが、ちょっと前にコロナウイルスに感染してしまいました。

遅番勤務→通し勤務(※)→通し勤務→早番勤務+残業→休日出勤(3~4時間程度)
(※開店準備~閉店までの通し勤務。拘束時間は12時間以上ある。)

といった食事や睡眠時間を犠牲にした激務もこなし、勤務中に倒れた事もなかったので、健康にはかなり自信があったのです。

「ドラッグストア」という不特定多数のお客さんが出入りする職場にいるので、「手洗い・うがい・消毒・換気・マスクの着用」といった基本的な感染対策は、欠かさず行ってきました。

また外出についても、なるべく必要最低限の買い物に留め、外食や友人と会う事もこの数ヶ月は控えていました
遠出したり、友人たちと会ったりしたのは、5月が最後でしたね…。
(とは言っても、ほとんどの時間を「職場と家の往復」に費やしているので、そもそも「自由な時間」は少ないのです。)

これだけ気を付けていても感染してしまったので、コロナウイルスの感染力というものは恐ろしいですね。


【まさかの家族全員、コロナに感染!?】

事の発端は、妹が体調を崩して、コロナ陽性と診断された事でした。

それに伴って、私たち家族は「濃厚接触者」となり、自宅待機をする事になりました。

突然の事だったので焦りましたが、
この時はまだ、妹を隔離して、念入りに換気をして、お風呂は一番最後に入ってもらい、食事の時間をズラせば大丈夫だと思っていました。

しかし事態は、日に日に変わっていきました。

妹の感染が判明した翌日から、祖父が激しく咳き込み始めたのです。
この時は幸いな事に、父がまだ感染していなかったので病院へ連れて行ったところ、祖父はコロナ陽性と診断されました。

その翌日には、母が「発熱・咳・喉や関節の痛み」を訴え始めました。
私は無症状でしたが、念のためと思い「医療用抗原検査キット(事前に購入していた物)」でセルフチェックをしてみたところ「陽性判定」が出ました。そしてその日のうちに、「発熱や喉の痛み」といった症状が徐々に出てきました。
最終的には父も、その翌日に「発熱や咳き込み」といった症状が出てきました。

濃厚接触者になったり、体調を崩したりするのは予測がつかない事なので、
自宅に「医療用抗原検査キット」を1個でもストックしておいた方が良いと、この時つくづく思いました。

※抗原検査キットは、調剤薬局など薬剤師さんが勤務しているお店で販売しています。

結果として、私・父・母の3人まとめて地元の内科にてコロナ陽性と診断されました。
一般診療で忙しい中、診察して下さった先生・看護師さんには大変感謝しています。

この様にして、いつの間にか家族全員が順番にコロナに感染していったのです。
(懸賞やくじは当たらないのに、病気だけはしっかり拾う私たちって何でしょうか…?)

内科の先生と話して後から分かった事ですが、
感染者を隔離していても、トイレ・洗面所・お風呂は共同利用であった為、そこから感染が広がった可能性が高いという結論が出ました。
「換気」はしっかりと行っていましたが、振り返ると洗面所やお風呂でも激しく咳き込んでいたので、納得できる結論です。

ここから数日間、私たち家族は38度前後の高熱・喉や関節の痛み・激しい咳き込みに苦しめられるのです。
家族全員が、食事・風呂・トイレ以外は「ほぼ1日寝たきり」になるのです。


【家にあって助かったアイテム】

まさかコロナに感染するとは思っていなかった為、自宅療養に向けた準備は特に行っていませんでした。

ただ思いがけず、「暑さ対策」や秋以降の「コロナワクチンの副作用対策」に向けて用意していたアイテムが、発熱時に役に立ちました。

市販の解熱鎮痛剤→「解熱・頭痛・関節痛・咽頭痛」に利用できる。わが家では医師の診察を受けるまでの「つなぎ役」として、常備薬として買った「バファリンルナi」を利用した。
《※「15歳以下の子供さん・妊娠中や授乳中の方・持病のある方」では利用できない薬があります。その様な方は必ず「医師・薬剤師に相談」して適切な薬をもらって下さい。》

冷却枕、熱さまシート、ネッククーラー、洋菓子店でもらう保冷剤→頭だけでなく、首・脇・関節も冷却する必要がある。38度近くの発熱がある場合は、交換の頻度も高くなるので、複数個用意すると良い。

スポーツドリンクや麦茶→発熱時に大量の汗をかくので、「水分・ミネラル分を補給」する為に利用。
特に麦茶はペットボトルだけでは追い付かないので、やかんで煮出す「麦茶パック」に助けられた。
《あとは、薬を飲む時に利用するミネラルウォーターも必須。》

ゼリー飲料(inゼリー等)→喉の痛みが強くて熱を持っている時は、固形物が喉を通らなかった。その様な場合の「食事代わり」に利用した。
《※栄養面を考えると、パウチタイプの「お粥や雑炊」があると、なお良かったかもしれません。》

また自宅療養中は買い物にも出れないので、日頃から「お弁当のおかず」や「食事が物足りない時の為に」と買い貯めておいた食品も役に立ちました。

おかげで、冷蔵庫やストック用の棚はスッキリしております…。また色々と買い足さなければなりません。

冷凍食品→お弁当のおかず、生協や通販で買った肉料理・魚料理・揚げ物、ミールキット、丼もの、ご飯もの、麺類等。
《「野菜や肉」を「冷凍保存」する習慣があれば、より助かったのではないかと思います。》

長期保存可能な食品→カップ麺、乾麺(パスタ・うどん・素麺)、カップスープ、インスタント味噌汁、お茶漬けの素、雑炊の素、レトルトカレー、パスタソース、カレーやシチューのルゥ、おかずの素(Cook Do・うちのごはん)、缶詰め、冷蔵のパウチのおかず等。
《発熱や倦怠感で手の込んだ料理が作れない時、朝食や昼食を簡単に済ませたい時に便利。》

じゃがいも・玉ねぎ・人参→これがあれば、カレーやシチューが作れます。(肉が無い場合は、ウインナーや魚肉ソーセージで代用する。)
保存がきく野菜なので、何かあった時の為にと、日頃から必ずストックしています。
《わが家では、ピーマン・ブロッコリー・ナスも、冷蔵庫に入っている率が高いです。薬味ネギは、プランターで育てています。》

私の住んでいる地域は、コンビニはすぐ近くにありますが、スーパーやドラッグストアまでは少し距離がある所です。
災害のリスクこそは無いものの、車を所有していない方にとっては少々不便な地域であるが故に、ストック品が必要になるのです。
仮に車を所有していても、何か1つ買い忘れがあると少々面倒くさいのです…。
(生協・宅配・通販を利用するのも、そういう理由があっての事です。)

そういう事もあって、日頃から「お米・冷凍食品・レトルト食品・インスタント食品・調味料・ペットボトル飲料」等をストックしています。
お風呂・トイレ・キッチン等で使う「日用品」についても、ポイントデーや売り出し時にまとめ買いをしてストックするようにしています。
ストック品を使ったら買い足す様にしているので、「ローリングストック」の様な感じですね。
(私は、足らない物があれば、仕事のついでに買い足しています。)

そのおかげで、深刻な食品・日用品不足に陥る事はありませんでした
イレギュラー時こそ、「いつも使うアイテム」が揃っていると、安心できますよね。
ローリングストックは、是非ともオススメしたい方法です。

ご家族に、アレルギーのある方・ご高齢の方・介護が必要な方・乳幼児がいる場合は、それに合わせたアイテムが必要になります。

「いつも使うアイテム」をストックする事がより重要になってきます。

ただどうしても、野菜・肉・魚・卵・日配品(ハム・豆腐・練り物・乳製品等)は底をついてしまったので、比較的近くに住んでいる親戚に頼んで買ってもらいました。
最近では葬式や法事くらいでしか顔を合わせていませんが、改めて「頼れる親戚がいて良かった」と感謝しています。


【最後に】

最終的に私たち家族は、内科で処方された薬によって、高熱・喉や関節の痛み・激しい咳き込みからは無事に解放されました。
重症化する事もなく、「ほぼ1日寝たきりの状態」から無事に元に戻れたので安心しています。

しかしながら、全身の倦怠感・喉の違和感・時々出る咳は、ちょっと長引きそうです。
食欲はあっても食後に「だるさ(疲労感?)」が襲ってきたり、少し家事をするだけでも疲れてしまいます。(家事が溜まっていく一方です…。)
自宅療養中に、部屋の整理整頓か資格維持の為のEラーニングを行おうと思っていましたが、それどころではありません…。
こんな調子で仕事に復帰して、しっかりと業務をこなせるか心配ですが、気合いで乗り越えます。

結論、一番良いのは「コロナに感染しない事」です。
自宅療養中は、仕事や学校等の社会活動が全てストップしてしまう為、職場や学校等に負担をかける事になります。
また、感染者の面倒を見る家族、買い出しを手伝う親戚や知人にも負担がかかります。
感染者本人も、咳や倦怠感の残る状態で、復帰後に諸々の遅れを取り戻すのも大変だと思います。
(私たち家族の様に、濃厚接触者で自宅待機中に感染する事もあるので注意が必要です。)

実際に感染して、「基本的な感染対策」の重要性に改めて気付きました。今後も気を抜かずに実施していきます。
ただ、どれだけ気を付けていても、感染する可能性はあります。もはや、いつ誰が感染するか予想ができません
その為、各家庭で有事に備えて「自宅療養に必要な物」や「いつも使う物のストック」を用意しておく必要があります。

特に食品の「ローリングストック」は、災害時にも役立つのでオススメです。
9月1日の「防災の日」も近いので、是非ご自宅のストック品を見直してみてはいかがでしょうか?


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