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予測で授業が変わる?

こんにちは。

このシリーズでは日々、学生さんたちと向き合う教育現場の方々に向けて、「授業改善のためのヒント」をご紹介していきます。

全5回シリーズですが、少しでも参考になれば幸いです。

第4回目は、「予測」についてです。
 
代々木ゼミナール講師の授業では、生徒の理解状況を予測した上で指導を行う場面がしばしば見られます。

「こう考えた人いるでしょ。それだと答えが出ない。なぜなら~」
というイメージです。

生徒が誤りやすいポイントを講師が事前に把握した上で授業を行っています。日々の授業の中で生徒の反応を確認し、それを次の授業に生かすことの繰り返しによりこうしたノウハウが身につくのだと思います。


例えば、高校1年生の英語の授業で、生徒が英文法の大切さを理解していないと感じ、これを伝えたいとしたら、どんな授業が効果的でしょうか。

英文法の大切さについて、授業の冒頭で説明するという方法が一般的かもしれませんが、以下のような英作文形式で導入するのはいかがでしょう。

英文法の重要性を講義するよりも効果的な気がします。

ここでは、生徒が抱く疑問「なぜ英文法を勉強するの?」に対して、
その意味を身をもって体験させたいという指導意図
があります。

生徒の考えていること(頭の中)を「予測すること」が、
効果的な指導につながると考えます。


次回は本シリーズの最終回として、「汎用的な指導」について考えます。

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