僕は本当は、セレブ犬より野良犬になりたいのかも

僕はメンタルコーチとして、企業向けの人材研修や、個人向けのメンタルコーチングを提供していますが、小さな会社の経営者でもあります。

何とか16年目を迎えることができましたが、2020年になって始まった新型コロナ騒動で順調だった業績もここにきてボロボロに・・・。

でもリーダーが動揺したり元気を無くしていては社員さんが不安になると思って、出来る手（給付金等の手続き）はすべて打ち、いまは今年後半から来年にかけてどう立て直していくかを模索している日々です。



ここ３ヶ月くらい、感染予防を徹底し、自粛期間はひたすら事務所と家を往復する日々を送り、気持ちはずっと張りつめていて、ここ数日、「そろそろいい加減にしてくれよ！」っていう、過度にコロナを怖れて経済活動にブレーキをかけている人たちへの八つ当たりのような気持ちが爆発しそうになっていました。


「この精神状態はちょっとまずいな・・・」

そう思って、ちょっと息抜きに、こんな本を読んでみました。

＜表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬＞　
オードリー 若林正恭 著

若林さんは内向型で劣等感にまみれていて、世の中を曲がって見ていて、面倒くさいヤツって印象で、何か自分と繋がる感じがして昔から好きだったのですが・・・(^^;


キューバへの一人旅のエッセイなのですが、さすが厳しい競争社会を勝ち抜いた芸人さん、本にはちゃんとオチまでついて、ただのエッセイでは終わらせない・・・さすがだなって感じました。


これ言っちゃうと経営者としての自分が崩壊しちゃいそうで言わないようにしていたのですが、若林さんも同じような「問い」と向き合われていたようなので、僕もここにだけに吐き出しておこうと思います。


「働くって何だろう？」

「幸せな人生って何だろう？」

僕は企業向けの研修講師でもあるので、ビジネス書に書いてあるような、働く目的やモチベーションの話しならいくらでもできます。

そうじゃなくて・・・

世の中の多くの仕事って、本当は要らないものを一所懸命売ることなんじゃね？（人はそれをマーケティングと呼ぶ）

そして世の中が幸せだと思っていることのほとんどが、本当は要らないものを買ったり味わうことなんじゃね？

って思っちゃったわけです。(^^)/

（これ、言葉にしちゃうの、けっこう辛い）



いつまでもコロナにビビってないで、一刻も早く経済を回さないと！！
そう思って、最低限の感染予防は継続しつつ頑張っていたんだけど・・・


「あれ？オレらが提供している仕事って、本当は要らないのかもなぁ」

そう思ったらなんか、力が抜けちゃって・・・

ここ最近は、毎日のように企業の倒産や閉店のニュースが流れます。
そしてそれは、このまま行くとこれからさらに増えることでしょう。

「おいおい、マジでやばいぞ！！」
「でも絶対、生き抜いてみせるぞ」

そう思っていたのですが、ちょっと違う「問い」を投げかけてみたのです。


「ん？倒産しちゃダメなの？」

「ん？閉店しちゃダメなの？」

そう問うてみたら、違った仮説が浮かび上がるのです。



破壊と創造

会社も倒産しお店も潰れ、街も国も崩壊・・・
でもその先に、本当に素晴らしい人類にとって幸せな未来があるのかもしれないと・・・。


ちょっとスピリチュアル的な感覚が入りますが、人類はいま覚醒しているという見方があります。

自我を超えて、魂のレベルで言えば最上級のクラスに、多くの人が進化するときだと。

その為にいま、様々なことを見直すときなのかもしれないなぁって。
（コロナショックも必然で起きているしたら・・・）

もちろん経営者として会社を倒産させたくないです。
でもね、ただ儲かればいいっていう主義からは離れてビジネスを考えられる自分をこのタイミングでバシッと構築しておくときだなぁって感じています。


いま、世の中がおかしくなっているのも、根本的な原因はすべて利権やエゴのように思うのです。

裏では必ず利権やお金が絡んでいるように感じてしまいます。
最近は政治家もマスメディアもWHOすら信用できない・・・


そういうのを超越したリーダーが、次の時代をつくるようにも思うし、この先も永く続けることができる経営者も、利権やお金で力をつけた人ではなくて「純粋性」というのでしょうか、先ほど言ったスピ的表現をするならば魂レベルが高い人なのかなって思っています。（こんなこと言うと笑われるのが現在の社会ですが）

とうことで、

コロナショックで凹んだ業績を立て直すべきだという思考と、人類にとっての、地球にとってのホントの幸せって何だろう？っていう、とても深くて、答えを知ってしまうことが怖いとさえ思える問いをもって、今年後半戦に入っていこうと思います。


何の意味もない雑記をお読みくださり有難うございました！

あなたのご活躍をお祈り申し上げます。

＜肌勢健二のHPはこちら＞