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#12 膠原病だということ

自分の今の活動の源は【膠原病】であること。
原因不明の難病。
それ故に治療法も確立されていないし、何を気を付けて良いかも分からない。
その反面、制限されることも多い。
毎月の検査。その結果に一喜一憂する自分。
長時間の診察待ち。ステロイド量の増減。
毎日見る大量の薬。
副作用で丸くなる顔(ムーンフェイス)。
先が見えない治療と完治。
当時は疲弊しきっていました。
それでもやっぱり治したい、良くなりいという気持ちがありました。

追い打ちをかけるように膠原病発症の1年後に最愛の母が亡くなり、
どうにか自分と向き合う自分だけの時間が欲しいと始めたヨガ。
そこで出会った若い女性のインストラクターが「自分の人生」を謳歌しているのがあふれ出ていて…
私は周りの目や評価を気にして生きてきてしまったので
自分がどうしたいかよりどうすべきかを軸に選択してきた人生でした。
だからこそ、彼女に魅了されたんだと思います。
ヨガをしているとこういう人になれるのかな…ヨガって何なんだろう。
それが私がヨガを学び始めたきっかけです。
そこからヨガスクールに通い始めましたが、筋骨格系のことは分かっても
私の問いに対する答えは見つからず、ヨガの真髄は分からないままでした。
ヨガが良いという“感覚”はある。でも腑に落ちない。

スクール卒業後どうするか…
患者である私はヨガと医療を結び付けたいという気持ちがありました。
医療の現場で太刀打ちできるヨガ。医療としてのヨガ。
スピリチュアルなイメージやポーズ(筋骨格)のイメージがある人が多いかもしれませんが、私はヨガの良さに科学的根拠が欲しかった。
そして、統合医療の1つとして認知されているヨーガ療法を学ぶことに決めました。
科学的根拠・エビデンスのあるヨーガ療法を学んで、ようやく腑に落ちました。そして、どうして自分が生きづらかったのか、健康とは何なのか、なぜ膠原病になったのか納得しました。

そして、膠原病をきっかけに自分と同じように生きづらさを感している人がいたら、生きやすくなって欲しいと思うようになりました。
そんな思いがありながら、私は自分が膠原病ということを公表するのがすごく怖かった。根深い自分の癖で【周りからどう見られるか】が気にってしまうから…。【膠原病】という刻印のイメージもあったのだと思います。
けれど少しずつ公開し始め、同じ膠原病の人からメッセージを貰うようになりました。「参考になる」、「励まされてる」と。
逆に私が励まされました。もっと膠原病ということをオープンにしていいんだなと。こんなに温かい人達と繋がれるんだなと。
本当にありがとうございます。
膠原病の私が医療としてのヨガを発信することにとても遣り甲斐を感じる事ができそうです。
trust myself


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